MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

リビングでゴロンとなりながら本を楽しむ

2014年03月30日 | 絵本とインテリア
この1週間くらい原稿の件で煮詰まっていたので(1)
週末にお休みをもらい、趣味の洋裁に没頭していました。

息子と娘が飲み物等をこぼしても丸洗いできる、
子どもサイズの座布団を作ってあげたいと思っていたのです。

中に入れるウレタンを買ってきて、肌触りのいい綿の生地を
チクチクとひたすら縫っていたところ、二人の座布団が出来上がりました。
子供用とはいえ、インテリアになじんでいい感じです。

絵本棚の前に2枚の座布団を置くと、並べて寝っころがったり
上に座った絵本を読んだり、お人形の敷き布団にしたり、子ども達は大喜び!!

自分専用の座布団を作っただけで、こんなに喜んでくれるなんて・・・
手作りした甲斐がありました。

狭いマンションの小さなリビングは、普通の個室と同じくらいの広さしかありませんが
絵本が壁一面に並んでいるので、いつでも気軽に絵本を取り出して読むことができます。
そして子ども達が読み終えた絵本が床に散らかっている・・・

今回作った座布団を並べるとマットレスのようになり
ごろ寝をしながら絵本を読んだりすることができます。
目に良くないとか、体に負担がかかるとわかっていても
ゴロンとしながら絵本を読むのは至福の時。

そう、こういう使い方をしたくて、座布団を追加で作ったのです。
座布団が何枚かあると、簡易ソファーのようになるので。


昨日今日と私は久しぶりに子ども達に絵本を読まなかったのですが
子ども達はパパを捕まえて、おはなしを読んでもらっていました。

チクチクと針を縫い進めていく私のところに
三びきの子ブタのお話が聞こえてきます。

子ブタがオオカミに食べられても、子ブタがオオカミを煮て食べても
子ども達は違和感なく笑いながら聞いており
デフォルメされた三びきの子ブタのお話より、昔話に忠実なタイプのお話の方が
私も聞いていて心地よかったです。(2)

また、いつも読む側ばっかりでしたが、今日は聞く側になって楽しめたので
やっぱり大人も絵本やお話を読んでもらうのがいいなと思いました。
といっても勝手に聞き耳をたてて聞いていたのですが。

楽しむっていいですね。
楽しむことは生きる原動力になると思いました。

気分転換や息抜きからいい発見をすることができてよかったです。
寝る前に少し楽な気持ちで原稿を手直しできそうな気がしました。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←気分転換できてよかったね!と思った方は、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)10日くらい前から依頼原稿をコツコツ書いていたがここ数日煮詰まっていた。
過去ログ 「自分の素直な気持ちを大切にして原稿を書く」 や、「文学関係」のカテゴリー参照。

(2)こぶたたちがレンガの家に集まってオオカミから身を守る話が世に出回っているが、昔話に忠実なタイプは1匹目と2匹目のこぶたはオオカミに食べられ、3匹目のこぶたは知恵を使ってオオカミを負かし、煮て食べてしまう。
石井桃子 編・訳/JD・バトン画 『イギリスとアイルランドの昔話』(福音館書店、1981年)がそのタイプ。子どもに読んであげるのにお勧め。

【今日読んだ本】

「三びきの子ブタ」 石井桃子 編・訳/JD・バトン画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「このテクストが一番気にっている。挿絵も多く子どもも大人も読みやすい」(14/40 おはなし)

「マリアの子」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』 こぐま社、1990年 所収。
「聖母マリアが出てくるか、聞いていて特に違和感はなく、おはなしとして楽しめる」(15/40 おはなし)

自分の素直な気持ちを大切にして原稿を書く

2014年03月28日 | 文学関係
原稿の後半を書くのに煮詰まっているので(1)、気分転換にブログを書きたいと思います。

800字の文章を書くのに、どれだけ時間がかかっているのか・・・(2)
自分の文章力のなさを痛感せずにいられません。

文章力もそうですが、書く内容に対する知識も不足しており
その点でも苦戦しています。
最近のブログ記事は、原稿の事ばっかりです・・・

これが外でやっている仕事なら、まだオンオフをつけやすいのですが
家でやっていることとなると、家事のように隙間時間にちょこちょこやるため
オンオフをつけにくいのです。

原稿に集中しようと思っても、天気がいいと洗濯をもっとしたいと思ったり
部屋を掃除したくなったり、気が散って仕方ありません。

図書館に行ってやればよかったのですが
今日は洗濯機を何度も回していたので、図書館に行けず・・・

明日明後日は子供たちとずっと一緒なので
なんとか書けても夜だと思うので、娘が夜泣きしたら書けないため
今夜が一番集中できることになります。
と言いながら、娘の夜泣きが始まったら書けなくなりますが・・・

書き直している後半部分は、だいぶソフトな流れになってきたので
伝えたいことを言葉を選んで伝えていけば、なんとかなりそうなのですが、
言葉選びが難しいです・・・

こうやって原稿を書くのに悩んでいると
作家さんは作品を生みだすのに、もっと苦労をしているのだろうと想像がつきます。

魂がこもっている言葉は、読んでいるだけで言葉の持つ深みが伝わってきますが
魂がこもっていない言葉は、言葉の持つ深みのようなものを
感じ取ることができません。

あぁ、上っ面の文章だな・・・と思ってしまうと、口だけのような感じがし
深い感動を得られないのです。
自分が深い感動を得られる文章が書けているかは別として。

言葉を選ぶって大変なことなので、絵本などがそれなりの値段がするのは
作家さんや画家さんの苦労を考えたら、妥当な金額、もしくは安いかも?と思います。

なので、流行に合わせてササッと書いた本がバカ売れしていると
複雑な気持ちになったりも・・・

やっぱり作家さんや画家さんが魂を込めて作った作品が
評価される世の中であってほしいと私は思っています。

なんだかお堅い話になってしまいました(笑)

