goo blog サービス終了のお知らせ 

まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

修行のつもりで、千回続いた

2025年04月02日 | 少し働く日々

交通誘導のシルバーバイトで道路に立った回数が、3月末で千回をこえた。

かれこれ10年近く前に早期退職した当初は、家の片付けを中心に、週3、4日のペースで公園清掃のシルバーバイトを続けていた。

このバイトはストレスフリーで気に入っていたのだけれど、事業所の都合で撤退となり、パートのジイサンは予告手当をもらって、あっさりクビ。(笑)

そのあと、2019年2月5日から今の交通誘導のシルバーバイトに。

特にやりたい仕事でもなかったのだけれど、

「けっこう暇そうにしている人が多いし、自分にもあれくらいならできるかな?」

「あまりむずかしい縛りも資格も経験も必要なく、応募すればほぼ採用となるらしい」

というのが応募の動機。

要は、なにかで時間が潰れて、多少お小遣いがもらえる仕事なら何でも良かったのである。

ところがこの仕事、実際にやってみると、ただ一日立っているだけに見えた通行止めの現場は、退屈と暑さ寒さを我慢する罰ゲーム大会。

ほぼすることがないにもかかわらず、その場所付近から離れてはいけないという縛りはほんと辛い。

生真面目にじっと立っていると、足が棒になってしまい、帰宅してからのダメージ多大。

道路工事の片側交互通行の現場では、

トイレにもいけずに我慢大会。

お昼も食べられずに意気消沈。

暑さ寒さは我慢、我慢。
もう限界まで我慢!

おまけに渋滞しだすと警備員に「なんとかしろ!下手くそ!」と八つ当たりしてくる輩。

対向車が見えているはずなのに、片側交互通行の車線へ強引に入ってきてクラクションなどを鳴らす輩。

現場の怒鳴り散らす怖い作業員。

まだまだ上げれば切がないほどのストレス盛りだくさん。

草刈りでは、片側交互通行の状態を作りながら、日に10Km近くも歩かされる場合も。
体力いる〜〜!

「くるぶし減っちゃうよ」(笑)

そして極めつけは同僚に個性的な輩が少なからずいて、とても疲れるのである。(笑)

前半の2019年〜2022年くらいの間は、

「なんかもうちょっとだけ落ち着いた仕事探そうかな?」と何度も思っていたのだけれど、

通行止めの作業では托鉢僧になったつもりで、草刈りで歩き回るときは山行をしているつもりで、みなさんのストレスを受け止めるときは禅行のつもりで。

毎日が修行、勉強なんだと自分に言い聞かせた。

結果として、自分にとってのプチ『千日回峰行』
少し働く日々が達成きた。

振り返ると、「我ながらよくモッタ」とも思う。

生活が厳しいなら、体調が悪く辛くてもたくさん働かなければならないけれど、幸い、梅干し粥をススリながらでもなんとか生活できるベースがある。

これまでシルバーバイトをペースメーカーにして、あとは自分の体と時間とよく相談して、『今日用』『今日いく』のために、少し働く日々を続けてきたのはとても良かったと思っている。

面倒くさい同僚も多いけれど、結構たくさん知り合いもできた。
警察や学校の先生、きちんとした企業でそれなりに働いていたであろう人から、オイオイって感じの人まで、深入りしなければ本当に面白い。

また、建設業など、自分の知らなかった世界での出来事は結構興味深い。
随分DIYの幅も広がった。

その上、お気軽なバイトで月10万円以上のお小遣いがもらえるのだから申し分ない。

少ない元手で投資などをするより、働けば確実にお金が入ってくる。
損失で消えてしまうことはない。

最近は、仕事を始めたころの同僚がほとんどがいなくなってしまい新たな悩みも。

新しく入ってきた人から現場で頼られるのをひしひしと感じるのである。

意地悪はしないけれど、人間関係不得手だから、人に頼られるの苦手なんだよなぁ。(笑)

でも、人に自分の持っているもの、知っていることを伝える。役立ててもらう。

これも修行だな。

今お世話になっている会社には、定年はないという。

実際、80歳代の方もいる。

そこまではできないだろうけれど、体が続く限り『少し働く日々』は続けていこうか。


減税、お願いします

2024年01月12日 | 少し働く日々
お上が公表した国民負担率という数字がある。

(↓ ここ参照)
『令和5年度の国民負担率を公表します(令和5年2月21日)』
https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/futanritsu/sy202302a.pdf

