2016/2/11 9087D臨時北斗87号の速度グラフです。車両は283系でした。
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函館~長万部間。
北海道新幹線開業後は藤城線ルートを走行することはないと思われることから貴重なデータですが、283系はGPSの入りが悪く、トンネルの多い藤城線区間はほとんどデータが取れていません。石谷駅から野田生駅間も惨憺たる状況です。駒ヶ岳駅からはカーブの連続区間で速度が抑制されますが、追加の規制も入っていたようで、森駅では3分ほどの遅れとなっています。八雲駅・長万部駅も3分ほどの遅れです。
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長万部~東室蘭間。
この日は有珠駅そばの踏切で電柱が傾くトラブルがあり(当て逃げだったようです)、長万部駅で50分ほど足止めを食らいました。ちょうど跨線橋下に停車していたためGPSが途切れてしまっています。静狩駅を過ぎるとトンネル連続地帯となり、小幌駅は当然捕捉できず、さらに洞爺駅も逃しています。有珠駅の事故現場付近は徐行で通過し、伊達紋別駅では約54分の遅れです。伊達紋別駅の先では先行列車が詰まっていたようで徐行運転がありましたが、東室蘭駅では約50分遅れに回復しています。
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東室蘭~札幌間。
登別駅では乗降に時間がかかり、約52分遅れです。苫小牧駅でも50分ちょっとの遅れで、札幌駅で50分ちょっとの待ち合わせの列車に乗り換える予定なのでちょっと心配になってきます。南千歳駅の手前では停止信号に引っかかりましたが、約47分遅れに回復しています。新札幌駅はビルの谷間にあるためGPSが途切れていますが、約40分遅れのようです。白石駅あたりからは先行列車が詰まっていたのか徐行が続き、終着の札幌には約45分遅れでの到着でした。ヒヤヒヤしましたが、乗り換え列車には余裕をもって間に合いました。
283系は本来の任務であるスーパーおおぞらで110km/h運転を行っていますが、今回の臨時北斗でも最高速度110km/hのいたわり運転でした。
この臨時北斗は直前に出発するスーパー北斗7号に比べて札幌までの所要時間が30分以上も余計にかかります。今回乗車して最高速度が10km/h遅いのがわかりましたが、調べてみると伊達紋別から先でだいぶダイヤに余裕を持っていました。遅れを回復できた区間があったのは余裕を持ったダイヤ設定が幸いしていたようです。せっかく調べたので所要時間のグラフを載せておきます。
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スーパー北斗7号・臨時北斗87号・北斗9号の駅間所要時間。伊達紋別から先で臨時北斗87号の所要時間が長くなっています。北斗9号はスーパー北斗7号に比べて全体的に所要時間がかかっています。最高速度は同じ120km/hですが、車両性能の違いが考慮されていると思われます。
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スーパー北斗7号・臨時北斗87号・北斗9号の函館駅からの所要時間。スーパー北斗7号が最速で、北斗9号は12分、臨時北斗87号は33分余計にかかっています。
(速度グラフの作成にはカシミール3Dを、所要時間グラフの作成にはLibreOffice Calcを使用させていただきました)
(etrex30Jで「記録方法:時刻、記録間隔:1秒」の設定で記録した軌跡です)