今日、これから書く原稿の続きに関して、少しまとめてみます。
またお堅い話になりますが、どうかお付き合いくださいm(__)m

原稿の後半部分が上手く書けない・・・自分らしい言葉で表現できていないので
もっと自分の考えをシンプルに書いてみようと思います。

やっぱり自分が思っていることが、一番説得力があり
文章に魂を込められると思うんです。

いろいろ書いてみても、なんだか自分らしい言葉じゃないなとか
前後ののバランスを考えた文になっているなとか
浮いている文章がどうしても目につくんです。

そういう箇所は素直に認めて書き直す・・・
そうしたことの繰り返しが、自分を成長させてくれる気がします。

読み聞かせボラや、ストーリーテリングなどに関しても
子育てに関しても、同じことが言えそうです。

よく息子に

「さっきは疲れていて言い過ぎたよ。ごめんね。」

と謝ることがあるのですが、これは非常に気持ちがいいので
自分がよくなかったと思う点に関しては、謝るようにしています。
と言いながら、謝れないときもありますが。

人に謝れたり、感謝したりできるようになると
幸福感が増すような感じがするのです。

なぜだかわかりませんが・・・

自分が持っている素直な部分を大切にしながら、原稿に取り組みたいと思います。

※この記事の続きは 「ラブレターだと思って原稿を書く!」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)今書いている原稿の後半が上手くまとまらず苦戦している。過去ログ 「仕上げ前の原稿の半分を書き直す羽目に・・・」 参照。

(2)1週間くらい前から短い依頼原稿を書いている。過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 参照。

【今日読んだ本】

斉藤洋 作・大沢幸子 絵 『なん者ひなた丸 金とん雲の術の巻』 あかね書房、1992年。
「おじいちゃんがいい味を出していた巻だった。斉藤洋はすごいなぁと思う。」(11/50 児童書)

丘修三 作・ささめやゆき 絵 『ラブレター物語』 小峰書店、2011年。
「手紙だから生まれるドラマがある。小3くらいから楽しめそう。特に女の子におすすめ。」(12/50 児童書)

仕上げ前の原稿の半分を書き直す羽目に・・・

2014年03月28日 | 文学関係
今日のお昼に原稿の文章を厳選し、これで提出できる!といった
仕上げの段階までもっていったものの、夜に読んだら文章に偏りを感じ
原稿の後半部分を大幅に書き直すことにしました。(1)

書いてあることがやや極端で、誤解を生みそうな感じだったので・・・

今、書き直している最中なのですが、やっぱり書き直しはパワーを必要とします。
イメージでいうと、再提出レポートを書いているような感じです。
原稿の再提出を求められたわけではないのですが・・・

やっぱりもっと早くに手がけた方がよかったと思いました。
けれど、先週は緊急事態を優先したので、それはそれで納得しています。

やっぱり子供がいる家庭では、こうした依頼がきたら
すぐに着手しなければいけませんね。
司書の勉強をしている時も、子どもに左右されて
レポートの締め切り前にあたふたしていました。(2)

しかし、ここで悔やんでいても仕方がありません。
土日を使って原稿を完成させ、来週は少し寝かせて仕上げようと思います。

夜中に原稿を書くと集中できるのですが、頭がさえて眠れなくなることが多く
睡眠不足になるのです・・・

けれど、今夜中に後半を形にしておきたいので、もう少し頑張ります!

※この記事の続きは 「自分の素直な気持ちを大切にして原稿を書く」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←MAYUの原稿が形になることを願いながら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)ここ数日、依頼原稿をコツコツ書いている。過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 や、「文学関係」のカテゴリー参照。

(2)過去ログ 「司書資格の勉強中、息子が夜中に何度も起きて・・・」 「科目習得試験もおはなし会も目前!」 でも、子育てと勉強の両立に苦戦している様子がうかがえる。

【今日読んだ本】

丘修三 作・長野ヒデ子 絵 『のんきな父さん』 小峰書店、2008年。
「お年寄りをテーマにした5つの話が入っている。お年寄りへの見方が変わる本。作品に温かみがある。」(10/50 児童書)

フィービとセルビ・ウォージントン 作・絵/いしいももこ 訳 『せきたんやのくまさん』 福音館書店、1987年。
「“どかん!どかん!”や“ぱかぱか”などの擬声語が心地いい。男の子には特におすすめ。」(36/100 絵本)

ミロコマチコ 作・絵『てつぞうはね』 ブロンズ新社、2013年。
「ペットを亡くした子供に読みたい。じーんとくるのに後味が暗くないのもいい。」(37/100 絵本)

藤田千枝 原案・川島敏生 写真・長谷川摂子 文 『まほうのコップ』福音館書店、2012年(ふしぎなたねシリーズ)。
「低学年向けの読み聞かせボラの時にオススメ。長谷川摂子さんの文がいい!」(38/100 絵本)

文章を削って書き直し、磨きをかける

2014年03月27日 | 文学関係
今日の日中は、昨日1200字ぐらい書いた原稿を、800字弱にまで削ったことで
文章がだいぶ厳選されてきました。(1)
原稿を読むたびに手直しが入る状況なので、まだまだ改善の余地ありです。

文章を書き直す作業は、ストーリーテリングでいうと
おはなしを語る練習を何度もし、おはなしを自分のモノにしていく作業と似ています。

明日は息子が帰ってくるので、今夜はもっと詰めて書きなおしたいところですが
もう一度読み直したい参考文献(2)があるので、それを明日図書館から借り
起承転結の「結」の部分の形をはっきりさせ、書き直す予定です。

