RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

お知らせ

2014-09-23 15:00:00 | 日常
私事ですが、心身共に優れず、しばらく更新をおやすみさせていただきます。
美術館は行っています。
ただ、長文を書く元気がないのです。
今も少しずつなら書いているのですが、とても1日に1つの話を書けるほどではありません。
そのため更新ペースがゆっくりになってしまいます。

今後、気が向いたら書いていきます。
1、2週間に1回とかかけたらいいな。
早く以前のペースで書けるように、また色々と見に行けるように今はのんびり過ごします。
見に来てくださった方には大変感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

maruko

北海道 大好きモエレ沼

2014-09-20 21:30:00 | 日常
モエレ沼公園、大好き!!!!!
モエレ沼公園はイサム・ノグチが設計したことで有名ですが、私たちの目的はそこのレストラン。

「L'enfant qui reve」(ランファン・キ・レーヴ)というフレンチのお店です。

その昔、「北海道でどこ行きたい?」って聞かれたときに「モエレ沼公園」と答えた私。
モエレ沼公園がイサム・ノグチ設計ということで行きたいって言ったんだけどね。笑
そこでモエレ沼公園を見て、疲れた~、ご飯食べたい、あ、ここにレストランあるよ、で行ったのが初めて。
その時はランチでしたが、その美しさとおいしさにびっくり。
以後、札幌へ行くたびに行くようになったのです。

そのため、モエレ沼公園をしっかりと見たのは最初の1回だけ。
その後はレストランにしか行かない状態でした。
が、今回、噴水見ました。
レストランの予約が19時からで18時半から噴水がはじまると知って、「ご飯の前に見てみようか」と見に行ったのです。
何回も来ているのに噴水初めて。
夜だからライトアップもするとのことでドキドキ。
そして蚊が多くて別の意味でドキドキ。
デング熱になったらどうしよう、、と。笑
いや、笑いごとじゃないんだよね。
刺されたので。。。


夕刻、、怪しく浮かぶモエレ山。笑


こちらのガラスのピラミッド内にレストランはあります。

そして噴水の写真を。


最初。
暗闇に浮かぶライトアップされた水はまるで、、、ガスコンロ!??




真ん中が高く上がった瞬間は「おぉ~。」と見ている人の間で声が漏れました。


おぉ、キレイ。
こんな感じで噴水楽しみました!!
いや~、たまにはいいもんですね。

そしてレストランへ。
ディナーのコースは3,680円、5,255円、7,355円と3つ。
まず、安さにびっくり。
都内では絶対にありえない。
2倍にしてもいいぐらい。
ってわけで(!?)いつも一番高いコース。
というのも、正確な値段知らなくて今調べたのさ。笑
なんとなくしか知らなかったの、私、お金出さないしね。









上をはずしたらこんな感じ。










もう、店員さんも顔なじみ。笑
こんなに素敵なお店なのに、いつも他のお客様が少なくて「どうしてだろうね」と思っていたのですが、今回は私たち以外に5組もいました!!笑
「こんなにお客様がいるなんて初めてでびっくりでしょ。」
って店員さん自ら言うとは。笑
「えぇ、びっくりです。」って返したけどね。笑




最後の紅茶は別のソファでのんびりいただきました。
今回もおいしかったなぁ。
また行きます!!



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北海道 美瑛・富良野

2014-09-19 21:30:00 | 日常
トップの写真は美瑛の景色。
車の中から撮りました。
これも移動する車の中から撮ったにしてはうまく撮れたと思う。笑



今回の北海道は2泊3日でしたが移動ばかりで。。
というのも、何度も行っているため見る場所も減ってきていて、以前に行って気に入っているところを回ったりすることが多かったのです。
ご飯はほとんど以前に行っておいしかったところ。
というか、ご飯を食べに行く旅だったので、それ以外に観光するつもりが元々ないって言うのが合っているのかも。。。
で、今回初めて行ったのが、美瑛にあるレストラン。

札幌ではモエレ沼公園にあるフレンチレストランがお気に入りで札幌に行くときは絶対に行くのですが、そこのグループとなります。
「bi.ble」(ビブレ)というお店で廃校となった北瑛小学校の敷地内に新設されたレストラン。
今年の4月にOPENしたばかり、というお店です。


