RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

たくみのたくらみ ~きせる・たばこ盆・たばこ入れにみる職人の手技~

2012-11-30 21:30:00 | 美術
見てきました

たばこと塩の博物館

会期は2012年11月17日から2013年1月14日。

入館時に美術展のパンフレットもらいました。


カラーで16Pという素晴らしいもの。


これで入館料100円なんだからすごく得した気分。
これを片手に鑑賞です★

今回はたばこと塩の博物館所属の喫煙具を通して、職人たちの「技(たくみ)」と「知恵(たくらみ)」を見ていく展示です。

早速、気になった展示品が。
「煙草恋中立」
きせるとたばこといえば切っても切れない仲
この密接な関係は物語の趣向にも取り入れられたそう。
この本に書かれた話はたばこの葉やきせるが擬人化されていました。
たばこ屋の娘お留ときせるの美男子うずらの介の恋の物語です。
……って。
なんか、、日本人ってすごいよね。
擬人化カップリングとかさ。
腐女子の考え方は既に江戸時代からあった、と(笑)
そして、これ以降の展示は、「きせるの美男子うずらの介」が度々解説してくれます。
着物を着て立って歩くきせる……。
あんまり美男子じゃないし……

さてさて。
非喫煙者の私ですが、展示は工芸品ってことで、喫煙具も美しく見えます。
綺麗な蒔絵を施された見るからに上品な作品はため息もの。
また象牙を使ったきせるなども細部まで美しく匠の技術の高さを見せつけられました。

と、同時に変わり種も目立つ目立つ。
夕顔の実を使ったたばこ盆はまだ普通かな。
一番びっくりで賞は
熊の手を細工して作られたたばこ入れ。
爪や毛もきれいに(!?)ついたまま。
「ワイルドだろぉ~」
なんてもんじゃなくワイルド(笑)

あ、変わり種が目にはつくけど、基本的には綺麗な工芸品ばかりです。
鮮やかな色の布で作られたたばこ入れは今持っていてもおかしくないものも。
見た目で革かと思ったら和紙で作られたたばこ入れもすごい。
革がなかなか手に入らないってことからの工夫で作られたものだとか。

実用品としての機能と同時に、鑑賞もできる美しさを追い求めた職人とその道具たち。
「用」と「美」の両方がぎっしりつまっていました。



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ネイル

2012-11-29 21:30:00 | ネイル
変えました

今回は白に黒。
可愛らしい感じです



ネイル変えるの、年内はあと1回かな。
年越しネイル
どんなデザインにしようか、今から悩み中。。



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ZESHIN

2012-11-28 21:30:00 | 美術
見てきました

根津美術館

会期は2012年11月1日から2012年12月16日。

『ZESHIN』
です。
柴田是真(1807-1891)
江戸時代末から明治中期にかけて活動した日本画家であり漆工家。
2007年に三井記念美術館で開催された「柴田是真の漆×絵」
私が美術館に頻繁に行くようになってきたころ、この展示を見に行きました。
展示品としては蒔絵が多かったのですが、その素晴らしさに感嘆。
このような作品が江戸時代からあり、今にいたるまで大切に保管されていることとか。
そのころは江戸時代の美術に関しても知識がないころだったので、このような人がいることにびっくり。

そういえは、この展示で三井記念美術館へ初めて行ったんだった。
今では展示が変わるたびに行ってます(笑)

さて。
その鮮やかな感動もあって、期待せずにはいられない!!
とウキウキで行ってきたのです。

そして。
行ってよかった!!
期待外れなかった!!
期待しすぎてがっかりしたらどうしようって思ったけどそんな心配いらなかった!!
はい。
私は是真が好きだー!!!!!
日本全国から作品を集めた今回の展示。
美術館所蔵のものから個人蔵の貴重な作品まで大集合。
えぇ、何度でも言おう!!
個人蔵、うらやましいぞ~!!(笑)

蒔絵作品はもちろん、今回は漆絵に釘付け。
扱いにくい漆を自由自在に操り描かれた作品はため息もの。
デザインとしての構図もすばらしいし、バランスもすばらしいし。
あぁ、1枚ぐらいほしい。。

そんななか一番好きなのは「雛図」
中央にちょこんと、シンプルに描かれた雛人形。
シンプルで素敵です。
3月にまた見たい!!

今回は是真の作品と根津の内装も合っていて展示品がとてもかっこよく見えました。
見ていてうきうきしてくる。
是真も根津も大好き



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うつつ

2012-11-27 13:00:00 | 日常
朝起きたら熱があって。
頭がくらくらする……
会社休みました。。
でも仕事始まる8時半を過ぎたらだんだん元気になってきて。
美術館行ってきました!!