昭和45年頃25%であったものが、ここ数年のそれは、財政赤字を含めた潜在的な負担率で、60%に近い。

子供の頃、社会科の授業で、近世、江戸時代の年貢負担率は、『四公六民』から『五公五民』と教えられた。その背景には、「民は生かさぬように、殺さぬように」働かさせ続けるという考え方だったとも。

時は流れて今、その中身は詳しくはわからないのだけれど、数字を見る限り、『六公四民』に近づいている感じ。

これじゃ、民草は自分の糊口をしのぐのが精一杯で、子を持ち、育て、将来につなげてゆくなんてことはできないじゃないですか。(怒)

民は、死んじゃいますよ。

確かに、豊かさを知ってしまった民草だから、過剰なほどのサービスを求めたり、権利主張が強かったりと、たくさんの公的なサービスのためのお金が必要だということは理解できるのだけれど、集められたお金の使いみちが、ぜんぜん生活に響いてこない。

利権のブラックホールに吸い込まれているような無駄遣いが多くて、必要なことに使われていない感じがする。

国があるから、国民がいるようにもみえるけれど、実際のところ、国民がいない、皆そっぽをむいている民がいるだけのところでは、国という枠組みは成り立たない。

お上よ、もう一度民草の方をよくみてよ。

自分の生活を守ってくれるという実感のある社会の枠組みのためにお上がお金が必要なら、個人的には、『六公四民』でも、豊臣時代の『二公一民』の割合でも、理解もし納得もして、働けるうちは老体にムチ打ってでも働く。

自分の生活ペースのハリのためもあるのだけれど、生活費の補填に低賃金のシルバーバイトをすると、すればするほど負担がぐんぐん増え、ドツボにハマる感じ。

低賃金じゃ、負担に追いつかない。
これ、なんとかならないか。

お上の方で、社会をかえる知恵も力もないのなら、ぐっと減税して民草の力に任せてみてはどうかとも思う。

政治資金を公金でもらいながら裏金をつくったり、領収書のいらない公金を公然と使いつづけたり、ちと度が過ぎるんじゃ。

ばらまきじゃなくて、制度としての減税をお願いします。m(_ _;)m

私的には、大いに働き、大いに納税をして、それが社会に役立つという喜びというか、国を愛する心というか、そんな実感の持てる国であってほしいと思う。

徴税に追われ、青息吐息でやっと納めた税金。
それが、どっかへ行ってしまっているってんでは、トホホである。
夢も希望も持てない!

今年もぼちぼちシルバーバイト

2024年01月11日 | 少し働く日々

12月は体の調子が悪かったのだけれど、シルバーバイトで気心のしれた仲間に、「ちょっとくらい大丈夫、大丈夫。年取ればどこも悪くないなんて方が少ないんだから、出てきてよ!」とそそのかされ、すっかりその気になって28日まで働いた。

22日間もバイトをしてしまった。(-_-)

いつものメンバーで気楽に作業ができ楽しかった反面、正直、ちょっと体はしんどかった。

数日家でゆっくり年末休みをし、体調も戻ったかな?と思いつつ、いつもの「いやぁ、正月、めでたい!乾杯!」と晦日からお正月2日にかけてハメを外したら、左足がぽっこり腫れだして、あららの痛風で新年スタートである。(笑)

今回はなかなか腫れがひかず、まだ本調子ではないのだけれど、いつものシルバーバイトを紹介してもらったので、初仕事に行ってきた。

痛いからって弱気になって家に引きこもっていては、じいさん、弱るばかりである。
少々痛いくらいなら、世の中へ出たほうがいい。

気持ちが前向きになる。

それにしても、12月は少々ヨクバリじいさんだったなぁと反省。

無理すれば酒量も増えるし、疲れもたまる。家事もたまるし、ストレスもたまる。

物価高で現金はどんどん出ていき、インフレ傾向で貯金(虎の子)は相対的に減。おまけに時給上がらず。年金横ばい。

頑張ってもたまらないのは、お金だけ(笑)だけれど、少しずつでも歩みをとめなければ、生活苦になって、へこたれることはないと経験上思う。

毎日、一歩前進、日々勉強。

今年も週3〜4日のペースで若い社長が紹介してくれる現場へ興味津々行って、できることを、惜しみなくして、日々を送っていこう。(かな)

寒いけど。(笑)

痛いのも早く治んないかなぁ。(-_-)

 

 


ガソリン高騰、生活物資じわじわ

2023年08月24日 | 少し働く日々

暑い!