今回、3,400円のランチを頂きました。


まずは前菜。
パテ・ド・カンパーニュにラタトゥイユ。
ニシンの燻製、野菜のピクルス。
葉っぱはサラダ。
これで3人分。
葉っぱは1人分づつ花束のようにとめられていました。
パテもおいしかった。


ズッキーニのフリット。
これ、すっごくおいしかった~。
私好み過ぎてヤバい。
これだけでもう1皿下さいって感じです。
あと、冷たいコーンスープが出てきましたがこれもおいしかったなぁ。。

あ、パンは麻の袋に入って登場しました。
どう考えても食べきれない……
これ、残ったらお持ち帰りができるのです。


茹で上げブロッコリーと半熟卵。
これがとってもおいしかった!!
たまごの黄身がソースと混ざってまろやか。
これぐらいなら頑張れば家でできそう。


こちらはメイン。
牛ネック煮込みキャベツ包み。
お肉が柔らかくてほろほろ。
ナイフで切る、というより、フォークでちぎった感じです。笑


ズッキーニ、パプリカ、スナップエンドウ、いんげん、ブロッコリー、トウモロコシがココット鍋で。
こちらもおいしい。
お野菜いっぱいで嬉しいランチです。


デザートはタルト。
ナッツとハスカップだったかな。
北海道らしくて、またアイスもおいしい。


食後の紅茶は別料金なのが残念ですが。。
頼むとお茶菓子に、とラスクを出してくれます。
こちらも残したらお持ち帰りができるのです。
あと、ティーカップがとても素敵。
私好み!!
ノリタケでした。




石窯焼きのパンが購入できるブーランジェリーもあります。
私はここでパンを買って帰りました。笑
この日の夜の便で東京へ帰ったので。
家で夜中にお腹すいたときに食べました。
おいしかったですよ~。


なお行った日はランチは予約のみ、となっていました。
これから行かれる方、要予約です。

そしてせっかくの美瑛ですから、景色や花の写真を。







まだ、ひまわりが観れるんですね。

富良野へ移動してファーム冨田へ。

ここはラベンダー畑が有名ですが、私の目的はこちら。


ラベンダーの入浴剤。
これが一番好き!!
香りがよくって癒される。
毎日使っています。
そろそろなくなるので欲しかったのです。
(なお、ネット通販もあります。)
写真の左にあるものは枕の下に入れています。
ラベンダーの香りで安眠安眠。


今回初めて買いました。
可愛すぎ!!
たしか400円ぐらい。
会社の机の上に置いて癒されようと思います。


花の写真も。。
ラベンダーの時期は終わりましたが、まだまだきれい。
なお、入園無料は嬉しい限り。

北海道らしい景色で癒されます。
美瑛と富良野はかなりお気に入りです。



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北海道 海と松前城

2014-09-18 21:30:00 | 日常
先週の3連休で北海道へ行ってきました。
12日の金曜日は母親とタップダンス(熊谷和徳凱旋公演「HEAR MY SOLE」)を見て、都内ホテルで母親と宿泊。
13日の土曜日は午前中に母親の希望で美術館、夕方の便で函館へ。
はっきり言って疲れました。笑


ホテルにはフルーツとワインがあって癒されました。笑
Welcomeフルーツ、って表現でいいのかな??
でも母親と2人では飲みきれません……

北海道ですが、函館に着いてそのままお寿司屋さんへ~というスケジュール……
疲れる。。
そんな中で撮った写真を。

トップの写真は車の中から撮りました。
海~。
動いているところでもなかなか上手に撮れたと思う。


松前城も行ってきました。
初めて。
といっても創建当時から現存する建築物は本丸御門と本丸表御門玄関ぐらい。
資料館となっていて、建物自体はほとんど見るところがありません。


3本松。


中は資料館となっています。



これぐらいしか写真がないのです。
撮る場所がない、というかね。
でも空も青いし、綺麗ないいところでした。



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レアンドロ・エルリッヒ展 -Fragments of Illusion-

