『貧困襲来』という本を読みましたが。肝心なことが、書かれていません。
「最低賃金をあげろよな」という問題です。
大体、いわゆる、生活保護受給世帯、高齢者、障害者、母子家庭、ではなく。
働ける世帯が、生活保護を受けるはめに、なるのは、最低賃金が低いせいだとおもいます。
東京都の最低賃金は、今現在、739円とのことだから。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-02.htm
739(円)×7(時間)×5(日)×4(週間)=10万3460円
これに対して、25歳一人暮らしの人が、生活保護をもらうとした場合、生活保護の給付費は、
http://www.seiho110.org/seido/frame3.htm
第1類 4万410円+第2類4万3910円=8万4320円
これに対し、東京の家賃の相場は、練馬区(よく分からないので適当)で、
http://www.cuore-s.jp/chiiki/nerima.html
ワンルームマンション6万7千円。
これから、1万円引くと(平均よりも、安い所に住むとして)5万7千円。
合計すると、14万1320円 (8万4320円+5万7千円)
という訳で。『貧困来襲』に出てくるような、一人ぐらしの、ネットカフェ住民の人達が、普通に生活を送れるような、世の中にするためには、
最低賃金が 14万1320円÷20(日)÷7(時間)=1009円
にならないと、だめだということが分かります。
今の東京都の最低賃金は、739円だから。
1009(円)÷739(円)=1.37(倍)
にしないといけないことが分かります。