ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

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専門家の見解と熊森の大本営発表

2011-06-07 22:37:31 | 熊森
 ようやくというか、やっとドングリをクマに与えることへの専門家の見解が出ました。

「ドングリを収集し熊に与える行為」について:専門家コメント
おおむねまっとうで素人に見せる分にもさして問題ない見解でしょう。一つ個人的に気になったのが、中村 幸人教授のこの文章です。


しかし緊急避難的な一時的な持込みは継続的な持込みより影響は小さいでしょう。


熊森は継続的に大量にまいているんですが?何やってるか把握してるんですよね・・・・・・?


 間接的にはドングリが発芽・定着して成長し、森の生態系に影響を与えるのではないかという心配があります。土壌と日射、気温、降水量などの気候要因が適していれば、ドングリの発芽は促せるでしょう。人々の暮らしている暖温帯に多いドングリは常緑のカシ類、コナラやクヌギを冷温帯のいわゆるブナ林域に置いても発芽は難しいでしょう。発芽してもほかの樹種との競争に勝って成長することは厳しいと言えます。また、ドングリは昆虫による食害を受けやすく、生残の可能性も少ないものです。したがって持ち込まれたドングリが成長して森を変えてしまうことはないと思います。


たしかに森を構成するドングリがすべて他種に置き変わるということは現実的でないかもしれません。しかし、地理的に近い地域個体群間の場合の遺伝子攪乱の場合はどうするんですか?一般向けだから話をややこしくしないように省いたのだと思われますが。

 さて、次は熊森の大本営発表について。

さらなる野生鳥獣の捕殺促進拡大をはかる、環境省「第11次鳥獣保護事業計画の基本指針(案)」に対するパブリックコメント 6月10日締切

うん、多くは語りません。まぁ読んでみてくれ。辟易するから。
一つ突っ込むなら、獣害対策では予防が非常に重要ということは関わる人なら常識なんだけど、熊森はなぜかそこに触れずに“殺す”ことだけを強調しています。煽っているといってもいい。
自分たちでおびき寄せる要因を作っておいてこの発言はまさしくマッチポンプですね。
パブコメなんて内容を完全に理解していないと有効たり得ないのですが、熊森は数の暴力を使うつもりでしょう。パブコメは人気投票ではないという基本的なこともわからないようで。
このようなやり方はかつてのブラックバスのパブコメを思い出させます(そのころから熊森は外来生物駆除反対でバサーと歩調を合わせていた)。
また、無駄に善意が消費されますか・・・・・・。
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2 コメント

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都合の悪いことには目をつむる ("ね")
2011-06-08 01:29:02
某団体のパブコメ記事は脱力しました。
シカの山を丸裸にする食害や希少高山植物をどか食いする被害(和歌山県、神奈川県丹沢、日光など)はすんげー有名だと思うのですが。過密人工林伐採すれば下層植生が復活して餌が増えたシカがどばっと増えるだけだし、そもそも平地にいたシカ・イノシシが山が豊かになれば山に帰るって…。
人間が生息域を奪った動物が人間がへったってきたらそもそもの生息地に戻ってきたのをまた山に追いやるのかい?おかしくないかその主張。帰っていく方向が逆だ。
某協会たちのやってることも、追い払い=野生動物の生息域を奪うことだ。どっちかっていうと平和的ですがね。
ただ、べらぼうに時間がかかる。数十年単位下手すら100年近くの我慢が必要。それまでどうする?山に餌やりですか?
そんなレトリックに善良な人たちは気づかないのでしょうね。
無駄に善意が消費されますね。
私は気になることにはパブコメに対し意見提出しましたよ。餌付けについてですが。
では、"ね"
パブコメらしきもの ("ね")
2011-06-10 06:00:33
「第11次鳥獣保護事業計画の基本指針(案)」へのパブリックコメントに声を届けよう!
http://kumamori.org/news/blog/2011/06/09/recent-act/5082/

なんですかこれ?
自然保護系の他の団体はもう少しましなものを公開していますよ。(素案への意見提出として)
では、"ね"

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