RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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楽茶碗と新春の「雪松図」

2014-01-08 21:30:00 | 美術
見てきました

三井記念美術館

会期は2013年12月4日から2014年1月25日。

今回は楽茶碗と「雪松図」
昨年末にも見に行っていますが、年始は円山応挙「雪松図」の展示ということで、ほぼ、これだけを見る目的でいってきました。
入れ替えがあったのはこの応挙の作品のみ。
ですので、今回はこの1作品だけを取り上げたいと思います。

六曲一双の屏風です。

輪郭線を使わない没骨技法で描かれた松は、右隻はごつごつとし、力強い老松。
左隻は2本の若い松が柔らかに描かれています。
特に右隻の老松は墨の濃淡や筆使いで表現された質感や立体感が見事です。
触ったら硬そうな感じがよく出ています。
松に降り積もる雪は和紙の地肌の色を生かしています。
中央は大きく余白があり、奥行きを感じます。
松の葉は針のように細やか。
背景に金泥が塗られ、華やか。
よく見ると松ぼっくりも描かれています。
のんびり見ていて飽きない作品です。
ここだけゆっくりじっくり見ていく方が多いのも納得です。

つい先日、テレビ東京の「美の巨人たち」でも取り上げられたばかりからか、混雑していました。
これ見るだけでもいいじゃないか。
華やかで力強い松は新春にぴったり。



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