2014-09-15 21:30:00 | 美術
見てきました

アートフロントギャラリー

会期は2014年9月5日から2014年10月5日。

代官山のヒルサイドテラスA棟になります。
今回はリニューアル特別企画展示。
レアンドロ・エルリッヒといえば、21世紀美術館の「スイミング・プール」の人。
関連記事はこちら↓
うさぎスマッシュ展 - 世界に触れる方法(デザイン)」(東京都現代美術館)
レアンドロ・エルリッヒ -ありきたりの?」(金沢21世紀美術館)

作品の空間の中で遊べるような親しみやすさが魅力のエルリッヒ作品。
これまで見た作品も大きな会場での展示でした。
でも今回は今までより狭い会場。。。

そのため、作品の魅力をよりコンパクトに凝縮したパーソナルなスタイルでできないかと、レアンドロ・エルリッヒとギャラリーで検討。
この展示のために制作された新作を中心としているのだそう。
うきうきで行ってきました。


都内でレアンドロ・エルリッヒの作品を見れる機会ってそうそうない。
とってもおすすめの展示です。



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スズキユウリ "Playing with Sound"

2014-09-14 21:30:00 | 美術
見てきました

POLA MUSEUM ANNEX

会期は2014年8月22日から2014年9月23日。

今回は音と人の関係性のデザインを探求しているサウンドアーティスト/デザイナーのスズキユウリによる個展です。
音と人の関係性のデザインを探求ってまったくわからなかったので。。。
とりあえず行ってきました。





テーマは「音と遊ぶ」
これらの作品に触れると誰もが作曲家であり演奏家になるのです。
声を吹きかけたり、物が動くと音がなったり。
音の体験ワールドなのです。
面白そうだけど……
1人だと楽しめません。。。

1人で行くより誰かと一緒に行った方が確実に楽しい展示です。。



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HEAR MY SOLE ~Journey to the Soundscape~ リズムと言葉と空間が創り出すストーリー

2014-09-13 21:30:00 | 好きなもの
見てきました

Bunkamura オーチャードホール

タップダンサー、熊谷和徳さんの凱旋公演です。
1月に行われた公演(「DANCE TO THE ONE」)も見に行きましたが、再び行ってきました。
9月12日の公演を見てきました。

この1月から9月のあいだにあった大きなことといえば"フローバート賞"(Flo-Bert Award)を受賞した、ということでしょうか。
25年間続く、タップダンス界で最も名誉のある賞と言われているのだそう。
日本人としては初。
米ダンス界の第一人者、故グレゴリー・ハインズさんや、ミュージカル映画"雨に唄えば"で知られる俳優故ジーン・ケリーさんらも受賞しています。
受賞後初の日本公演。
今回も母親と行ってきました。

19時スタートの20時15分終了という短い時間ですが、とっても面白かった。
前回と違い、今回は1人で踊りっぱなし。
これ疲れるだろうなぁ、、と思いつつも堪能させていただきました。
演出もとっても素敵で、暗い中にスポットライトが当たり、そこに雪のように光が降り注ぐとところは幻想的。

舞台はもちろんダンサーさんがいないと成立しないのですが、演出も素敵でした。
イギリスのデザイン専門誌"ICON MAGAZINE"で"世界で最も影響力ある若手建築家20人"に選ばれた、世界的建築家 田根剛さんが空間デザインを手がけています。

カーテンコールは手拍子に合わせて踊ってくれて、盛り上がりました。
今回の公演は熊谷さん以外の出演はアフリカのパーカッショニストの方だったのですが、この方もカーテンコールのときに楽器をたたいて盛り上げてくれました。
2人のダンスと楽器での掛け合いは面白かった~。
このパーカッショニストの方、歌声も素晴らしかった。
伸びがあってとても響く。
調べたらタップダンスはアフリカにルーツがあり、手を縛られアメリカに連れて来られた黒人奴隷たちが、悲しみや怒りを足を踏みならして表現したことから生まれた、とされているのだそう。
切なく哀しいルーツです。。