今日も、持参した水3Lを飲み干し、青息吐息で帰宅。

道路の舗装補修工事。
お昼休憩15分。他に、休憩なし。
16時30分には、終了したけれど、これって、合法?って思ったりする。
でも、これでも、ありがたい現金収入である。

帰路にガソリン給油。
ガソリンは1L、170〜180円台。

字田舎の車社会では、これはとても辛い。

でも、考えてみれば、○○天然水が500CC、100円以上もすると思うと、これは決して高くはない。

ガソリン代の負担はじわじわ重いけれど・・・・。

電気やガス、水道代は、お上がありがたくコントロールしているけれど、その他は便乗のように値上げ。
特に、食べるものが次々に値上げになるのは辛い。

毎日の食卓は、庭先農園でとれる、ナス、キュウリ、トマト、ゴーヤ、オクラの連続。
こういう恵みのありがたさも、じわっと感じる。

便乗だっていいんだけれど、上がった分を、為替で外国に持っていかれる一方ではなく、国内の、特に、若い世代に還元してほしいと強く思う。

ジイサン、バアサンは、梅干しつけて、粥すすって、自助努力。
ここまできたら、できることをしてなんとか生き延びていくしかない。

値上げだって、悪くない。

ちゃんと循環してくれれば経済は回る。

夕方聞こえるヒグラシの声が、「金金金」って聞こえて、ほんとわびしい。
これって、被害者意識?認知症の始まり?

でも、動けるうちは、自分の銭勘定は、少し働く日々を続けたい。

残された自分の時間とともに、あまねくいっさいの皆さんが、いい時間を過ごせるように、そう思う。

今日の現場ははじめから4日間入った。

地域のみなさんにとっては、いろいろご意見、ご不満もあったに違いないけれど、結果として、けが人もなく、車の事故もなく、きれいな道路に復旧するお手伝いができた。

また、10年くらいは、ご意見、ご不満もあった皆さんも快適に使えるのだろうと思う。

年取って、ポンコツに近い人たちの警備会社だけれど、施工業者のメンバーとともに、うちのポンコツメンバーも、ちょっと充実感があったようで、帰りに雑談し、再会のときはよろしく!と、元気に解散した。

みんな、生活保護にいかないように、頑張っている。

これも高齢者、後期高齢者の一面、現実である。

 


豊かなようで、厳しいなぁ

2023年04月05日 | 少し働く日々

昨今の物価高などをうけて、大手製造業を先頭に今春闘は過去最高の賃上げ水準となっているようだ。

こういう動きが社会全体に広がって、活きの良い社会が戻ってきてほしいと思う反面で、『非正規労働者8割「賃上げなし」』というニュースも流れている。

『物価上昇で生活が苦しくなったとの回答は「とても」が40.4%、「どちらかと言えば」が48.3%で合わせて9割弱に上った』との内容も併記されていた。

終身雇用的な関係はいつのまにか崩れ、働く人の約4割、2,101万人が非正規雇用者となり、 うち、パート・アルバイトで働く人は約7割の、1,474万人くらいいるらしい。

賃上げの恩恵を受けられない非正規雇用で働く人、働く場さえなくなって年金のみで生活する人などと、賃上げの恩恵を受けるお大手企業傘下の正規労働者の間には、またまた相対的に差が広がり、絶対的な格差となる。

人間社会、機会が与えられ、努力もし、一生懸命やってみた結果に差ができるのは仕方がない。

でも、やむなく非正規雇用で働く人たちは、どんなに頑張っても「じっと、手を見る」しかない。
条件の良いところに転職をしたくても、田舎には雇用機会は少ないし、時給制や日給月給制のような仕事がほとんどだ。
「努力、一生懸命」の受け皿がない。

若い人が起業して景気の良い話をしている画像などをよく目にするようになったけれど、テレビなどが取り上げるのは、話題性のあるレアケースだからであって、「真面目」だけが売りの大方の人は、起業はできるだろうけれど、継続的な成功はほぼないのが現実だろう。

齢をかさね、仕事をさがしても、収入に結びつく仕事はない人たちは、年金収入が命の綱。
光熱費を節約し、食費を切り詰めて、これで生きるしかない。

昨今の世は、自分の前向きな気持ちとは裏腹に、社会の流れの中で、相対的に格差が広がっていく。
一見、豊かそうに見えるけれど、ほんと、厳しいなぁと思う。

ちなみに、シルバーバイトで使ってもらっている会社からは、賃上げの「賃」の声も聞こえてこない。
県の 最低賃金で今年度も頑張ることになりそうだ。

それでも、少し働けて、収入がえられるのはありがたいことだと思っている。

3月下旬から今日まで、ずっと仕事はないけれど。(笑)