日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

台場1丁目 うしすけ

2016-04-29 23:30:00 | グルメ

   

   

 

 

ゆりかもめお台場海浜公園駅 徒歩2分
臨海線東京テレポート駅 徒歩3分

コメント

さくら5つの物語 ①“踏切待ちの桜”見上げる先には

2016-04-29 07:15:02 | 報道/ニュース

4月11日 おはよう日本


通学や出勤
急ぐ人たちは
できれば避けたい踏切待ち。
しかし4月ここでは踏切待ちの45秒が贅沢な時間に変わる。
線路の先に連なるのは80本以上に及ぶソメイヨシノ。
地域の人たちが30年ほど前に植えたものである。
門出や別れ
足を止める人々は
それぞれの人生の節目を桜の花に重ねる。
保育園の入園式を終えて桜を見に来た親子。
「子どももどんどん大きくなって
 そのうち子どもと一緒にここでお酒を飲めたら。」
1人暮らしをしている社会人2年生。
遠く離れた故郷に似たこの景色に励まされた。
「すごくきれいだなと思って。
 電車を降りてきてしまった。
 故郷を思い出した感じで
 よかった。」
結婚してこの街に嫁いできた90歳のおばあさん。
人生の節目をこの桜並木とともに重ねてきた。
「今年も桜見られてうれしい。
 私はしぼんじゃう方だから悲しいけど
 でもいいよね
 今まで生きてきたんだから。」
春休み
学校に向かう高校生に出会った。
柴田明穂さん。。
この春3年生になる。
「めっちゃきれいですね。
 桜がきれいだからそれを見て学校に行けるし
 帰るときも見て気分が明るくなる。」
柴田さんにとって4月は大事な月である。
部活では月末にある定期演奏会に向けて練習が大詰め。
そしてもう1つ悩み続けてきたことに結論を出さなくてはならない。
卒業後の進路である。
就職か専門学校に進学するが
迷い続けてきた。
お菓子作りをするパティシエになりたいと
専門学校への進学を考えている柴田さん。
しかし多くの友達が就職を希望するなか
親にお金を出してもらいながら専門学校に通い
パティシエの厳しい修行を待とう出来るのか
不安を抱えている。
「やりたいことをするか就職するか
 そろそろ決めないといけないと思っているんですけど。」
始業式には進路の希望を伝えなくてはならない。
春休みが終わりに近づいていたこの日
桜の花は満開を迎えようとしていた。
この春 どんな道を選び
来年 どんな自分が桜を眺めることになるのか。
踏切で足を止めた柴田さん。
「日にあたっている桜 きれい。
 こっちも明るくなるし
 咲いているだけで力になる。
 それだけで気持ちが変わる。」
始業式の朝
進路希望を伝える日である。
将来を決める大切な節目。
柴田さんの結論は
夢であるパティシエになるため専門学校への進学を先生に相談することだった。
「最後の1年だから進路を決めなければならないけれど
 楽しむところは楽しんで
 自分が楽しめる
 絶対やめない方に行きたい。」
桜の花に背中を押され
新たな1歩を踏み出す春である。




コメント