まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

SF作家は、現代の予言者?

2015年10月13日 | 日記

1989年のアメリカ映画、Back to the Future Part II。30代の初めに、家族で観に行き、すごいすごいの連続だったのが、つい、昨日のようですが、もう26年もたったんですね。

この映画の中で、デロリアンに乗ってタイムトラベルをしてやってきたのが、今の時空、2015年ということになっていて、映画の中の未来と今を比べた話題がテレビで流れていました。

作品の中で、たくさんの人に強いインパクトを与えるから、結果として、夢が広がり、空想のものが現実化していくのか、SF作家には、予言者のように先のことが見えるのか。
この作品に限らず、爆発的にヒットした作品には、過去に未来を言い当てたようなものがたくさんあり、不思議です。

少し前に、電車の中で、『一生に一度の月』(集英社文庫 2006年)という、小松左京さんのショートショート(短編)を読み返しました。
作品の多くは、昭和30年代~40年代のものですが、読んでいて、今の事を書いているんじゃないの?と、本の発行年を確認してしまいました。
なぜ、半世紀も前に、2015年の暮らしが見えるんだろう。ほんと、不思議です。

昭和30年代、すごいなぁ、かっこいいなぁと観ていたロボットものや自動運転の車、空飛ぶ車、今、着々と現実になっています。
人間がロボットのように、試験管やコンベヤでどんどん複製されていくなんてことも、倫理の問題を除けば、技術的にはできるのかもしれない。

あたし的には、人は、不便でも、泥臭く、ぶつかり合ったり、傷つけあったり、助け合って生きていくのがいいと思っているので、技術的にできることでも、技術の行き過ぎはない方がいいと思っています。でも、世の中の流れは、いままで観てきたSF作品の方向に流れているようで、いいんだか、悪いんだかという複雑な気持ちです。

歴史上の予言者と言われる人たちも、実は、当時のSF作家だったのかもしれませんね。
悪い予言は、はずれてほしいですね(笑)

 

コメント
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