今日は気になる文献を何冊か中央図書館から取り寄せる手続きをしておきました。

原稿を提出した後に「やっぱりあの文献も読んでおけばよかった!!」
などとならないようにしたいので、今のうちに気になるものは、
チェックしておきたいと思います。

なんだかレポートを書いている学生の様な気分です・・・(笑)

最近はレポートを全然書いていないので、文章力がかなり落ちてしまいましたが
ブログを書いているからか、思っていることを活字にすることには
さほど抵抗を感じないので、ブログ更新は今後も続けていこうと思います。

今週は原稿のことが頭から離れない状態ですが、ここで頑張れば
来月には娘と一緒に楽しめる、図書館のおはなし会が待っています。

1年間、最寄りの図書館でおはなし会をやっていなかったのですが
来月からまたおはなし会を再開するので、とても楽しみなんです。

主催する側もいいけれど、参加する側はもっと楽しいので
今のうちに親子でおはなし会を楽しんでおきたいと思います。

そのためにも今週は原稿を提出できるぐらいの状態にできるよう頑張ります!

※この記事の続きは 「仕上げ前の原稿の半分を書き直す羽目に・・・」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←いい原稿が書けることを願いながら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)ここ数日、短い依頼原稿を書いている。過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 や、「文学関係」のカテゴリー参照。

(2)原稿を書くのに読んでおきたいと思う本、論文、記事などを指す。

【今日読んだ本】

「つぐみひげの王さま」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』 こぐま社、1990年所収。
「ワガママ姫がいい姫になって幸せになる話なので、読んでいて気持ちがいい。」(13/40 おはなし)

日中をうまく利用して原稿を書く

2014年03月26日 | 文学関係
昨夜娘がなかなか寝てくれず、夜中に何度も泣かれてしまったため
夜に原稿を書くのを断念しましたが(1)
前日の昼にある程度まとまった文章にしておいたので
原稿の輪郭はできあがってきました。

現段階では800字でまとめなければいけないのが、1200字ぐらいになっているので、
今日からは不要な箇所を削除しながら、しっくりくる表現に書き換えていきます。

日中、もっとやっておきたかった家事があったのですが
娘の夜泣きを想定し、家事を最低限にしたのは正解でした。

息子が春休みを利用して、祖父の家に泊まりに行ったので
久し振りに娘と二人で絵本をゆっくり読みました。

いつもは息子と娘に交代交代で絵本を読んでいるからか
ママを独占したい娘は常に不満そうでしたが
今日は独占できたからか、何冊も何冊も絵本を持ってきました。

けれど、あと一日二日したら、ママを独占できることよりも
お兄ちゃんとの生活が恋しくなるでしょう。

私としては、久しぶりにゆっくりしたいところなのですが
息子が実家から帰ってきたら、もう原稿どころではなくなるので
今日明日は原稿に集中したいと思います。

といっても、こういったものは一日中机にかじりついていれば
いいものが書けるわけではないので
間に家事を入れて体を動かしながら、ちょこちょこ書いていくつもりです。

本当は図書館など場所を変えて勉強をしたかったのですが、明日は雨なので断念。
花粉が飛ばない分、過ごしやすいと前向きに考え
メリハリをつけて、やるべきことをこなしたいと思います。

※この記事の続きは  「文章を削って書き直し、磨きをかける」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←いい原稿が書けることを願いながら、ポチッとお願いします!にほんブログ村

【注】

(1)ここ数日短い依頼原稿を書いている。過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 や、文学関係のカテゴリー参照。

【今日(昨日)読んだ本】

フェリクス・ホフマン 絵 せたていじ 訳 『グリム童話 ねむりひめ』 福音館書店、1963年。
「〈つむ〉が何か絵があったのでよくわかった。絵本でなく、おはなしを語ってもらう方がいいかも?」(35/100 絵本)

原稿のイメージをふくらます

2014年03月25日 | 文学関係
昨夜、ブログを書いている最中に娘に泣かれ、そのまま添い寝で寝ることに・・・

今日こそゆっくり書こうと思ったものの
春休みに入って息子が家でゴネていたので、とても書けず・・・

息子が外へ遊びに行ったので、やっと書ける!と思ったところ
友達を家に連れてきてドンチャン騒ぎ・・・

夜、娘を寝かしつけ、今度こそ書こう!と思ったら
横に私がいないことに気がつき、ずっと大泣き・・・

そんなわけで、ずっと添い寝をしていました。
寝入ってからソ~~ッと布団から出ると娘に気付かれ、また大泣きされてしまうので。

ずっと添い寝をしてきたからか、私が横にいないとダメなんです。
息子も幼稚園に入る前までそうでした。

「そうやって泣いたらすぐにそばに行くからいけないんだよ。
ほったらかして慣れてもらうのも大事だよ」

と言われ、そうだよなぁと思いながらも、私の性格なのか
泣かれてしまうとつい、傍にいってヨシヨシしてしまいます。

ピタリと泣き止む息子や娘を見て、こんな親でも横にいるのといないのとでは、
子どもからしたら大きく違うんだなぁと思ったものでした。

いろいろやりたいことがあるのですが、明日から息子が祖父の家に行くので
私も数日一人の時間が取れそうなので、原稿等は明日以降に集中して書こうと思います。(1)

いつ何があるかわからないので、本当はあまり先延ばしにしたくないのですが
今日ガッツリ本を読んでしまうと、頭がさえて眠れなくなるので・・・

そのかわりに、原稿を書くにあたって気を付けることをまとめてみようと思います。


今日、原稿を書いていたころの過去ログを少し読み返していました。

2007年に本の紹介文を研究書に書いた時の記事などは(2)
研究関係の仕事は久し振りすぎてアップアップな状態でしたが
2008年にコラムの原稿を頼まれた時の記事は(3)
コラムと言うこともあり、少し重圧から解放されているようでした。

