RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

生誕250周年 谷文晃

2013-07-31 21:30:00 | 美術
見てきました

サントリー美術館

会期は2013年7月3日から2013年8月25日。

谷文晃(1763-1840)
関東南画の大成者。
四条派、土佐派、洋風画からも影響を受け、様々な様式の作品を残しています。
また、門人には渡辺崋山などがいます。
今回は文晃生誕250周年の記念です、
文晃と人々の交流を軸にその画業を振り返る展示となっています。

チラシもインパクトあります。
真ん中に大きく「文」の字をあしらいそれぞれに特徴ある作品を入れた構成。
華やかで目を惹きます。

さて。
文晃の代表作って何だろう。。
考えてみると、本当に1人で描いたの!?というぐらい多数の描き方をしていて。
どんな絵でも描ける、そんな人のイメージ。
今まで何度か谷文晃の作品は見ていますが、しっかり1つの展示として見るのは初めて。
どんな絵でも描ける文晃の世界をしっかり見てこようかと。
「この絵師、何者!?」
とチラシにありますが、まさに変化自在。
カオスな世界が広がっていました。

文晃は学ぶことに貧欲で、狩野派、四条派、土佐派、南蘋派から西洋画に至るまで、日本、東洋、西洋の幅広い様式を学び、理想の絵画を追求しました。
その結果、文晁の作品は様々な様式が混淆するカオスとなっていったのです。

谷文晁「孔雀図」
一番最初に展示されていたもの。
表面が文晁、裏面は息子の文二の「雁図」。
屏風です。
金地に、大きな孔雀と紅白の牡丹。
華やか。

谷文晃「慈母観音図」
穏やかな表情をした観音図です。
色鮮やか。
細かいところまで丁寧に描かれています。

谷文晃「文晃夫妻影像」
文晃とその妻の像。
横顔のシルエットだけで表現されています。
妻のほうは髪の後れ毛まで。
これ、かっこいい。

谷文晃「仏涅槃図」
文晃だけではなく様々な画家がこのテーマを描いていますが。
入滅した釈迦を取り囲む人や動物。
とても表情豊か。
人だけではなく動物も。
悲しい様子が伝わってきます。
虫たちもみんな悲しんでいるのです。。

谷文晃「文晁画談」
こちらは作品ではなく、文晃の考えを記したもの。
数多くの肖像を描いている文晃ですが。
「肖像を描くときにはことごとく似せてはいけない」
とのこと。
えぇぇぇぇ!!!!!
「似せすぎると『命を損なう』」
とのこと。
あ、あれ!?写真撮ると魂とられる系??
文晁の実践的な考え方が書かれていました。

谷文晁「石山寺縁起絵巻」
近年サントリー美術館所蔵となったもの。
全七巻が修復後初公開です。
そもそも「石山寺縁起絵巻」は、良弁僧正による寺の創建や、本尊である観世音菩薩のあらたかな霊験の数々を記した全7巻、計33段の紙本着色絵巻物。
鎌倉時代末期に7巻本として計画されましたが、江戸時代に至るまで、6、7巻は詞書のみで絵はありませんでした。
松平定信の命により、文晁が、詞書をもとに欠けた2巻の絵を補完をすることに。
今回は文晁が補完した2巻と、それを含めた全7巻の文晁による模写が展示されています。
とても細密でした。
色も鮮やかですし、江戸時代、そして文晃の技術の高さに驚かされます。

栗山善四郎著/谷文晁・酒井抱一・鍬形斎ほか画「江戸流行料理通」
江戸随一の高級料亭「八百善」
栗山善四郎はそこの主。
料理の解説書です。
豪華な絵師が挿絵を担当。
素晴らしいです。
これ、他のページもいろいろ見てみたい。

谷文晃「武蔵野水月図」
私こうゆうのが好き。
秋草が描かれています。
川面にぼんやりと映る月も美しい。
ススキがそよぐ様が涼しさを感じさせました。

もう見るもの見るものに新しい発見があり、飽きずに鑑賞できました。
逆にばらばらで疲れた気もするような……(笑)
文晃をまとめて見る展示もそうそうない。
優れた作品ばかりでした。



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曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!

