総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

『ブラインドネス』

2009-04-03 | 映画(洋)を熱く語る
『ブラインドネス』

【ストーリー】
始まりは一人の日本人男性だった。
突然目の前が真っ白になり完全に失明する謎の伝染病は、彼の発症を皮切りに爆発的な勢いで拡がっていく。
有効な治療法のない中、政府がとった政策は感染者の強制隔離だった。
次々と収容所に集められていく人々。最初に失明した日本人とその妻、彼を診察した医者や売春婦、黒い眼帯の老人、幼い少年・・・。
そしてその中にただ一人"見えている"女がいた。
なぜか発症を免れたが、夫の身を案じて紛れ込んだ医者の妻だった。
収容所は軍によって厳しく監視され、食料や薬品の要求もままならず、衛生状態も日増しに悪化していった。
感染者の不安はやがて苛立ちへと変わり、所内の秩序は崩壊してゆく。
生き残るのは果たして誰なのか―?

この作品はDVDで観賞しました。

先日、お菓子のハバネロの残りカスを食べようとして、
誤って目に入り失明するかと思いました~(汗)←アホ~?

...と言う訳で、私的には人事ではない全世界が原因不明の伝染病で失明してしまうお話です。←おい!
失明と言っても目が見えなくなると言うのではなく、白い靄で視界を妨げると言う症状でなのです。

ヒロインの失明した医者の妻を演じる“ジュリアン・ムーア”。
免疫を持っていた為、失明せずに済む、旦那が心配で目が見えることを隠し自ら隔離病棟に入る。

↑流石に老けましたネ~、メロリンキュ~と言う訳にはいきません。

普通のパニック映画ではないとは聞いていましたが、かなり酷い話です。←話の内容がネ~
彼女以外は全員目が見えません...
その為、糞尿は半垂れ流し、見るも無残な惨状が映し出されます。

日に日に収容される感染者も増加し、支給される食料も不足し、収容所内の道徳も失われ、
食料を独り占めするグループも現れる。
彼等は食料配布の見返りに金目の貴金属は愚か、女性の体を見返りにせよと要求する。

いや~、もう本当に嫌になっちゃう話なんですよ~
私が言うんだから間違いありません~(笑)
もう、コレでもかぁ~!と言うぐらい見た目も話の内容も、人間の醜い面を見せた汚い話です。
目が失明する話と言えば「人類SOS!」を思い出すのですが、そんな生易しい話ではありませぬ~

↑「人類SOS!」
流星群を観た人達が1晩で失明、人類の危機が迫った時を見計らって
“トリフィド”と言う植物が巨大化し人々を襲い始めた。。。
(最近リメイクが作られましたがダメ映画でした~、現在テレビドラマが進行中?)

敢て話は伏せますが、話の後半...話の展開がガラリと変わります。
状況的にはあまり変わっていないのだが、前半のあまりにも酷い話のお陰で、希望のある話に感じるて来ます。
(映像的にも見応えあり)

↑“木村佳乃 ”もかなり出番が多く出演しています。
この映画の中で一番の美女だと私は思うのよ~♪

目の見える医者の奥さんが食料を探しに、真っ暗闇の地下に入るシーンがあります。
サラウンドシステムがある音響で聞くと、失明している人達の感じを体感出来ます。
(なんか、このシーンで目が見えない恐怖を実感出来ました~)

最終的にはイイ~方向に話しが進むので、上手い具合に前半の後味の悪さを打ち消してくれて
話全体としての評価は非常に良くなりました。
この伝染病の視界を妨げる白い靄は、目が見えなくなると言うのではなく、
見えなくなると言うことで、今迄気が付かなかったモノが見えると言う意味の表現でありましょう。
普通のパニック映画とは一味違う、なかなか奥の深い映画でありました。
好みにも寄りますが、私的には高評価な作品です。


PS.この伝染病の原因は、ハバネロかも知れない~?(笑)
コメント (2)
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