ブログの過去ログにはありませんが、娘が生まれる前に書いた思い出的な記事は、
内容が内容なだけあって、自分らしく書けたのを覚えています。

今回の依頼原稿はその場であったことをきちんと書きながらも
自分が感じたことを書くことができるという点では少し書きやすいと思うのですが
800字と少ないだけに、削って削って、どれだけシンプルに
かつ、大切なことをわかりやすく伝えるかが、テーマになってくると思います。

おはなし会でいうなら、初めて行く場所で、前後のMCなしで
3分くらいの絵本を読んでくれということになります。

こんな絵本を読んでほしいという、あらかじめ決められたテーマがあり、
そこに沿いながらも、読み手が考えさせられる作品となると
読むのに7,8分くらいかかる絵本よりも、3分くらいで読み終わる絵本の中から
条件がそろった絵本を選書をするのは難しいです。

そうしたシンプルな絵本ほど、多くの練習を必要とします。
文章も、短いものの中に最低限のことを伝えつつも
そこから膨らませていくとなると伝えるべき点と
どう広げていくかが課題になってきます。

先週400字くらい原稿を書いたのですが、
やっぱり最初から短く書こうと思うと伝わりにくいので
長めに思う存分書いて、削りながら書き直していくのがよさそうです。

この削る作業が書く側には辛い作業なのですが、削ることで
本当に大切なことが残るので(まるで語りづがれてきたおはなしのよう!)
400字だからといって軽くとらえずに、400字だからこそ真剣勝負をしようと思います。

そんなことを書くと気が重くなりそうですが
メッセージを伝えることは好きなので、楽しみながら続きを書きたいです。

※この記事の続きは 「日中をうまく利用して原稿を書く」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←いいものが書けることを願いながら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)現在、来月頭に〆切のちょっとした原稿を抱えている。過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 参照。

(2)過去ログ 「ささやかに復活?!」 子連れで勉強開始!!」 GW、ファミレスで勉強」 「書けないけれど、書くしかない」 「身も心も原稿もボロボロ…」 「書くことに集中したいけれど…」 「続けたい!!!」 参照。

(3)過去ログ 「コラムの原稿を書く」 「せっかく書いた原稿が…」 参照。

【今日読んだ本】

村山桂子 作・堀内誠一 絵 『たろうのおでかけ』 福音館書店、1966年(こどものとも傑作集)。
「教育めいた内容だなぁとウンザリしていたけれど、最後の一文に救われた。」(33/100 絵本)

とよたかずひこ 作・絵 『バルボンさんのおしごと』 アリス館、1999年。
「保育園ママが子どもに読んであげてほしい絵本。クスッと笑ってしまう内容。」(34/100 絵本)

図鑑やガイドブックも楽しい

2014年03月23日 | 絵本・児童書関係
今日は天気がとても良かったので、久し振りに家族で動物園に行ってきました。

2歳の娘が、大の動物好きなんです。

動物関係の絵本も好きですが、図鑑やガイドブックなども大好きで
以前動物園で買った『動物園の動物』(1)がとても気に入り、
何度も読んでくれとリクエストされました。

200種類くらいいる動物の名前を読むので、とても疲れるため
私としては、動物のガイドブックはあまり持ってきてほしくないのですが
娘からしたら、いろいろな動物の写真が見れて、楽しくてしょうがないのでしょう。

これは久々に実物を見せてあげたいと思ったので

「動物園と図書館、どっちに行きたい?」

と、聞いたところ

「どうぶつえん!!」

と言われました。

軽いノリで聞いたのですが、完全に動物園に行く気に娘がなっていたので
これは行くしかない!と思い、急遽午後から動物園に足を運ぶことにしたのです。

動物園に着くと娘は大喜びし、寝ていてもいいからコアラが見たいといい(2)
木の上で丸くなって寝ているコアラを、興味深そうにじっと見ていました。

そんな娘の姿を見て、人は「静」と「動」なら、「動」に興味を持ちがちだけれど
「静」から感じるものもたくさんあるのだと思いました。

そして、やっぱり実物は写真よりも魅力的だと思いました。
寝ている姿であっても、いろいろなことを感じることができるのですから・・・

絵本よりも原画の方が美しいと感じるのと似ています。(3)

夕方、多くの動物達を見たあとにお土産屋さんで
『野鳥』のガイドブックを買って帰りました。(4)
保育園の帰りに娘と見かける鳥のことを、調べたいと思ったからです。

帰宅後、野鳥のガイドブックを見ながら
「朝時々見かける鳥ってこれじゃない?!」と、家族みんなで夢中になっていました。

動物や鳥など、知れば知るほど、生き物に興味がわいてきます。
見ていると、かわいくてウットリ♪
娘が夢中になるのも無理ありません。

自分一人だったら、動物園には足を運ばなかったので
行くきっかけを作ってくれた娘に感謝です。

子ども達の好奇心から学ぶことは多いなと改めて思いました。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事を読んで、イイネ!と思った方はポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)さとうあきら 著 『動物園の動物』 山と渓谷社、2011年。ハンディタイプの動物ガイド。図鑑よりも紙が柔らかくてめくりやすい。

(2)コアラは食事の時以外は木の上で寝ていることが多く、一日の大半は寝ている。

(3)過去ログ 「誕生50周年記念 ぐりとぐら展 銀座松屋」 で、『ぐりとぐら』の原画が、絵本よりも魅力的だったことを綴っている。

(4)吉野俊幸・山田智子 著 『野鳥 改訂版』 山と渓谷社、2013年(改訂版)。ハンディタイプの動物ガイドで、『動物園の動物』と同じ「新 ヤマケイポケットガイド」シリーズである。

【今日読んだ本】

「金の鳥」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』 こぐま社、1990年所収。
「少し長いけれど読みごたえあり。活字でなく、おはなしで聞いてみたい」(12/40 おはなし)

児童書だって読み聞かせ!

