貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

親鸞聖人七不思議「片葉の葦」が玉江に繁茂!

2023-05-16 10:41:06 | 日記
令和5年5月16日(火)
 歌枕となる証の古歌。

まず、後拾遺和歌集の一首。
「夏刈の 
  玉江の芦を 
   ふみしだき 
   むれいる鳥の 
     立つ空ぞなき」
 藤原俊成(古今和歌集)の歌は、
「夏刈の 
   芦のかりねも 
     あはれなり          
   玉江の月の 
     あけかたの空」 
忠房親王の歌は、
 「夏刈の 
    玉江の芦の 
       短夜に            
   見る空もなき 
      月の影かな」
 承元元年(1207)、
親鸞聖人は越後に流されたが、
その道すがら沿道の人々に
一向念佛を説かれる。
 越後の親鸞聖人七不思議の一つに、
「片葉の葦」
というのがあるが、
越前にも七不思議があり。
 その片葉の葦は
先年までここ花堂玉江一帯に繁茂
していて、
聖人の遺跡として伝承されている。
 玉江二の橋の竣工を記念して、
有志相計り聖人の御遺徳を偲んで、
この石碑を建立したという。



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