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中国のネットサービスで中小企業 海外へ

2016-04-23 07:15:00 | 報道/ニュース

4月7日 おはよう日本

 

中小企業の社長など約100人が参加したセミナーは
中国のネット通販最大手の・アリババが開催した。
(参加者)
「パートナーが見つかって
 広く拡大できればいい。」
タイの企業はオーダーメードのスクーターの車輪を
ブルガリアの企業は通常より燃えやすく長持ちするという薪を
世界各国の中小企業が自慢の商品を出店しているサイト。
参加している企業やバイヤーの数は7,000万にのぼる。
サイトの仕組みは
例えば自社の製品を世界に売りたいと考えている日本の中小企業の場合
サイトに登録すると
世界各国のバイヤーとつながることができる。
商談が成立すれば海外への販路が開けるのである。
(アリババ 許長龍部長)
「情報収集の面で中小企業も巨大企業と対等に勝負できます。
 日本の中小企業も数多くのチャンスを得られるでしょう。」
大阪の中小企業の社長 上田勝啓さん。
健康食品や化粧品を扱っている。
中間層が増えて健康志向が高まっているアジアへの販路を拡大を検討していた。
しかし海外への足掛かりが無いのが悩みだった。
そこで目をつけたのが地元のセミナーで見つけたこのサイトだった。
利用を初めて1年半
アジアやアフリカの14の国と地域に販路は広がっている。
(健康食品・化粧品販売会社 上田勝啓社長)
「問い合わせが来ますね。
 初回の問い合わせメールなどすごい。
 アフリカからも多い。
 ブラジルなど地球の反対側からも。
 本当に世界中から来る。」
年間の売り上げも約10%増加した。
バイヤーとの関係が新たな商品の開発に発展するケースも出ている。
3月 上田さんが訪れたのは香港。
バイヤーから新たな提案があるというのである。
ホテルで行われた商談。
イスラム教徒の戒律にそった製品であることを示す“ハラル認証”が取れれば
東南アジアや中東など販売地域の拡大が見込めると提案された。
(バイヤー)
「シンガポールにはマレー系のイスラム教徒が住んでいますので
 可能であれば
 製品のラベルにハラルのロゴを付けてほしいです。」
(健康食品・化粧品販売会社 上田勝啓社長)
「1つでも多くの国に物が出せるように取り組みたい。」
中国のネット起業を利用した海外進出。
国内の市場が伸び悩むなか
日本の中小企業の挑戦が続いている。
海外との取引が容易になる一方で
顔の見えないインターネットを通じてやり取りが行われるだけに
信用できる取引先なのか
見極めることが重要となる。
このサイトでは
バイヤーや企業の取引の状況の1部をネット上で公開するなど対策を講じているが
全てのリスクを防ぐのは難しいのが実情である。



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