2014年03月22日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
娘のイヤイヤ期がひどくなってから
なかなか息子に絵本をゆっくり読んであげられなかったのですが(1)
今日は祝日だったこともあり、夫に娘をお願いし
息子にたっぷり本を読んであげました。

最近は絵本だけでなく、児童書を一緒に読むことが増えました。

長い本を読みたいからというわけではなく
少し長めの絵本よりも、いくつかに区切られている児童書の方が
1区切りがだいたい10分くらいなので、短時間で読むことができて助かるのです。

児童書は子どもが自分で読む本と思い込まずに
絵本のように読み聞かせし、親子で楽しんでほしいと思います。(2)

いずれは自力で読む時がくるでしょうし・・・

ちなみに、私がグリムを読んでいたところ、(3)息子が

「あっ!グリム買ったの??」

と聞いてきました。

ストーリーテリングの勉強のために買ったのですが
息子も興味があるようで驚きました。

こうやって息子が私の持っている本に興味を持ってくれると
一緒にその本のことを話せる仲間ができ、読書が楽しくなりますし
共通の趣味があることは、親子のコミュニケーションをとりやすくします。

といっても、そうしたことを狙って本を買っているわけではなく
たまたま結果的にそうなっただけです。

もしかしたら、この緩い考え方が
読み聞かせが長続きしている秘訣かもしれません。

息子も私が本を読むことを強制してこないとわかっているので
本を読むことに対して気楽なのか、読み聞かせタイムをとても楽しみにしてくれており、
私も息子との読み聞かせタイムを楽しみにしています。

最初の頃は私の好きでない絵本をもってこられて
嫌だなぁと思っていたこともあったのですが
何度か息子に読んでいると、結構面白い絵本だなと気づいたり・・・

特定のジャンルにとらわれ過ぎずに
いろいろなタイプの本を、今後も息子と楽しみながら読んでいきたいです。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッと応援お願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 参照。

(2)過去ログ 「息子が絵本より児童書を好むように・・・2 とんだオチ」 でも、親子で児童書を読むことを薦めている。

(3)ここでは、 佐々梨代子・野村滋 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』(こぐま社、1990年)のことを指している。

【今日読んだ本】

斉藤洋 作・大沢幸子 絵 『なん者ひなた丸 月光くずしの術の巻』 あかね書房、1991年。
「このシリーズは面白くて読みごたえがあるが、この巻はちょっとだけあっけないかも。」(9/50 児童書)

「ホレおばさん」 「ルンペルシュティルツヘン」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』 こぐま社、1990年所収。
「ホレおばさんは読むとスカッとするお姫様系のおはなし。」「ルンペル~は『大工と鬼六』に似たおはなし。」(11/40、12/40 おはなし)

絵本や児童書の絵はとても大事

2014年03月21日 | 絵本・児童書関係
先日図書館で『ももいろのきりん』(1)という児童書を借りてきました。

私が小学生の頃、この本の表紙や絵を見た記憶があるので
機会をみつけて読んでみたいと思っていたのです。

以前は小学1年生向けの児童書を読むのも面倒だと思っていた私ですが(2)
最近児童書をいろいろ読むようになったからか、活字に慣れてきて
小学1年生向けくらいの児童書なら、普通に読めるようになりました。
大人になってやっと読めるようになったというのも変な話ですが・・・

念願の『ももいろのきりん』を読み始めたところ
最初の方は絵も記憶にあり、うっすら内容も覚えていたのですが
本の途中から絵への記憶もなくなり、全く記憶にない内容になってきたので
やっぱり小さい頃、途中で読むのに挫折したことがわかりました。

当時桃色が大好きだったので、この本の表紙に興味を持ったのでしょうが
いくら挿絵が多くても、活字の多さにかなわなかったのです。

どうして活字が苦手だったのか・・・今思うと
テレビアニメばかり見ていたことと、兄が漫画好きだったこともあり
本に出会う前にアニメや漫画に走ってしまったのが原因と思われます。

誰かが私に読んでくれたら、この本の世界を楽しめたのでしょうが
「小学生になったら本は自分で読む」という空気が流れていたので
一人で児童書を読むことができない私は、児童書と距離を置くようになっていきました。

けれど、絵本などの絵は好きで『ももいろのきりん』の絵も
かなり鮮明に覚えていたので、活字は苦手ながらも
絵を見て、その物語への想像を膨らませていたのかもしれません。

そう考えると、絵本や児童書の絵は大事だなぁと思います。
文章に触れるのも素敵ですが、絵をじっとみて想像を膨らますことも
とても大切なことだと思うのです。

「あぁ、この絵覚えている!」と記憶にある絵を見ると、私は嬉しくなります。

特に、ももいろのきりんの桃色の美しいこと!
他の色をほとんど絵に取り入れないことで、

「ももいろと いういろは せかい一 きれい」(3)

ということを証明していますし、読者の子ども達もこの桃色を見たら
「せかい一 きれい」という言葉に納得するでしょう。

活字嫌いな子供が、絵を見て本の世界を想像していたのですから
絵本や児童書の絵の力はすごいです。

ただかわいいだけのきりんの絵だったら
絵を見ただけで、ここまで想像を膨らませなかったと思います。

今回は図書館でこの本を借りましたが
娘が『ももいろのきりん』の本が気になるらしく
なんども絵をパラパラめくってみていました。

小さな子にも、このももいろのきりんの魅力が
絵を通じてわかるのかもしれません。

娘がもう少し大きくなったら
この本を我が家に迎え入れたいと思いました。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)中川李枝子 作・中川宗弥 絵 『ももいろのきろん』 福音館書店、1965年。小学校低学年向けの児童書。