とてもとても楽しい公演でした。
タップダンス、素敵です。
タップに限らず、公演を見に行くこと、生のものを見に行くことはとても楽しい。
今回、カーテンコールも見ていて思ったのですが、観客も見る態度でその空間をつくっていくって感じがするのがおもしろい。
また素敵な舞台を見に行きたいなぁ。。



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絵画の時間 -24のエピソード

2014-09-12 21:30:00 | 美術
見てきました

ブリヂストン美術館

会期は2014年8月2日から2014年9月23日。

今回は絵画の時間。
絵画作品に見える時間に注目し、24のエピソードを紹介するという展示です。
ブリジストン美術家のコレクション展ですので、何度も見たことあるものばかりなのですが……
数点、さらっと取り上げます。

レンブラント・ファン・レイン「聖書あるいは物語に取材した夜の情景」などいつものように光と影の強い作品。
オノレ・ドーミエ「山中のドン・キホーテ」
馬の表情までなんとなく暗く見えてきます。
空はほのかに明るい。
ドン・キホーテはドーミエが晩年熱心に描いたテーマでした。
ジョージ・スミス「婦人像」
本を読む女性を描いた作品。
衣服の絹の艶やかさまで伝わってきます。

カミーユ・コロー「ヴィル・ダヴレー」
言わずもがな。
私の大好きな作品です。

ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィル近郊の浜」
ブーダンはいったいどのくらいこういった浜辺を描いた作品を残したのでしょうか。
ここ最近見ることが多くて……
こちらも水平線が構図のポイント。
浜辺にはおしゃれをした男女がいっぱいです。

エドゥアール・マネ「自画像」
左足に重点を置き立っている自画像。
今回の展示"絵画の時間"ですので。。
時間に重点をおいて見てみると、この作品が書かれたのはマネが46-47歳ごろ。
この作品はジャケットのボタンの向きなどから鏡に映った姿を描いたものとされています。
最大のポイントは足。
マネは左足が壊疽にかかり、晩年切断をします。
この時期はその痛みが始まったころ。
左足に重点をおいて立つことなどできないのです。
マネは51歳でなくなりました。

アルフレッド・シスレー「レディーズ・コーヴ、ウェールズ」
厚いマティエールで岩に砕ける波が描かれています。

ピエール=オーギュスト・ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
ブリヂストン美術館の看板娘。
何度も見てるし、「絵画の時間」とどう関係あるのか、、、と思いつつも書く。笑
椅子に座ってこちらを見るかわいらしい少女。
当時、経済的に困窮していたルノワール。
彼を援助していたのが少女の父で実業家のジョルジュ・シャルパンティエ。
ルノワールはジョルジュ家の肖像を7点描いていますが、これがさきがけとなります。
一連の肖像画の受注により、ルノワールの生活はだいぶ楽になったのだとか。
さて、描かれている少女ですが、最初の結婚は16歳のとき。
(最初ってことは何度かしているんですね。。。)
その際に両親からこの作品をプレゼントされ、亡くなるまで手元に置き続けました。

クロード・モネ「黄昏、ヴェネツィア」
描かれているのはサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。
水面には黄昏時の燃えるような空と建物のシルエットが反射しています。
滞在していたホテル・ブリタニアのテラスからの景色。
モネがヴェネツィアを訪れたのは67歳のとき。
健康状態と視力の減退に悩まされていたため、当初の目的は静養でしたが、水の都の光に魅せられ制作に没頭しました。
そこで「甘美な時間」を過ごしたとの言葉を残したモネ。
再訪を誓ったモネですが、その望みは叶いませんでした。

アルベール・マルケ「道行く人、ラ・フレット」
青灰色のセーヌに霞がかった対岸の木々。
水面には木々の陰が映りこんでいます。
堤防には歩く小さな人物。
タイトルからは人物がメインのように感じられますが、景色のほうが大きく目がいってしまいます。
そこから逆にこの人物はどんな人なんだろう、なぜ一人で歩いているのか、など気になってしまいました。

ラウル・デュフィ「オーケストラ」
デュフィらしい線の踊る作品。
この作品には"ピエール・ニコロへ"と書かれています。
ピエール・ニコロはデュフィの多発性関節炎の治療にあたったドクター。
そして友人兼パトロンとしてもデュフィを支えた人物でした。