2013-07-30 21:30:00 | 美術
見てきました

根津美術館

会期は2013年7月27日から2013年9月1日。

今、世間は夏休み。
他の美術館が子供が楽しめるような展示を増やしている中、そんな世間は関係ないとばかりに大人向けの渋い展示を持ってきた根津美術館大好き!!
子供に素晴らしい美術に触れて欲しいな~。
将来日本を代表するアーティストになる子が出てきたらいいな~。と思う反面、
「子供うざ~」とも思ってしまうのですよ。。
まあね、、美術館で奇声発したり走り回ったりする子供は大体親もがっかりパターンなので。。
喧騒から離れた静かな空間で曼荼羅満喫してきました。

でも根津美術館が「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」とタイトルに「!」を付けてきた!!(笑)
夏だから!??

さて。
曼荼羅。
Mandala(マンダラ)とはサンスクリット語で《真髄・本質を得る》という意味。
密教が説く信仰世界を視覚的に表現したものです。
日本では、密教の曼荼羅のみならず、浄土を描いたもの、神仏習合思想に基づく図画に至るまで、信仰世界を意味する絵画に広く使われています。
今回は密教曼荼羅や尊像画、浄土曼荼羅など約40点の展示です。

「大日如来像」
修理後初公開の重要文化財です。
その色彩の美しさはとにかく見事。
グラデーションなどもとても繊細でため息もの。
穏やかな表情に癒されます。

「愛染曼荼羅」
こちらも修理後初公開。
赤身の愛染明王を中尊とする愛染曼荼羅。
人々の和合を願う敬愛法の本尊画像です。
こちらも鮮やかな色彩が目を惹きます。

「金剛界八十一尊曼荼羅」
密教の悟りが金剛のように堅固であることを諸尊の配置で示す金剛界曼荼羅。
細部まで丁寧です。
描かれている諸尊は細身で面長の顔。
そして色が綺麗。

「不動明王二童子像」
こちらは不動明王と2人の童子が描かれています。
不動明王を描いた作品にはほぼこの2人がついてくる気がする。。
怖い顔をした不動明王とは対照的にのびのびとした優しい表情の童子が印象的。

「兜率天曼荼羅」
末法の後の世に現れるとされる弥勒菩薩の浄土、兜率天を描いています。
主殿の中に座っている弥勒菩薩あたりから強い光が放たれていて、もうファンタジーの世界でした。

静寂の空間で神秘な世界を堪能できました
すっきりした展示室もそうゆう作品に似合うな。



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和様の書

2013-07-29 21:30:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2013年7月13日から2013年9月8日。

今回は書の展示。
最近、多いよな。。
今年に入ってからトーハクで「書聖 王義之
先日も出光美術館で見てきたばかり。
書、苦手なんだけどな。。。

さて、「和様の書」とのことですが。
「和様」とは日本の風土、国民性に合った日本独自の文化をさす言葉。
和様の書とは、中国風の書である唐様に対して、日本風の書のことを指します。
日本の書の歴史は、漢字の伝来以来、中国の書法の影響を受けて発展しつつ、遣唐使廃止の頃になると国風文化が広まり、筆致に柔らかみが加わります。
平安時代中期には、小野道風・藤原佐理・藤原行成の三跡と呼ばれる能書が登場。
小野道風が和様の祖と呼ばれ、藤原佐理を経て、藤原行成によって典麗優雅な和様の書が完成。
併行して、万葉仮名、草仮名を経て女手が成立し、「高野切」に代表される日本独自の仮名の美が生まれました。

今回はそんな和様の書たちと宮廷文学などの展示です。
トーハクですもの。国宝も多数出展されていました。

まずはこちらのお三方。

織田信長筆「書状(与一郎宛)」
重要文化財です。
8月12日までの展示です。
信長の文書の多くは右筆という秘書のような役割の人が書いたもの。
由緒が明らかな自筆書状は数少なくそのうちの一つです。
内容は細川忠興の戦功を賞し一層の働きを求めたもの。
細川家ですもの、所蔵は永青文庫となっていました。
文章はかなり簡潔。
う~ん、さっぱりした正確がよく出ている。。

