まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

下手の考え休むに似たり

2015年10月30日 | 日記

自分が20~30代の頃、今の自分年代の方から、「最近の若い人は・・・」「最近は世知辛い世の中になってきた・・・」などと言われていたように思う。

自分としては、そう非常識な言動をとっていたつもりはなかったのだが、生きてきた時間(時代)の違いで、物事に対する受け取り方は変わってくるということかもしれない。

特定の若い人に、強い憤りを感じるようなことはないのだけれど、日常会話の中で、その言葉、使い方違うよね、って思うことがしばしばある。

例えば、情けは人の為ならず。

敵に塩を送る。

周りに親切にしておくことは自分のためだよ、とか、相手の苦境を救う潔い生き方を言う意味だと思うが、若い人たちの会話に時々出てくるときは、この意味とは逆の使われ方をしていることが多い。

「情けは人の為ならず。甘やかすと、あいつのためにならないから、ほっとこ、ほっとこ」
「そんなことをしたら、敵に塩を送っちゃうじゃん。あたしらが損しちゃう」

あたし個人的には、言葉は、それを言ったときの場所、ニュアンスも含め、通じれば良いと思っているので、いちいち最近の若い人は言葉の使い方も知らない(あたしもよく知らないし)、という気はないのだけれど、世知辛い世の中になり、言葉の意味も、世知辛く変わっているのだなと思う。

こんなことを考えていること自体が、歳だなぁ。
いかん、いかん。

下手の考え休むに似たり、というのもあった。
どうでもよいことをながながと妄想していないで、11月中の目標、庭の雑木の整理に着手しなくちゃ。

コメント
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