それとも、雇用不安が原因でしょうか。
(デフレの中で)構造改革、すなわち、産業効率化(ITも含む)を進めると、人手がいらなくなり、失業が発生します。失業が発生すると、その人達(フリーターの人達も含む)の購買意欲が減少します。
これが日本の長期不況の原因かもしれないのですが。
どうなのでしょうかね。
ワーキングシェアを導入すべき、との意見があるのですが。それよりも、「最低賃金を引き上げて、パート(フリーター)の賃金を上げて欲しい」です。(雇用需要はあるのですから)で、ワーキングシェアの前提となる、高齢者の賃金を引き下げて欲しいです。でも、高齢者の賃金が高いのは、一部の保護産業の人達、つまり、公務員とか、新聞社の人達だけかも、しれないです。よく分からないけれども。
よーするに、「フリーターの人達の賃金を上げて、普通の正社員と同じぐらいの賃金にして欲しい」です。
(ヨーロッパで行われている)ワーキングシェアの前提となるのは、”同一労働、同一賃金”の仕組みですから。確かに、日本の年功序列の前提は、”子供の教育費が必要だから”なのでしょうけれども。フリーターが正社員になる、つまり、フリーターの人達が、年功序列の賃金権利を受け取ることは、難しい、中途採用はほとんどない、のですから。
なんか。不公平だと思います。企業が正社員を雇わなくなった、時代に、大学を卒業した人間としては。バブル期に採用されて、後輩がいなくなったから、自分達は、不運である、と嘆いている、恵まれた人達がいるそうなんですが。「彼らは、幸運で、私達は、不幸である」と思います。ちょっと、だけ不幸なのは、不況の時に、解雇されてしまった、中年の、家族を持っている人達でしょうか。(まあ、その子供もかわいそうみたいですが)もっと、不況で、一般雇用されなかった、若い世代の不幸についても、言われても良いと思います。そのせいで、フリーター(や、派遣社員)にならざるを得なくなって。多分、結婚して、子供を持つことも、出来なくなったのでしょうから。
「フリーターでも、結婚出来る」ような、世の中には、ならないでしょうか。
ちなみに。イギリスの出生率は、2種類あって、高齢出産(と言っても、30歳くらいだが)と、若い10代の出産です。
ヨーロッパ的には、可能な気がします。つまり、”子供の教育費”を気にしなくて良い、ということで。「別に、大学なんて良い。それよりも、バカンスである」という、世の中になれば、日本の出生率も、もっと、上がるような、気がします。(日本でも、貧乏人は、保育料は、とても、安いしね)
日本(韓国もだが)の、出生率低下の原因は、”教育費の高さ”にあると思います。
まあ、”親の義務”をうるさくいう、世の中では、無理か。「夫婦共働き(フリーター同士結婚)で、月収20万の、生活」で、子供を産んだら、世間が、あまり、良い視線を向けないような、気がします。
まあ、過去の感覚にとらわれているだけかも、しれませんが。(もっとも、フリーターの人も、そんな選択はしないかも。貧乏になるだけだし。結婚、子供を生む、というのは、”賃金上昇期待”がある時しか、行われないのかも。そうする、必要な施策は、”年齢と共に最低賃金があがるという法律、パート時給を上げなさいという法律、の導入”でしょうか)
まあ、そんな所の話です。