豊臣秀吉筆「消息(おね宛)」
重要文化財です。
こちらも8月12日までの展示です。
これは肥前名護屋に在陣中、側室淀君の男子出生の報を受けて、その名を「ひろい」とすることを正妻「おね」に知らせたもの。
美しいか、と問われたら答えられませんが、のびのびとした印象をうけます。

徳川家康筆「消息(ちょほ宛)」
こちらは重要美術品。
展示は8月4日までです。
大坂夏の陣で夫・豊臣秀頼を失った孫娘の千姫を案じ、「御わつらひ(煩い)心もとなく」と繰り返し心配しているもの。
天下人も孫を案じる気持ちは他の祖父とは変わらないのだな~と。

藤原道長筆「御堂関白記」
国宝です。
そして世界記憶遺産にも認定されました。
認定後初公開です。
世界最古の直筆日記。
平安時代だよ。
今から1000年以上も前の話だよ。
それが残っていてこうやって今見れるなんて感激!!!!!
歴史ロマンすなぁ~。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」
という詩を詠み、平安時代中期に摂関家の全盛期を築いた藤原道長の日記です。
そこには摂関政治の重要事項や華やかな日常などが記されていて、当時の社会や文化を今に伝える資料としても一級品。
日常とかすっごく気になる。。
道長は三跡のひとり、藤原行成との交流も深かったそうで、筆致には行成の影響が出ているとか。
記述は大半が漢文体で仮名は2ヶ所。
展示はそのうちの仮名の1ヶ所となっています。
年若い息子が勅使となったことを按ずる記述です。
展示は8月12日までですので気になる方はお早めに。

幸阿弥長重作「初音蒔絵調度のうち眉作箱」
国宝です。
初音蒔絵調度とは3代将軍徳川家光の娘・千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ時に持参した調度品のこと。
『源氏物語』の「初音」帖の意匠を凝らしてあるため「初音」と呼ばれます。
今年初めの「八重の桜展(江戸東京博物館)」でも「初音」は展示されていました。
7月13日から8月12日までは眉作箱。
8月13日から9月8日までは文台・硯箱が展示されています。
作品にちりばめられた文字を探すのも楽しい。

伝小野道風筆 継色紙「よしのかは」
重要文化財です。
展示は8月4日まで。
『古今和歌集』や『万葉集』から、和歌1首を料紙2枚に継ぎ書きしているため、継色紙(つぎしきし)と呼ばれます。
紙がとっても綺麗です。
鮮やかな色で2色の紙料に変わるところも美しい。
元は白や薄紫、藍、黄、浅黄などさまざまな色の染紙を使った、冊子本だったそうです。
それも綺麗だったんだろうなぁ。。
散らし書きされた書も繊細な感じがします。

手鏡も展示されていました。
手鏡とは筆跡のアルバムのようなもの。
(古筆手鏡についてはこちら→「古筆手鑑」)
国宝に指定されている「四大手鏡」すべてが展示されるのですが、私が行ったときは「手鑑 翰墨城」と「手鑑 藻塩草」の2つが展示されていました。
展示は8月12日まで。
のこり2つは8月13日からの展示です。

「手鑑 藻塩草」
こちら手鑑の中でも基本の手鑑とされています。
あ、聞いたことある、といったものが多くてその優美なようす、華やかなようす、味のある渋さ。。などを堪能。
極札のかわりに、古筆本家第10代古筆了伴による「手鑑目録」が付属というもの。
極札とは簡単にいうと鑑定書のようなもの。
古筆鑑定家が、筆者不詳の古筆切に、その書様に相応しい筆者(伝称筆者)を宛て、古筆の名称を付け、それを極札に記していました。。

「手鑑 翰墨城」
古筆別家第3代古筆了仲の所伝。
これは江戸時代初期には調製されていたそう。
古筆の名品が網羅された手鑑です。

「古今和歌集第十二残巻(本阿弥切本)」
とにかく綺麗。
まず紙が綺麗。
雲母で夾竹桃の文様が擦り出されていて優美で美しい。
文字が小さいのですが、一つ一つがしっかりと書かれ、私でも見やすい。
そして状態も美しい。
レプリカなんじゃ、、、って疑いたくなるほど(笑)