小出楢重「帽子をかぶった自画像」
帽子をかぶりスーツを着、手には絵筆を持った自画像。
室内も洋風のもので飾られています。
このとき37歳。
全身を描いた唯一の自画像です。

安井曾太郎「安倍能成君像」
安倍能成は、哲学者・教育者、また夏目漱石の弟子としても知られる人物。
描かれた当時は学習院院長でした。
モデルの安倍のほうが5歳年長でしたが、住まいが近かったこともあり気心の知れたお気に入りのモデルだったようです。
これはそんな安倍を描いた3作品目。
安倍の「古稀」のお祝いとして、教え子である第一高等学校の有志より贈られたもの。
満69歳を迎えた安倍が、夏休みを利用して湯河原の安井のアトリエを訪れ、約1週間モデルを務めました。
その後、モデルなしで加筆修正が加えられ、翌年の春頃完成。
安倍の手元に届いた頃は初夏でした。
そしてこの作品は完成作としては安井が描いた最後の肖像画となりました。

以上になります。
なんども見ている作品だらけ。
でもいいものは何度見てもいいんだなぁ。
まるこ



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せいのもとで lifescape

2014-09-11 21:30:00 | 美術
見てきました

資生堂ギャラリー

会期は2014年9月5日から2014年10月12日。

資生堂、言わずと知れた企業ですが、その始まりは1872年。
日本で初めての洋風調剤薬局として創業しました。
社名の"資生"は中国の『易経』の一節「至哉坤元 万物資生」から。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味があります。
資生堂といったら出てくるシンボルマークの"花椿"や、主要なデザインモチーフである"唐草文様"」は、この「万物資生」の意味を視覚化し、季節が巡るごとに新しい命を芽吹く植物の生命力を表現するアイコンでもあるのだそう。

今回の展示はこの"万物資生"の世界観を表現する試み。
企業ギャラリーでは企業の理念をテーマにした展覧会が開催されることがありますが、資生堂としてもそういった展示をできないか、という考えをきっかけにこの展示の企画が始まったのだそう。
とても素敵な展示となっていました。
キュレーターは繊細な木彫りの彫刻で知られる須田悦弘氏。
出展作家は草木染の人間国宝志村ふくみ氏と洋子氏の母娘、銀閣寺慈照寺の花方珠寶氏、現代アートの世界から宮島達男氏、クリスティアーネ・レーア氏。

ここはいつも仕掛けがありますから。
階段を下りるところから要注意。
上を見上げるとクリスティアーネ・レーア氏の作品が。

受付には須田悦弘氏の椿の花が2輪出迎えてくれます。

映像作品が一つ。
銀閣慈照寺研修道場の花方教授の珠寶氏が花を活ける様子を捉えたもの。
静かな様子と凛とした佇まいが美しく、息をひそめて見入ってしまいます。
花を生けるという行為がこんなにも美しいとは。

そしてクリスティアーネ・レーア氏の作品は乾燥させた植物を素材にした小さな彫刻。
綿毛などを使って積み上げられた小さな作品は影まで美しいという繊細な作品です。
植物の命の結晶といった感じです。

私が一番好きだったのは志村ふくみ氏・洋子氏親子のインスタレーション。
染められた糸を織り上げた着物に仕立てているのではなく、糸そのものを展示しています。
大きな織り機のような枠にかけられ、淡いグラデーションが暗い背景にも映え、幻想的。

1人まったく違った作品だったのが、宮島達男氏。
LEDを用いたデジタルカウンター作品。
10から1へとカウントダウンし、0になると数字が消えていきます。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味より、すべてのものはやがて消えゆく、といった感じでしょうか。

須田悦弘氏の作品、4点出展されているのですが、私は受付にある2点以外を見つけられませんでした。
1点は隣のザ・ギンザにあるそうなのですが、このヒントがあっても見つけられませんでした。。。。
ザ・ギンザの店内をうろうろまわったのに~。(不審者。。)
誰か、誰か教えてください………
また休日に行ってこようと思います。。。