という夢をみて今朝は目が覚めました
仕事、そんなにイヤか、、と。
時刻は5時45分。
「もうちょっと寝れるじゃん」
と思いつつ。。
あー、昨日、目覚ましセットするの忘れてるわ~と。
次に気付いたときには6時45分。
おぉ、いつも起きる時間!!
目覚ましなしでこの時間に気付くのすごい!!
最近、目覚ましのセットを忘れた日でも6時半~7時ぐらいで起きるようになってきました。
すごいけど、なんか仕事だらけって感じがしてイヤ……

で、暖房つけたまま寝ているから喉イガイガするし……
電気もつけっぱなしだし……
コンタクトもしたままだし……
洗濯してたのに途中で寝ちゃったから洗濯やり直さなきゃ……
最悪だ。。
頭痛いし。。。

来週あたり、平日に休み取ろうって思ってる。
もちろん、美術館行くよ!!



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ゆるキャラ

2012-11-26 21:30:00 | 日常
ゆるキャラグランプリ、が開催されていましたね。
ニュースで見た方も多いかと。
1位はなんか丸い鳥でしたね。
がっかりです……

私の推しメンは島根県のキャラクター
しまねっこ

かわいさならダントツだろー!!!!!
一度踊っているところを見たんだけど、もう、可愛すぎてヤバイの

絶対、しまねっこは3位以内ぐらいにいると思ったのに……

まあ、私、1票も入れてないんだけどさ(笑)
そうゆうのは他人任せです。



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日本の至宝、、かも

2012-11-25 21:30:00 | ミュージアムショップのお菓子たち
王朝の至宝展のお土産です。

ハローキティとのコラボレーション

キティちゃんが跪射俑(きしゃよう)になったタオルハンカチです。
跪射俑の衣装のキティちゃんが、跪射俑ポーズ。


かわいい
色もグレーとピンクという可愛らしい配色
\630-
この展示でしか出会えないキティちゃんです

また、会場にはガチャガチャがありました。
やりたくなる。。
1回400円。
出てきたのはこいつ。


「金製仮面」
殷~西周時代のもの。


どこから見ても怪しい。。
また、私の部屋に謎なものが一つ増えました(笑)



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中国 王朝の至宝

2012-11-24 21:30:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2012年10月10日から2012年12月24日。

中国といえば年明けに「清明上河図」を見にトーハクへ行ってきましたが。
今回も日中国交60周年記念展です。

この展示は中国に誕生した歴代王朝に焦点をあてて、それぞれの地域の文物を対比しながら展示されています。
そして展示品168件でそのうち約60%が中国の国宝「国家一級文物」
すごいぞ!!

ってわけで
第1章は「王朝の曙 蜀vs夏・殷」
第2章は「群雄の輝き 楚vs斉・魯」
第3章は「初めての統一王朝 秦vs漢」
第4章は「南北の拮抗 北朝vs南朝」
第5章は「世界帝国の出現 長安vs洛陽」
第6章は「近世の胎動 遼vs宋」
あ、どうしよう。。
なんか惹かれない!!
2つの王朝を対比しての展示ですが、こんなに国を覚えられない!!
一応説明はあるのですが、見ていくうちに忘れちゃうよね……

ってわけで。
印象に残っている作品を。

第1章からは蜀の「金製仮面」
最初に出迎えてくれるものです。
薄い金の板(!?)を加工して仮面にしたもの。
これで仮面舞踏会へ出たら…
豪華だ。。
そして殷~西周で「人形器」
青銅でできた人っぽいもの。
頭はなくって胴体に大きな穴。
何のためにつくられてたのかも分からないそう。
とってもシュールです。
でもちょっと欲しい。

第2章からは楚の「羽人」
四面楚歌の楚♪
さて、うずくまったかえるのような生き物の上に鳥が。
その鳥の上に一本足の人のようなものが。
くちばしと尻尾がある人のようなもの。
足の先には鳥の爪のようなもの……。
なんだか、ファンタジーにしても怖いし。
バランス感覚は抜群ともいえるけど。。
何のために何を考えて作ったのか知りたい。
そして斉・魯から「犠尊」
青銅製の酒器。
豚みたいなロバみたいな……
なんだか癒し系でした。

そして第3章。
「跪射俑」(きしゃよう)
秦です。
秦といえば始皇帝陵の兵馬俑。
そこから出てきたもの。
等身大で迫力満点。
跪いて弓矢を構えているポーズ。
眼光するどく守る気満々って感じです。
頼もしい。

その後はなかなか……
第6章の遼はちょっと気になったけど。
以前に「契丹」見に行っていますが、遼の建国当初の名前は契丹。
契丹人の王朝なのです。
展示物見ながらいろいろ思い返していました。

最後にあった注目のもの。
特別出品の「阿育王塔」
新発見の仏塔。
黄金に輝き宝石がはめこまれるなど豪華絢爛。
中国王朝の多様性とスケールの大きさが感じられました。



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クリスマス

2012-11-23 21:30:00 | 好きなもの
毎年買ってるJILL STUARTのクリスマスコフレ
今年も買ったよ!!

