かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

ちょっと隣町(南串山)の散策

2012年03月24日 | 日記



今日は、3月24日 土曜日 天候は曇りから晴れ。
昨晩の嵐みたいな雨・風の影響がまだ残っているのか、少し風が有ります。その上、かなり寒く感じます。
今日は、私が所属するガイド・まち歩きグループの3月例会で、南串山のまち歩きをすることになっています。
11人の会員の皆さんが、午前9時半に集合場所に集まりました、早速、車3台に便乗して南串山に向かいます。
着いたところは、旧南串山第二小の駐車場。校舎は、現在資料館になっています。
 今日の現地案内をお願いしたのは、雲仙市観光ガイド協会の一山さん。最初に訪れたのが、温泉山・一乗院。
温泉山の温泉は、「うんぜん」と読むんですね。今は「雲仙」の名称になっていますが、昔は「温泉」と書いて「うんぜん」
と呼んでいたらしいですね。お寺のご住職から、寺の歴史を詳しく聞いた後、この寺にある「河童の手」と言われる
ミイラを見せていただきました。そう言われれば、何となくそのように見えます。河童は、やはり伝説に生きる〈生物〉
の方が、ユーモラスな感じがして、とても親しみがわきますよね。科学の力で持って証明をしたら、イメージが半減
しますよね。河童さん、あなたは、あなたのままでいいですよと、頭の中でつぶやきながら、お寺をあとにしました。
 その後、バスが通っていた旧道路を散策。子ども時代に見たバスの窓からの風景が、懐かしく想いだされました。
この道をバスが走らなくなって、もうどれぐらいになるのでしょうか。かっては、人の乗車があり、商店があり、人の
行きかっていた道が、今では、本当の裏通りになってしまったんですね。裏通りは「文化」だと言える日が来れば
いいのにと思いましたよ。
 さて、漁港に出てきましたよ。港の突端にある特攻基地跡に向かいます。各自治体で、戦争遺跡と呼ばれるもの
が少なくなり、戦争の悲惨さを伝える意味では貴重なものかも知れません。戦争のない平和な世界がが続くことを
願うばかりです。
 かって、この漁港では、煮干しの天日干し風景がよく見られていました。今では、屋内でのボイラー乾燥に変わって
しまったようです。魚の荷揚げや選別機械が設置され、人の手にかかる作業が省略化されているのですね。
 漁港の散策も終わろうとした時、鳥がいると会員の皆さんが指差す方向を見ると、錨の先に、海鳥が止まっています。
慌てて撮った写真が上の写真です。多分、カモメだろうと思ったのですが、どうも、姿・形が違うようなので、帰ってから
調べたのですが、「アジサシ?」という名前の海鳥みたいです。「アジ刺し」が好きな私にとって「アジサシ」とは洒落に
なりませんね。では、ここで、オチにしましょうか。



皆さん、神妙な面持ちで、寺の歴史について、ご住職のお話しを聴いていました。



南串山漁港を散策する会員の皆さん。ガイドさんの説明があれば、また、違った
風景に見えます。



 にこにこ顔の恵比寿さん。毎日、こんな楽しい顔になれたらいいですね。



古い年代の「網元」さんの家。現在でも居住されています。「網元」の建築様式が
残る貴重な近代化遺産と思うのですが…。



今日の正午過ぎの下馬松海岸。かなり、荒い波が押し寄せています。