Windows10のサポートぎれ対策で、今使っている手持ちの古いPCをなんとか活かす術はないかと、相当古いOSなしのlaptopを数千円のお小遣いで買って『Xubuntu』を試してきた。
『Xubuntu』は軽量で相当古いlaptopでもWindows10で使うより断然快適に動いてくれ、「これはいいかも」と手応えがあった。
こんな試行錯誤な時間の中で、Ubuntu系のフレーバーには、『Xubuntu』よりも軽量で操作がシンプルな『Lubuntu』というOSがあることを知り、いつか試してみようと思っていた時期に、使用頻度の低かった『富士通FMV ESPRIMO』くん、ときどき立ち上げるとWindowsの更新攻撃を受けて(笑)どうにも動きが悪く、もう廃棄しようかというところまできた。
それが昨年の今日である。
(今朝10年日記に、お天気や気温、体重、血圧の記録を書き留めた際に気づいた)
当日シルバーバイトは休みだったので、思い切ってWindows10⇛Lubuntu 22.04LTSに入れ替えた。
導入の手がかかりは、Xubuntuで書き溜めたものがたくさんあった。Ubuntu系のフレーバーだから基本的には共通で、難なくできた。
その後は使いながら自分が使いやすいように設定を変えたり必要なアプリを入れたりして、楽しいPC弄りの時間が持てた。
1年間使ってみた感想は、「うちの古いPCたちは、しばらくはLubuntu で行こう」である。
Windowsの最新版PCを買うまでもなく、これで十分行けるというのが私的結論。
あと1台Windows10で動いているPCがあるけれど、これもサポート切れまで使ってLubuntu にかえて行こうと思っている。
この『富士通FMV ESPRIMO』PCは、先日メモリを8GBに増やしたものだけれど、4GBでも動画をみたり、時々オフィスソフトを使う程度の私的使用ではストレスなく動いていた。
なにより有り難いのは、更新やシャットダウンの速さ。サスペンドからの復帰の速さ。
商用的な余計なものがごちゃごちゃ入っておらず、自分で必要なものを追加していくという点もいい。(これは反面デメリット(面倒)と感じる方もいるかもしれないけれど)
画面は昔のWindows PCのようで、基本的な操作はコマンドなどを新たに覚えなくても弄り回している内に身につく。
マウスを使ったこのレベルの操作で普段使いには十分である。
Xubuntuをいれた実験用laptopに今年リリースされたLubuntu 24.04LTSを先行して入れて使い始めた。
WindowsのようにOSがクレードアップすると目先の操作がガラリと変わるというようなこともない。
えっ、どこが変わったんですか?
というくらい変わらない。
変化=新しいと感じる人にはつまらないだろうけれど、日々PCを使う目線では操作は変わらない方が有り難い。そしてセキュアなOSを維持してくれる。ここも良い点だと思う。
難は、自分で必要なものを追加していくという点かも。
最初に日本語を入力するためのfcitx-mozcの導入、設定が必要、と言ったあたりから、いたれりつくせりのWindowsとは違い、「ああ、面倒!」と思うかもしれない。
こう感じる方は、渋沢先生にものをいわせWindows11PCを手に入れれば問題は即解決できる(笑)
Ubuntu系OSは日本語化もすすんでいて導入の入口はあまり困らないけれど、欲しいアプリの説明にしても、使い方にしても、基本的な表記は英語。市販の解説本などもない。
正直ここに苦戦してきた。
ただ昨今はブラウザの翻訳機能も充実してきて、ページに書かれていることがなんとなくイメージできるし、日本語圏の有志のみなさんがOSのインストールやfcitx-mozcの導入などを詳しく情報提供してくれているページ(や動画)もたくさんあるので、根気よく時間をかければだいたいのことは解決できた。
深刻なトラブルの場合は最初はあせるけれど、わけがわからなくなったら、時間はかかるが確実な方法がある。
インストール時に作成したブート用USBでもう一度再インストールすればPC本体の故障でない限り確実に解消できる。
これ、技術的な知識はなにもいらない。
いるのは根気だけである(笑)
PCを会社などの仕事で使うなら、コストがかかっても回収すればよいのだから、シェアの高いWindows11 PCを新規購入した方が相手とのやり取りの面でトラブルがないのだろう。
ただ昨今はOSによらず、ブラウザと携帯電話を連携させ、大半のことができる時代になった。
Windows OSの今後は如何に?との思いもある。
もうサンデー毎日で、時々バイト&金はなし。古いPCを生活ツールで使っているという場合で、面倒なことが好きな方(笑)は、Lubuntu を使ってみるのもいいかもと思う。
無料だし、時間はたっぷり潰せる(笑)
1年使ったら、本当に使いやすい自分のPCになった。
Lubuntuを提供してくれている英国Canonical Ltd.さんに感謝である。
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