伝紀貫之筆「古今和歌集 巻第二十(高野切)」
7月28日までの展示です。
高野切とは『古今和歌集』の現存する最古の写本。
そして平安時代の仮名の最高峰に位置づけられます。
3人の寄合書きで、第一種、二種、三種に分類されますが、本作は3人の中でも重要な部分を書写している第一種の書風。
とにかく美しい。
優美な感じがします。

本阿弥光悦筆「四季草花下絵和歌巻」
8月4日までの展示です。
これはとっても綺麗。
色変わりの紙に、金銀泥で桜と藤とつつじ、そして秋草に月、千鳥の飛ぶ松林、、
四季の流れが描かれています。
そこに「千載和歌集」より選ばれた桜の歌が書かれています。
絵と書がみごとに調和していて、「書だから」と堅苦しくなく見れます。
最高傑作のひとつとのこと。
どれが格調高い、とかよくわかりませんが、これはとにかく心惹かれます。

「書はむずかしい」と思っていました。
たしかにそうゆう作品もありましたが、ほぼ全てが期待以上の作品でした。
というより豪華すぎてくらくらする。。
鑑賞時間をたっぷりとることをオススメします。
私も自分の予想鑑賞時間の倍の時間を過ごしました。
今回、展示期間が限られているものが多数あるので見たいものがある方は要注意です。
個人的には8月6日から8月25日まで展示の「檜原図・風」
こちら、書は近衞信尹。画を長谷川等伯。
等伯の絵が見たい。
HPの写真で見ただけですが、等伯による木々の描写がなんとなく国宝の「松林図屏風」に似ているかな、と。
でも、他に見たいものの展示期間が違ったから……
あぁ、もう一度行こうかなぁ……



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浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション- (第2期)

2013-07-28 21:30:00 | 美術
見てきました

三菱一号館美術館

会期は2013年月日から2013年9月8日。
この展示、会期が3つに分かれています。
第1期は6月22日から7月15日。「浮世絵の黄金期-江戸のグラビア」
第2期は7月17日から8月11日。「北斎・広重の登場-ツーリズムの発展」
第3期は8月13日から9月8日。「うつりゆく江戸から東京-ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線」

今回、第2期を見てきました。
(1期はこちら→浮世絵 Floating World)

今回は風景。
風景は当初、背景表現でしかありませんでした。
ところが、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」、歌川広重の「東海道五拾参次之内」などの登場で、主要なジャンルとなりました。
背景には各地の風物が名所図会によって紹介されたこと。
19世紀初頭に十返舎一九の『東海道中膝栗毛』がヒットしたこと。
など、旅や行楽に対する関心が高まっていたことがあります。
また透視図法による遠近描写、ぼかしを使った摺りの技法が進歩など浮世絵の技術革新も。
これらのことが相俟って名所が描き出されることになりました。

葛飾北斎「琉球八景 龍洞松濤」
琉球は沖縄ですな。(→ここ重要。)
行ったことのない琉球の風景を、「琉球国史略」という中国の本を参考に描いたもの。
このシリーズ、全体的に広々とした印象がありどことなくエキゾチック。
で、この「龍洞松濤」
あれ、、木の上に白いものが見えるよ。
屋根の上に白いものが見えるよ。。
なんと、雪景色!!
う~ん、、行ったことはないとはいえ。。。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」
こちら有名で見たことない人いないんじゃ。。
赤い富士山が描かれています。
有名だから書かなくてもいいかな、とも思ったけど、有名だから書いたほうがいいのかな、、とも。。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
こちらも有名。
波とその奥に富士山が描かれているもの。
これらの作品、70歳過ぎてからのものだというから驚き。

葛飾北斎「詩哥写真鏡 清少納言」
詩哥写真鏡は、和漢の有名な詩歌に想を得て、そのイメージを北斎が写し出したというシリーズ物。
私が選んだのは清少納言!!
私、清少納言推し(!??)なので。笑
逢坂の関と鶏が描かれています。
これは
夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ
という百人一首にも選ばれている詩が元になっています。