(2)過去ログ 「息子が絵本より児童書を好むように・・・2 とんだオチ」 参照。

(3)『ももいろのきりん』の主人公のるるこがキリカのために歌ってあげる「キリカのうた」の歌詞を一部分を、作品から引用している。

【今日(昨日)読んだ本】

トミー・ウンゲラー 作/たむらりゅういち・あそうくみ 訳 『ゼラルダと人喰い鬼』 評論社 1977年。
「表紙の絵が怖いけれど、ストーリーはほっこり。料理が紹介されているページがお気に入り。」(32/100 絵本)

中川李枝子 作・中川宗弥 絵 『ももいろのきろん』 福音館書店、1965年。
「ももいろという響きがいい。るるこに共感。女の子向き。不変的。」(8/50 児童書)

「ならずもの」「がちょう番の娘」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話1』 こぐま社、1990年所収。
「ならずものは短いおはなし。面白いけれど私にはイマイチ。」「がちょう番のむすめは、いかにもグリムという感じ。お姫様物で読んでいて楽しい。」(9/40、10/40 おはなし)

自分らしい文章を書きたい

2014年03月20日 | 文学関係
ここ数日、疲労がたまっていたからか、娘を寝かしつける時に
私も一緒に寝てしまい、日付が変わるころに目が覚めることが多いです。

昨日原稿執筆宣言をしたのだから(1)、一行でも書かなきゃ!と思い
wordを立ちあげ、本当に一行だけ書きました。
一行でも書き始めることが、まずは大事だと思っています。

依頼原稿があった本のバックナンバーを読み、どのようなスタイルの文章が
書かれてあるかをチェックしたところ、文体は人ぞれそれなものの
わかりやすく、読み手に真意が伝わる文章が大半だったので、
私もその点を気を付けて書こうと思いました。

借りたいと思う本もイメージできたので、早速明日か明後日に
図書館へ借りに行くなどし、イメージを少しずつ形にしていきたいです。

こうして自分の言動を振り返ってみると
自分は「書く」ということに、強いこだわりを持っているような気がします。

ブログ自体もちょっと変わっているよなぁ~と自分でも思うのですが
変わっている方が好きだったり、それが私の自然体だったり・・・

そんな自分が人にはどううつっているのか、よくわかりませんが
変わり者も場所によっては歓迎されるので
自分の個性を大切にしていこうと思います。

※この記事の続きは 「原稿のイメージをふくらます」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←MAYUの個性を尊重してくれる方は、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)過去ログ 「原稿執筆宣言!!」 で、依頼原稿を書くと宣言している。

【今日読んだ本】

福田幸広 写真 ゆうきえつこ 文 『ウマがうんこした』 そうえん社、2014年。
「へぇ~そうなんだ!と思う内容。興味深い内容だけれど文学性にはやや欠ける。」(31/100 絵本)

原稿執筆宣言!!

2014年03月19日 | 文学関係
昨日今日と急用が入り、バタバタしており絵本の勉強は後回しにし
家事と育児をしながら別件をこなしていました。

子どもとの絵本タイムで少し癒されたいと思ったものの
最近2歳の娘が自分ばかり絵本を読んでもらいたがり
息子の読み聞かせの邪魔ばかりするので、息子がちょっとかわいそうです。

絵本の世界に入れるような環境にはほど遠いいのですが
息子は自分のために絵本を読んでくれるのが嬉しいみたいで
その点に関しては満足しています。

本当は娘が寝たあとにゆっくり読んであげたいのですが
ぐずって寝てくれず、私にベッタリくっついているので
娘が寝付いた頃には息子も布団に入って寝てしまっている時間に・・・

読んであげられない日も多いですが、絵本タイムを楽しみにしているので
なんとかして時間を作ってあげたいです。

さて、今日は勉強宣言を・・・

1週間ほど前に800字ぐらいで書いてほしいことがあると、
あるところから依頼があったのですが
バタバタしており全く着手できなかったので
明日から少しずつ原稿のイメージを膨らませていこうと思います。

原稿なんて言うと「えっ?そういうのを書く人なの?!」

と思われそうですが、私自身はライターとか、今流行りのゴーストとかでもないです。
ただ、時々文章を書くことをお願いされることがあるので
そういう時は、できるだけ書くようにしています。

〆切は約2週間後。
既に1週間は棒に振ってしまったので、今週こ書き始めたいです。
書かないと手直しすらできないので・・・

まだ急用のバタバタが続いていますが、
気持ちを切り替えないと全然手がつかないので、とにかく書き始めます。

さぁ~~っ!宣言したから明日からやるぞ!!