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宇宙博2014 NASA・JAXAの挑戦

2014-09-10 21:30:00 | 美術
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幕張メッセ国際展示場

会期は2014年7月19日から2014年9月23日。

宇宙。
それは古くから人類に様々な興味を抱かせてきました。
これまでに数々の人が宇宙を夢見てきています。
そんな宇宙に挑み続ける人類の限りない夢と情熱の記録が幕張メッセにやってきます。

私も小さいころは天体望遠鏡が欲しかったものです。
土星の環を見て見たかったの。笑
今は、、置く場所ないからいらない。笑
夢のない大人になってしまいました。。。

さて、ソ連とアメリカによる宇宙開発競争、人類初の有人飛行、アポロ計画……
様々な研究が今までになされてきています。
一方の日本では近年、「はやぶさ」「きぼう」「イプシロンロケット」など目覚ましい成果を上げています。
今回はオランダ、スペイン、トルコなどを巡回したアメリカ航空宇宙局(NASA)公認の「NASA展」とJAXAをはじめとする日本の宇宙開発の取り組みを同時に展示した国内最大級の宇宙イベントです。

この夏は東京都現代美術館で「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」という宇宙系の展示がありました。
こちらはアート色の強いものでしたが、今回の「宇宙博2014」はもっとこれまでの挑戦の記録、という形です。

行くの、迷っていました。
まず、遠いということ。
幕張メッセってディズニーランド(舞浜駅)より向こうなのね。。
まぁ、家からディズニーまでは約1時間。
電車に乗っている時間は40分程度だからすごく遠いわけではないんでしょうけど。。。
あんまり行かないところだからすごく遠く感じて……
そして、混んでいるのではないか、という気持ちも行くことに迷いを生んでいました。
混んでいるところで見るのいや……
そして、1人の人がいないのでは、ということも。
いつも美術館は1人で行くから平気だけど、こうゆう展示は家族連れが多いのかな~と思って。

とにかく迷ったけど。。。
こんな機会もそうそうないから!!と自分を奮い立たせて行ってきました。

一部撮影可能でしたのでたくさん撮ってきました。
写真と一緒に簡単にご紹介します。

会場内は大きく5つのエリアに分かれてます。

《NASA展示エリア》
《JAXA・日本の宇宙開発展示エリア》
《火星探査展示エリア》
《未来の宇宙開発展示エリア》
《8Kスーパーハイビジョンシアター》

《8Kスーパーハイビジョンシアター》以外をご紹介します。


ここを通って会場へ。
上に書いてあるLC-39Aというのはケネディ宇宙センターの発射台の番号。
アポロはここから打ち上げられました。


宇宙飛行士はこの道(ガントリーアーム)を通って宇宙船に乗り込むのだそう。
テンションあがる~。

と、なったところで大混雑……
なかなか前に進まないほど。

《NASA展示エリア》
1961年。
"今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させる"
というケネディ大統領の演説により、月に人類を送り込むという壮大な挑戦が始まりました。
世界を熱狂させたアポロ11号の月面着陸など人々の情熱と技術開発の歴史を中心に、スペースシャトルに至るまでのNASAの活動を約300点の貴重な実物資料、実物大モデルなどで紹介しています。

大混雑の中に展示されていたのは米ソの宇宙開発競争について。
友人宇宙開発の歴史をたどるようになっています。
ふと上を見上げると。


ソ連が人類で初めて打ち上げた人工衛星"スプートニク1号"のレプリカです。


LIFEの表紙。
その熱狂振りがうかがえます。


歴代の宇宙服も並んでいましたが一番最初にあったのがこれ。
えっ!?大丈夫!?と思いましたが、アメリカ空軍の高高度用与圧服。
宇宙開発は空軍からなんですね。。


アポロ計画で使用された宇宙服のカットモデル。
中の材質まで見えます。
アポロ計画の宇宙服は背中に背負った生命維持装置もあわせると地球上では82KGにもなったのだそう。