初代歌川広重「武蔵多摩川」
肉筆の浮世絵です。
これはとにかく私好み!!笑
墨の濃淡で描かれた多摩川。
川岸に生える葦や柳の葉の様子など、静けさ漂う情景。

初代歌川広重「東海道五拾三次之内 蒲原 雪の夜」
このブログでもたびたび登場しているこの作品。
現在の静岡県蒲原あたりを描いています。
降り積もる雪。
道を急ぐ人。
雪の夜の静寂が伝わってくる。
って、静岡県民なら分かるでしょう。
蒲原に積もるほど雪は降らない、ということを!!!
(詳細はこちら→殿様も犬も旅した 広重・東海道五拾三次(サントリー美術館))
北斎の「琉球八景 龍洞松濤」ではないけど、雪ミステリー。笑
まぁ、北斎は本からのイメージだから仕方ない。
ただ、広重は蒲原に行ったことあるんだよね。。
夏に。。。

初代歌川広重「月に雁」
名作として名高い作品。
大きな月を背景に3羽の雁が垂直方向に急降下する様子。
この様子、自然界では殆ど見かけないそうです。
ただ絵の構図としては素晴らしいと思う。
秋の夜長の風情が感じられる作品。
なお、太田記念美術館では8月31日から「月に雁」というタイトルの展示が始まります。

楽しみ

初代歌川広重「月にみみずく」
こちらも大きな月を背景にみみずくが描かれています。
ちょっと愛嬌のある顔をしていて可愛らしい。
背景の深い水色も落ち着いた雰囲気で夜の静けさが見事に表現されていました。

最後には国芳が展示されていました。
歌川国芳「浅茅原一ツ家之図」
時は用明天皇の頃、浅草花川戸に浅茅ヶ原と云う荒地があったそうです。
今の浅草からはイメージできませんが。。
西洋画風の陰影表現により老婆の不気味さが増しています。

というわけで2期も見所盛りだくさんでした。
1期が人物中心だったのに対し、2期は風景。
北斎や広重など、馴染みやすいかもしれません。
おすすめです。



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水玉ガーデン

2013-07-27 21:30:00 | 好きなもの
この夏、六本木ヒルズがすごいことになっています。





草間とコラボです。
私からお金を取ろうと必死です(笑)

まぁ、出すけど。。

そんなわけで行ってきました
草間コラボの店舗は3店舗。

ハイボール飲めちゃう水玉テラスは7月19日から8月11日まで。
カフェ「私の大好きな私」は8月6日から8月18日まで。
こちらも行ったらレポします。
今回、水玉ガーデン行ってきました。
7月19日から9月1日まで。


ビール買っちゃうよ~

草間グラスのビール ¥2,300-
プラカップのモルツ ¥600-

グラスはもちろんお持ち帰り!!
とってもかわいい
すっごくかわいい
これが欲しくて欲しくて。


かき氷



会場はこんな感じ。


ヤヨイちゃんも登場です。
ブランコに乗ってお花を持って乙女すなぁ~


天井もかわいい

強風にあおられていたけどね……。


パンチラはしないのよ~。

あぁ、この空間、最高!!!!!



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ルーヴル美術館展~地中海四千年のものがたり~

2013-07-26 21:30:00 | 美術
見てきました

東京都美術館

会期は2013年7月20日から2013年9月23日。

ルーブル美術館の説明なんて今更いらないでしょう。
昨年の来館者数は約970万人。
もちろん世界一。
所蔵作品数は約38万点。
そんなルーブル美術館の所蔵品の中から今回は地中海をテーマに選ばれた作品で展示が構成されています。
その数なんと273点。
内容はルーヴルの8部門全てに及ぶというもの。
いや〜期待です。