ジルらしいフリルのついたポーチ。
今年は
アイライナー
アイカラー
フェイスカラー
グロス
が入っていました。



どれも可愛くって使える!!



はずれ色がないってことが一番嬉しい(笑)



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マンダリンオリエンタル

2012-11-22 21:30:00 | 食べ物
ケーキが冬っぽくなっていました

右が、カフェブラン
ホワイトチョコレートとコーヒーのムース

左は、プレズィールフロマージュ
フロマージュブランのムース
キルシュ風味

どっちもすごくおいしい
さすがマンダリンオリエンタル



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もうひとつの川村清雄展 加島虎吉と青木藤作-二つのコレクション

2012-11-21 21:30:00 | 美術
見てきました

目黒区美術館

会期は2012年10月20日から2012年12月16日。

川村清雄(1852-1934)、、
江戸、明治、大正、昭和といった時代に生き、早い時期から海外で学んだ画家。
"維新の洋画家"といわれております。

はい。
先日、江戸東京博物館で見てきたばかり。
そして"もうひとつの"って……
えぇ、江戸博便乗な展示です。
別に"もうひとつの"って付けなくても……

"もうひとつの"清雄展ですが、とても素晴らしかったです。
"もうひとつの"っておまけみたいな感じですが、独立した展示としても充分な内容でした。
なんか小物感漂う感じのタイトルで逆に残念。

清雄についての詳細は先日のとおりですので書くことないのですが。
勝海舟や小笠原長生などの支援を受けながらも、時代から孤立ししばらく人々の記憶から遠ざかってた川村清雄。
1980年代になり、その研究が盛んになり、成果が報告されました。
その一つ、1994年静岡県立美術館での回顧展は当時大きな反響を呼んだそう。
さすが静岡。
あ、このこと、ちゃんとHPにも書いてあるから!!
地元静岡の印象をよくしようとして捏造したわけじゃないから(笑)
ちなみに江戸博の「川村清雄展」は江戸博のあとは静岡県立美術館に巡回です。
おかえり!!

えっと。
「明治以降、海外で学び活躍した作家の初期の作品」を収集のテーマに取り上げている目黒区美術館。
川村清雄のフランス、イタリア時代(1876-1881)の貴重な素描5点を開館後まもなく入手しているのです。
さらに2004年度には川村の代表作で行方が分からなかった「村上彦四郎」を含む33点の作品を川村清雄とゆかりのある加島虎吉ご遺族から寄贈。
そのコレクションの展示をするとともに川村研究を続けているのだとか。
今回は目黒区美術館のコレクションに加え、栃木県珂川町馬頭広重美術館に収蔵されている、青木藤作が集めた川村作品も展示されます。
栃木県珂川町馬頭広重美術館ってどこかで聞いたな~と思ったら、昨年サントリー美術館で開催された「殿様も犬も旅した 広重・東海道五拾三次 -保永堂版・隷書版を中心に-」の出展作品が珂川町馬頭広重美術館所蔵でした。
以前に知っている美術館とか作品が別の展示で繋がるとなんか嬉しい。
これを機に調べてみたら小さめな美術館みたいです。
でも、所蔵作品はすごいね!!
私の好きな清親もあるみたいだし。
建物きれい。
青木のコレクションが寄贈されたことにより建設されたそうです。
すごいな、青木さん。

ってワケで長い前ふりになりましたが気になった作品へ。

「村上彦四郎(村上義光 錦御旗奪還図)」
代表作の一つ。
今回のチラシにも使われている作品です。
屏風仕立て。
金地に描かれた葛の葉や白い花が美しい。
描かれている場面は、太平記から。

「鸚鵡」
とにかく鮮やか。
目に眩しいくらい。
板に朱漆塗。そして油彩。
複雑な技法で描かれた作品です。
技法は複雑でもしっかり描かれているところに清雄の腕の確かさが。

「なた豆に雀」
黒漆に油彩で描かれたなた豆と雀。
色は美しいし、雀の躍動感もあるし、なた豆の青々としたところもいい。
この作品が一番好きかな。

加島虎吉が出版業を営んでいた、ということもあり、清雄が関わった書籍や冊子の装丁デザインなども展示されていました。

江戸博の展示では幕末の絵師ってイメージが強かったのですが、今回、装丁などの作品を見て、大正のイメージが強くなりました。
全体的な展示としては、江戸博のほうが生涯をたどる感じで好きなんですが。
江戸博では装丁の仕事などはほとんどなかったので。
理解を深めるためにも両方見てよかったな~と。



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