月面探査機、後ろから。


この写真のやつです。
なんだか感動。


アポロ17号の司令船。
この中で月までの往復、10日から13日間を過ごしました。
とにかく狭い。
宇宙飛行士って大変です。
そして見上げると。


パラシュート。
これはアポロ17号が帰還した際に実際に使われたもの!!
汚れもそのときのままだとか。
すごいです。


2011年7月のミッションを最後に退役したスペースシャトル。
ここでは"アトランティス"の前部胴体とキャビン(実物大モデル)がありました。
コックピットまでリアルに再現され間近で見れるそうですが、行列がすごくて断念。

《JAXA・日本の宇宙開発展示エリア》
1955年、長さ23cmのペンシルロケット実験から日本の宇宙開発の歴史が始まりました。
その後1970年に旧ソ連、アメリカ、フランスに続き世界で4番目となる人工衛星の打ち上げに成功。
近年では、小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還、若田光一さんのアジア初となるISS船長就任など、目覚ましい成果を上げています。
JAXAをはじめ、国立天文台、国立極地研究所の活動を紹介しています。


小惑星探査機"はやぶさ"
宇宙で迷子になっても帰ってきた優秀な子です。


"ペンシルロケット"
ここから日本の宇宙開発が始まりました。
鉛筆よりちょっと大きい程度のサイズです。


ISSの"きぼう"日本実験棟。
こちらも入ることができますが、行列のため断念。


上にはISSがありました。

《火星探査展示エリア》
生命存在の可能性を持つ星といわれ、月に次いで身近な天体、火星。
1976年「バイキング1号」の軟着陸以降、私たちに様々な興味を抱かせる星。
現在に至るまでの研究が紹介されています。



現在火星表面で活動する探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティ)」
NASA製作実物大モデル機です。
米国外での展示は初めてだそう。

《未来の宇宙開発展示エリア》
ますます私たちの身近になる宇宙。
ここでは、国際宇宙ステーションへの人員・物資の輸送を担う新しい宇宙船の開発状況や一般の企業による開発などが紹介されています。


シエラ・ネバダ社の"ドリームチェイサー"
ISSへの新たな民間飛行手段として注目を集めている宇宙船。
シュッとしたフォルムがかっこいい。
これは1/3のモデル。


この赤い牛。。。
そう、"翼を授ける"でおなじみ(!?)レッドブル。
とうとう民間のスポンサーなども付く時代となったのか、、、
と思いきや。
"レッドブル・ストラトス"というプロジェクトで使われたスーツ。
このプロジェクト、なんと成層圏からのフリーフォールという、とてつもないもの。
上空39,000メートルの成層圏までヘリウム気球で上昇したカプセルからジャンプ。
最高高度での有人気球飛行、最高高度からのフリーフォール、動力補助不使用での音速を超える人類初のフリーフォールなど数々の記録を樹立。
それ、、誰もやらないから。。。
でも、これ、お遊びではなく、最高度での安全性の確保に向け、貴重な情報を収集するという目的を達成したとのこと。


こちらがそのカプセル。
こういったことが未来へつながっていくんですね。

以上になります。
いつか私自身も宇宙へ行けるのだろうか。。。
小さいころは100年先かな~と思っていたことが、今は20年先かもって思えてくる。
その開発速度の速さに驚かされました。

本当はまだまだこの10倍以上の写真があります。
えぇ、1人でも全力で楽しめました。笑
そしてすべてが紹介できたわけではないので……
気になる方はぜひご自身の目で確認していただけたら、と思います。


この「宇宙博」のキャラクター。
キュリオくん。
宇宙のことが好きすぎて、頭がまるで宇宙空間みたいにふくらんじゃったのだそう。。。
好きな食べ物はナポリタンだそうです。

グッズ売り場は大混雑でした。。
チョコボールはキョロちゃん宇宙Ver.のパッケージとなっていてかわいかった~。
買うか迷ったけど、レジ待ちの混雑を見て、そんな気持ちは捨てました。


さて、こちらは宇宙食。
グッズを買わなかった私ですが、宇宙食はあるのです。
両親が今年の2月にアメリカへ行ってきたのですが、そのときのお土産。笑
ケネディ宇宙センターへ行ったそうなので。
これでも食べて、宇宙への思いを募らせます。



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