さっそく気になったものを。

「競技者に与えられるオリーヴ油を入れる黒像式アンフォラ:アテネの守護女神アテナ(A面)、競技者(B面)」
なんか、今回、名前が長いものが多かった。。。
とても大きな壷。
アんフォラと呼ばれ左右に大きな取っ手が着いています。
茶色地に黒で女神アテナが描かれています。
反対側は走る3人の男性。
このアンフォラにはオリーブオイルを入れ、競技の優勝者与えられたとか。
地中海っぽい。。
オリーブオイルは照明、体の手入れ、食用などに使われたとのことで、欠かすことのできないものでした。

「柄と注ぎ口のついた容器、通称「ソース入れ」」
金色の器です。
眩しいぐらい。
とっても目立っていました。
丸っぽくって、ソース入れって感じではありませんが。。
こんなに綺麗な状態のものが残っているということに驚き。

「受け皿を持つ女性の形の奉納用スプーン」
大きなお皿を持った女性がうつ伏せの状態です。
これがスプーン。。。
なんかちょっと、、不気味。
白粉などを入れる化粧用だったとか。
このあたりには同じような作品がいっぱいでした。

「[ロゼッタ・ストーン](大英博物館蔵)の石膏レプリカ:この石碑にエジプト文字とギリシア文字で刻まれた法令の研究により、1824 年にJ. F. シャンポリオンがヒエログリフの解読に成功した」
うぉ〜、ロゼッタストーン!!
と思ったらレプリカ。
そりゃそうだ。。ルーブル美術館展で大英博物館のものがくるはずがない。。
かの有名なロゼッタストーン。
タイトルで大体の説明は終わっているという。。
えっと、2種類の文字が上下に分かれて書かれています。
上はエジプトの文字で、下はギリシア文字。
どちらも内容が同じ、とのことです。

「ひげのある男の頭の形をしたペンダント」
これはすごい。
色々な意味で。
キャラクター化しそうな真ん丸の目。
もじゃもじゃのヒゲ。
ひょっとこにも似たイメージ。
こんなペンダント、どこですればいいんだろう。。

「魚形アリュバロス(小型の香油入れ)」
こちらはかわいらしい。
愛嬌のある顔してます。
こっちがペンダントだったらまだする機会がありそう。。

「ローマ皇帝ルキウス・ウェルス(在位161-169年)の妻ルキッラの巨大な頭部」
大きいです。
とにかく大きい。
私の背より大きいでしょう。
そんな大きな顔がどーんと。
大理石で出来ていて、つやつや。
建物を飾っていたものだそうですが、こんな大きなもの飾るって相当大きな建物に限定されそうです。

ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ、通称ジャンピエトリーノ
「エジプト最後の女王、クレオパトラの自殺」
裸婦の姿で描かれたクレオパトラです、
ローマ軍に敗れ、自らを毒蛇に噛ませて自殺するところとなっています。
体は豊満ですが、色艶よく、かなり色っぽいです。

「トロイアの王子パリス」
大理石の像です。
腰に左手を当て、足を組んで建っています。
かなり綺麗な体。。均等が取れてるってことね!!
「パリスの審判」のパリスです。
あら、やっぱりイケメンなのね。
人体表現というとギリシア彫刻となりますが、これはギリシアの彫刻をローマ時代にコピーしたものだそうです。
なるほど、、美しい体に納得。

「アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称[ギャビーのディアナ]」
今回の目玉です。
肩に右手を当てて左手で服の裾を持って立つ女神像。
大理石で出来ているのに、身に纏った衣類が柔らかそうに見える。
ギリシアのプラクシテレスが作ったものをローマ時代にコピーしたものではないか、とのこと。
ルーブル美術館外に出るのは初めてだそうです。
360度ぐるぐるまわって見れます。
私のおすすめは左側から見た角度。
涼しげな横顔が美しいのです。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
「ハイディ:ギリシアの若い娘、イギリスの詩人バイロン卿(1788-1824年) による『ドン・ジュアン』の登場人物」
まさかここでコローに出会うとは!!!!!
全体的にぼんやりとしているところはさすがコロー。
こちらはタイトルからもわかるとおり、詩人バイロンの「ドン・ジュアン」という物語に出てくるハイディという名前の海賊の娘だそう。
なるほど、身なりは庶民的。
でもどこか可愛らしく見えるのは私がコロー好きだという贔屓目なのかしら。。
背景は留学の際に見てきた地中海が描かれているそう。
あぁ、そういえばテーマは地中海だった。。