※この記事の続きは 「自分らしい文章を書きたい」 参照。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←応援してくれる方は、どうかポチッとお願いします♪にほんブログ村

【今日読んだ本】

イレーヌ・シュワルツ 作 ミシェル・ゲー 絵 山脇恭 役 『地下鉄ねずみのミニー どぶねずみ大作戦』 童話館出版、1997年。
「読んでいてハラハラした。一気に読みたい絵本の様な児童書。」(7/50 児童書)

よねづゆうすけ 作・絵 『ぴたっ!』 講談社、2013年。
「今風なしかけ絵本。おもしろいけれど、勉強好きな親が好みそうな感じがする。」(30/100 絵本)

【管理】ブログ記事の内容と投稿日がずれることがあります

2014年03月16日 | 管理人からのお知らせ
いつもMAYU CLUBに足を運んでくださり、ありがとうございます。

私は子ども達が寝た後にブログ更新をすることが多いのですが
最近、2歳の娘の夜泣きがひどく、ブログを書いている最中に
ワッと泣かれることが頻繁にあります。

途中で布団から抜けると、また泣かれてしまうことが多いので
朝まで添い寝をするため、書き途中ブログ記事は翌日に続きを書くことが多いです。

そのため、ブログ記事の内容が投稿日より古くなることがあると思うので、
昨日の出来事なのに「今日は」と書かれてある場合は、
このような事情があることを思い出していただけると助かります。

娘に手がかかる時期なため、毎日更新するのが難しくなるかもしれませんが
子育てと勉強を両立をしながら自分のペースで、細く長くブログを続けていきたいです。
書きたいことは山ほどあるのですが、なかなか時間が取れなくて・・・

最近は読んだ本などのタイトルや著者名がパッと目に飛び込んでくるよう
本のタイトルの前後等にスペースをあけるなどしているのですが
これはなかなか見やすく、気に入っています。

今後もいろいろ試行錯誤しながらブログを書いていく予定です。
地味なブログではありますが、どうかお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッとお願いします♪
 にほんブログ村


【今日読んだ本】

片山健 作・絵 『コッコさんのおみせ』 福音館書店、1995年(幼児絵本シリーズ)。
「お父さんのリアクションが最高!妹の立場の子におすすめ。」(27/100 絵本)

わたなべしげお 文・おおともやすお 絵 『どろんこどろんこ!』 福音館書店、1983年(幼児絵本シリーズ)。
「くまくん絵本。表情がとても豊かで読んでいて楽しくなる。1歳からOK。」(28/100 絵本)

わかやまけん 『こぐまちゃんとふうせん』 こぐま社 1972年。
「うちの子達を見ているみたい。子どもの遊びの世界が見えてくる絵本。」(29/100 絵本)

ささめやゆきさんと中澤晶子さんの講演会へ クレヨンハウス

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は児童書専門店、クレヨンハウス主催の
絵本作家のささめやゆきさんと、作家の中澤晶子さんの講演会に行ってきました。

いつもなら作家さんたちの代表作を図書館で借り、読んでから参加するものの
今週は目先の予定をこなすので精一杯だったため
クレヨンハウスの書店で、講演前に絵本を何冊かじっくりと読み、気になるものを購入。

毎回サインしてもらう絵本は1冊まで!と決めているのですが
今回は講演後にやっぱりもう1冊買いたい気持ちが強くなり
結局2冊絵本を購入してしてしまいました。

他に買おうと思っている絵本があるというのに、講演会で出会った絵本は
ついつい優先して買ってしまう癖があります・・・

しかし、講演会に参加したときに紹介してもらった絵本を家で手に取ると
講演会の時に話してくださった製作エピソードなどを思い出すので
本が増えるのは承知で、できるだけ買うようにしているのです。

さて、今回の講演会についてですが、恥ずかしながら、
ささめやゆきさんのことも中澤晶子さんのこともよく知りませんでした。

しかし、講演を通じて中澤晶子さんは知的なキャリアウーマンで
働きなが文章を書いてきた方の魅力を感じ取ることができましたし
ささめやゆきさんは、一見ボーっとしているおじさんのようで(失礼!)
実は絵に対する強い思いや、こだわりをもった画家さんだということがよくわかったので
講演会に行った甲斐がありました!

特に、まどさんの詩を絵本にした『くうき』(2)の絵では
ささめやゆきさんは目に見えない空気をどう描けばいいのか悩み
完成までに5年もの年月を費やしたそうです。

絵本画家が詩や文の世界観を大切にしながら
絵本の絵を描くことは、とても大変である反面、
非常に遣り甲斐のある仕事であることも伝わってきて
自分の魂を込めて絵本を作っているのだなと改めて思いました。

クレヨンハウスの講演会は当日券だと2,500円かかるのですが
これに交通費も書け、絵本も買うとなるとかなりお金がかかります。

なので、私は講演内容をしっかり自分の中に取り込むために最前列に座り
質疑応答は出来る限りするようにしています。
講演を聞いて、疑問に思ったことなどをそのままにしておきたくないので。(1)

講演を聞いて終わりだと、そこで終わってしまいがちですが
講演者が紹介してくださった作品や、好きな作家さんなどの本を読むと
私の中の児童文学の世界が広がっていきます。

せっかく貯めてきた自分のためのプライベート貯金も
絵本関係の勉強でビックリするほど消えてしまうのですが
私の心を豊かにしてくれますし、将来やりたいことに繋がっていると思うので
しばらくは投資だと思って、自分のお金は勉強費用にあてる予定です。

今年度の絵本関係のイベントはこれでおしまいなので
残りの二週間は地味に勉強をしながら、家族との時間を大切に過ごそうと思います。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が少しでも参考になりましたら、ポチッとお願いします♪にほんブログ村

【注】

(1)過去ログ 「講演会や勉強会で質問をすること」 参照。

(2)まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。まどさんの「空気」という詩を絵本化したもの。

【今日(昨日?)読んだ本】

石津ちひろ 文・ささめやゆき 絵 『あしたうちにねこがくるの』 講談社、2000年。
「読んでいてワクワクする。読み聞かせボラ低学年向き。」(25/100 絵本)

まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。
「世界観を感じるまどさんの詩。詩と絵のバランスよし。中高学年向き。」(26/100 絵本)

丘修三 作・かみやしん 絵 『風にふかれて』 偕成社、1988年。
「『ぼくのお姉さん』の続きのような感覚で読める。人の冷たさも温かさも感じる。」(7/50 児童書)

