反対の事を正しいと言う

　反対の事を、『正しい』と言う。

　西原理恵子さんの話で。
　『「ラーメン食べに行こう」と言われて、ラーメン食べに行って、会計の時に、「俺お金がないから、払えない」と言われたら、自分が払わざるを得ないでしょう』と。
　
　「いや、だから、そんな男性と付き合うな」と。
　そりゃそんな男性と付き合っていたら、『結婚した男性は、アルコール依存症で』となるわ、と思う。
　何で、『不幸な人』と付き合おうとするのかな、と思う。
　世間的に見れば、世の中の大勢の人は、『ご飯を奢ってくれる』男性と付き合いたいと望んでいるのに。

　女性は、子どもを産むのに、無職の時があるから。
　その期間、お金を稼いでくれる男性が必要、と。
　だから、男性が持っているお金というのは、結婚して、子どもを産むとなったら、必要で、と。
　
　『愛もお金で買える』と。
　だけど、お金がなかったら、それでは愛は買えない、と。
　「お金で出来る事は多い」のだから。
　そして、「お金がなかったら、出来ない事も多い」のだから。
　何で、自分が傷つく事が分かっている男性と付き合うのかな、と思う。

　「反対の事を、『正しい』と言うのだね」と思う。
　本当は、幸せな人の事を、『正しい』と言えば良いのに。
　不幸な人の事を、『正しい』と言う。

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