と、少し範囲が広いかな~という気もしましたが。
たくさんの素晴らしい作品に囲まれて、最高です。
会期末は混雑が、、というよりも、すでに混雑していました。
行くときは覚悟(何の!??)が必要かもしれません。



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シガリット・ランダウ展「ウルの牡山羊」

2013-07-25 21:30:00 | 美術
見てきました

メゾンエルメス

会期は2013年5月18日から2013年8月18日。

今回はシガリット・ランダウという女性アーティストの個展です。
1969年エルサレム生まれ、イギリスやアメリカでも数年を過ごし、現在はテルアビブを拠点に活動するイスラエル人アーティスト。
2011年には第54回ヴェネチア・ビエンナーレのイスラエル館を代表。
同年の横浜トリエンナーレでは代表作の西瓜と共に死海を漂うビデオ作品と、死海の塩を結晶化させた彫刻を出展。
それらの作品には、常に「痛み」を伴ってきた自国の歴史が反映されています。
世界でも活躍するアーティストで日本では初の個展です。

今回は2つのインスタレーション。
まずは
「Out in the Thicket 茂みの中へ」
エレベータが開いて会場につくと、謎の大きな音。
この展示の音でした。
かなり異様な感じがしてびっくりしたと同時にちょっと怖かった。
天井に届くほどの大きなプロジェクターを4台使用。
そこにはオリーブの木が映し出されていました。
イスラエル南部のネゲブ砂漠にあるオリーブの森だそう。
1本のオリーブの木が巨大スクリーンに1つ。
それが4面奥へと連なっているため森のように見えました。
そしてオリーブの木が音を立て揺れています。
収穫のために専用のシェーキングマシーンで揺さぶられているのだそうです。
揺らすと収穫に適した芳醇なオリーブの実だけが落ちるのです。
バラバラと落ちる実。
揺れることで音をたてる葉と木。
鳥の鳴き声も聞こえるし、作家自身が口ずさむヘブライ語のメロディーも聞こえます。
なんか。怖い。。
混沌というか。
ヘブライ語が呪文に聞こえるし、揺れる木々はそれに呼応してるようだし。
木が生きていて、頭をぶんぶん振り回しているかのよう。

もう一つの作品
「火と薪はあります」
こちらは50年代のイスラエルの典型的な居住空間をモチーフとしています。
1950年代のおじいさんの家を想像で再現したものだそう。
もちろん、ただ、再現したのではなく、そこに置かれているものには意味があるそうです。
キッチンに置かれた調味料、また棚にしまってある食器、壁に掛けられた花の刺繍など。
そこで生活していた証がそのまま静かにありました。
なんだろ、、迷い込んだ気分。
台所のコンロから4人の女性の話す声が聞こえてきます。
ヘブライ語だそうで、日本語訳もあります。
さきほどとは違う、ちょっと変わった空間。
家の中なのにほっとする感じがないんだよね。
生活感あるのに冷たい空気が漂っているの。

「イスラエルの文化を理解するには、『場所』が大事な要素となる。」
と作家本人が語ったそうです。
今回の2つの作品。2つの場所。

違う文化を理解する、、
まだまだ難しい。。



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シンガポール★彌生

2013-07-24 21:30:00 | 好きなもの
これでシンガポールついては最後。

シンガポール、楽しかったよ
ただ、美術館へ行くっていうことがなくて。

そんなとき、私のセンサーが動いたのです

場所はOrchard Central.
このビルを上へ上へと上がっていきます。
7階からはこの長~いエスカレーター。

一気に11階へ。
かなり怖い。。。

そして、センサーがより強い反応を示すほうへ(笑)



いたよ!!!!!!!!!!
草間彌生の作品(笑)
ヤヨイちゃんとその仲間たち
私の高感度彌生センサーはかなりの精度だね!!


かわゆす!!!!!


かわゆす!!!!!!!!!!


かわゆす!!!!!!!!!!!!!!!

