占いじゃ

　占いじゃない方が、怖いよ。

　“占い”を口実に、相手に真実を伝える占い師がいるらしい。
　まあ、その方が、良いのかも知れないけれども。適当な、占いとやらをやるよりは。

　「占いじゃない方が怖いよ」。
　占いで、当てられるより、占いなしに、当てられる方が、怖い。
　「何で、そんなこと、分かるの？」と思う。

　『仕事運がない』と言っていた人がいたが。
　「運じゃない」と思った。
　「就職の面接の時には、１０分前には、面接場所について、５分前には、面接の挨拶をするようにしないと」と。
　人生を生きて行くのに、『運が必要だ』と考えていたら、幸福を失うだろう、と思う。
　その人は、『就業時間の５分前には、会社に着いておくこと』を知らなかったのだろうと思うのだけれども。
　だから。「待ち合わせの、５分前には、待ち合わせ場所には、着いておけよ」と。私は、怒ったが。それまで、そういう事を、言ってくれる人間はいなかったのだろうかと思う。とても、疑問に思うが。

　『儲けられるうちに、儲けておけというのは、貧困意識だね』という。
　科学なら、同じ方法を取れば、同じ結論が出るはずだから。
　後が、続かないというのは、科学ではない、と。
　“運”頼みにすること自体が、幸福に逃げられる理由。
　科学なら、同じ方法を取れば、同じ結論が出るはずだから。

　「宝くじは、一枚だけ、買って、『当たりますように』と願いをかけるのが、正しい買い方」と思う。
　運で、なんとか、しようと言うことが、幸福に逃げられる理由だと思う。
　何とか、科学的に説明出来る、幸福の方法を考えないと。
　「世界の幸福を実現しようとすれば、自分の幸福も手に入る」は、科学だと思う。逆に、「『自分が良ければそれで良いのだ。他人が不幸になっても関係ない』　という人は、自分の幸福が手に入らない」というのも、科学だと思う。

　愚痴、愚痴言っている人達は、結局、嫌われて。幸福が手に入らない。
　ニコニコ笑っていたら、他の人も、ニコニコ笑ってくれる、というのは、科学ではないのか。

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