開墾した畑に残っていた、シソ、オクラ、ナスを整理し、前に掘り起こしたサツマイモの畝といっしょに、カルチベータで耕しました。
いつものトウガンのばあちゃんは、今日も元気いっぱい。
隣の畑(趣味、生き甲斐)のじいちゃんは、いつもあたしとおんなじで一人でNHKラジオ(あたしゃ、ベイエフエム)を流しながら作業しているのですが、今日は、奥さん+近所の奥さん軍団、息子さんが参戦。
”マイワールド”を取られちゃって、ちょっと寂しそう。
隅っこで、鍬を振っていました。
トウガンのばあちゃん(うちの隣)の隣の家のおやじさん(歳が近いので、あたしに興味があるらしい)も、今日はやることがないようで、必死の形相で(ラジオ聞いてますが)雑草と闘うあたしのところへ来て、ほんとに1年で、畑みたいになったね、って、お褒めのお言葉。
いやいやいや。ここ、もともとも畑だし。
(たぶん、1年前は、どうせ、長くは続かないだろうと思っていたのでしょう)
開墾した畑の周りは、今日は賑やかでした。
母が元気で畑に出ていた頃は、毎日がこんなんだったんだろうな、と秋の空を仰ぎました。
耕うんした後作には、ソラマメ、エンドウ、コマツナ、春菊、ホウレンソウを播種する予定です。
ソラマメは、この春自家採種した種での初挑戦。
エンドウ、ホウレンソウは、100均種。
コマツナ、春菊は、カネコ種苗で、昨年から使っている種の残り。
よく発芽してくれていますが、この秋で使い切りたい。
この1年、ほんとうに、野菜の時間、花・木の時間に助けられ、その作業の中で、生き物を観察し、長い間に身についてしまった、自分をよく見せたい、他人より優位に立ちたいという『鎧』を脱ぎ捨てることができました。
同時に、栽培した野菜の自家採種や、定番ですがアサガオやヒマワリの種を残し、来シーズンを楽しみにしています。
花・木では、県立高校の公開講座で、接ぎ木、挿し木を教えてもらい、興味津々。
接ぎ木はレベルが高いので、挿し木を中心に、庭にある雑木などで大いに楽しみました。
ほとんどが失敗でしたが、室内にあった、大きくなりすぎたドラセナ系の観葉植物の挿し木に成功。
むくげ、シャコバ、アイビー、紫陽花、デュラタ、バンマツリなど、鉢で葉を広げているものもあります。
そんな中の一つで、春先にバッサリ切って、株分けした小菊があります。
この株は、3年前に、カミさんが職場の関係で、売れ残りだって、と言って、3鉢買ってきたもの。
地植えした株も大きくなってきたので、この春、バッサリ切って、株分け。
その剪定屑で、開墾した畑の淵植えに挿し木をしました。
これが今咲きはじめ、みんなが、奇麗だと褒めてくれる!
お世辞でも、声をかけてくれるのは、嬉しいですね。
サラリーマン時代は、”普通にできて当たり前”。
365日、”怒られ侍”。
他人に褒められるなんてことは久しくありませんでした。
サラリーマン時代には、”当たり前のことを、当たり前にできる。それだけですごいことなんだ。サービス業は、高品質より、当たり前品質の維持が大事なんだ!”と後輩たちに言って来ましたが、黄色い小菊にそれを証明してもらったような一日でした。