人がほとんどいなくてほぼ独占で写真撮れました
というか、通りがかる人もあんまり見ていかないし。。
なんで!?
見慣れているのかな。。。

シンガポールの空の下。
とっても素敵でした
ありがとう、シンガポール
とっても楽しい旅行でした



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シンガポール★ご飯

2013-07-23 21:30:00 | 日常
旅の楽しみといったらご飯やろー!!!!
というわけでご飯の写真。
トップは飛行機で撮った写真
地球は青かった……


チキンライスです。
シンガポールに着いて1番最初に食べました。
日本でチキンライスというと別のものを指しますが。
シンガポールでチキンライスというとこれが出てきます。
茹で鶏(蒸し鶏)とその茹で汁で炊いたご飯と鶏肉とスープが出てきます。
これがとってもおいしい!!!!!

すっかりはまって色々なところで食べる始末。


これは中華街のフードコート的なところで食べたもの。
見た目はあれだけど、これが1番くらいに美味しかった


これはOrchard地域で食べたもの。
これも美味しかった~


こちらはMandarin Orchardで食べたもの。
ホテルのレストランってことで価格が一気に上がりました。
他に食べたご飯すべて足してもこれ1食に届かないというぐらい(笑)
まぁ、その分、量も多かった。
でもおいしかったよ
ソースが3つありますが、上からソイソース、ジンジャー、チリソース。
屋台なんかではこの3つ、混ぜてました。
「ソイソースをご飯につけて食べるともっとおいしい」とおばさん店員さんが教えてくれました。
確かにおいしかった
そしてこのおばさん店員さん、のりのりで写真も撮ってくれたり。
「カワイイ~」とか言って。
いい人だったな(笑)
でも私の1番好きなのはジンジャー。
さっぱりおいしい。

とにかく「チキンライス食べたい~」っていう感じでお店見てました(笑)
あぁ、食べたい。。


こちらはキャロットケーキ
卵ふわふわ。
見た目はそこまできれいではないけど、おいしかった。
なお、にんじんは入っていません。


こちらはムルタバ。
アラブの料理だそうです。
お好み焼き的なもの。
中に野菜やお肉が入っています。
ホテルの近くで食べました。
これ、おいしかったけどボリュームあるので要注意。
他のものが食べれなくなるからね。


2日めにナイトサファリに行ったのですが。
その帰りに食べたワンタンメン。
深夜のラーメンってなんておいしいんだろう


こちらはカヤトースト。
カヤジャムとバターが挟まれています。

これがまたおいしくて。
カヤジャム甘いです。
なんだろ、ピーナッツバターみたいな色だしちょっと似てるけどもっと軽い。
お供はコピという練乳入りコーヒーで

あと気に入ってしまったのがライムジュース
甘酸っぱくておいしい。
1.7シンガポールドルとかだったかな。
1ドル80円計算で136円。
顔の大きさほどの大きいカップに入ってくるしすっごくお徳。

以上、シンガポールご飯のおすすめたち。
シンガポールへ行くことがあったらぜひぜひ、というか絶対チキンライス食べてね!!!!!



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シンガポール★昼

2013-07-22 21:30:00 | 美術


シンガポールの昼の景色を



マーさまぁぁぁぁぁ~!!!!!
水吐いているよ!!

かっこいいよぉぉぉ



うぉぉぉぉぉぉ!!!!!



こちらはモスク。
いきなり変わるけど(笑)
ホテルはアラブ街にあり、ホテルからすぐのところにありました。



こちらは中華街で見つけたお寺。
装飾がすごい。
なんだか人がいっぱい乗っています。








こちらは街並み。
カラフルでいちいちかわいい。
写真撮るにも楽しいのです。


おしゃれすなぁ。

イメージしていたシンガポールはマーライオンに高層ビルでした。
が、ちょっと動くといかにもアジアな街並み。
都会と下町ごちゃごちゃ感のカオスっぷりも楽しくって個人的にはおすすめの旅行先です。

最後に。
旅行中に何度も見かけ、私の興味を全力で惹いたもの。

鳥。
くちばしと足が黄色くて。
何度も見かけます。
頻繁に見かけます。
小さくてすばしっこくてかわいい



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