児童書の新刊紹介で意見交換

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は2ヶ月ぶりに、児童書の新刊紹介へ行ってきました。(1)

今回は図書館に入った絵本も、参加人数も少なかったのですが
そのおかげか、参加者の方たちとの意見交換が盛り上がりました。

表紙を見ただけでは手に取ろうと思わない絵本も
ブックトークをしてもらったり、読み聞かせをしてもらうと
だいぶ印象が変わり、読んでみようという気になります。

なので、
「この本の中にはこんな楽しい内容が詰まっているんだよ!」

ということを子ども達に紹介していくためにも
大人が絵本等について勉強する場が必要だと思いました。

自分はさほど興味を示さなかった絵本でも
人の意見を聞くと、なるほど~と思うこともあり
人によって感じ方は違うのだなと改めて感じるので面白いです。

だいたい集まってくるメンバーは、絵本のことがとても好きで
子どもと絵本を結ぶイベントなどを大切にしている方達が多く
私では思いつかないようなイベントを企画されていたりして
自分も息子の学校の友達とやってみたいなと思うことが多いです。

やっぱり仲間から受ける刺激は大きいです。
勝手に参加メンバーを絵本仲間だと思い込んでいますが
きっと参加している方も、同じように思ってくれているじゃないかな。

そんな新刊紹介をいつも楽しみにしている私ですが、この会とは別に
私自身が絵本を読んでもらうことを、楽しむ機会を作れたらいいなと思っています。

新刊紹介はあくまで絵本の紹介の場なので、読み聞かせを楽しみながらも
この絵本は読み聞かせボラ向きか?自宅向きか?何歳ぐらいに向いていそうか?
と、頭の中で考えてしまうことが多いので・・・

それにはやっぱり図書館主催のおはなし会などに子どもと足を運んで
一緒に絵本を楽しめたらいいなぁと思います。
おはなし会に行くと親の私も癒されるので・・・

娘が保育園に行くようになってからは、おはなし会に行けなくなってしまいましたが
来年度はおはなし会のある日は、保育園を遅刻してでも
親子で参加したいと思います。
娘が通っている保育園は認可ではないので、就労が通園のための条件ではないため、こうしたことが可能なのです。

昨年度は娘とよく図書館のおはなし会に足を運んだのですが
今年度から保育園に通い始めたので、なかなか親子で足を運ぶことができませんでした。

なので、来年度は時間をみつけて娘と一緒に
図書館のおはなし会に足を運び、親子で絵本を楽しむ時間を作りたいです。
親子でおはなし会に足を運べるのも、あと少しだと思うので・・・

新刊紹介に足を運ぶことで多くの発見があったので
来年度も引き続き参加していきたいと思います。

お忙しい中、準備をしてくださる司書の方や
企画をしてくださる地域の児童書好きの方々に感謝です!

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッとお願いします♪
にほんブログ村


【注】

(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。過去ログ 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 「児童書の新刊紹介に参加」 「図書館主催の新刊紹介へ」 参照。

【今日読んだ本】

ごんもりなつこ 作・絵 『なのはなみつけた』 福音館書店、2009年(かがくのとも傑作集)。
「4月の読み聞かせボラでおすすめ。何気ない菜の花への関心が高まる絵本。」(22/100 絵本)

伊沢正名 写真・文/山口マオ 絵 『うんこはごちそう』 農山漁村文化協会、2013年。
「着眼点面白く興味深い絵本だけれど、文章がイマイチ。」 (23/100 絵本)

福地伸夫 作・絵 『ぱかぱか』 福音館書店 2014年(0.1.2.えほん)。
「乳幼児のおはなし会に。音、リズム、絵、どれをとっても素晴らしい。」(24/100 絵本)

思い出の短大キャンパスとの別れ

2014年03月13日 | 母校&恩師
今日は今月末で移転してしまう母校の短大キャンパスに足を運びました。

実は昨年も足を運んだので(1)、それで納得すればよかったのですが
やっぱり校舎が取り壊される前に、もう一度足を運んでおきたくて・・・

雨にぬれたキャンパスを見て
そういえば短大の卒業式の時もこんな風に雨が降っていたことを思い出しました。

少し、短大時代のことを綴ってみます。


短大時代、最初の頃は不真面目な学生で、
いかに楽をして単位をとるか?ということばかり考えていました。

短大は60数単位とれば卒業できるというのに
最終的には倍の120単位以上をとって卒業をしているので、
短大2年次の頃に、いかに学ぶことにハマったかが、取得単位数からもよくわかります。

国文学だけでなく、国語学も、英文学も、一般教養も
気になるものはとりあえず履修し、広く浅く勉強していました。

最近は一般教養より、専門分野に力を入れている大学も多いですが
短大時代に垣根を隔てて、広い視野を持って学ぶことができてよかったです。

その中でも、日本の児童文学と近代女性文学に強い関心を抱き
大学へ進学して、この二つの勉強を続けようと思いました。

といっても、進学した大学に児童文学の先生がいなかったこともあり
大学では近代女性文学や教育関係の勉強が中心だったんですけれどね。


けれど、学校を出て結婚し、子供を出産した後に
短大時代、気になっていた児童文学に再会することができたのでよかったです。

大学時代に児童文学に親しむことより、研究に没頭していたら
私の場合、性格からして頭でっかちになっていた可能性があるので
先入観のない状態で、子どもが五感で絵本を楽しむように絵本を楽しめてよかったです。

文学を深く掘り下げて読むことの楽しさは短大時代に経験をしたので
あの短大時代がなかったら、私は今、何をしていたのか・・・
今となっては想像もつきません。

いい先生方との出会いも大きく
こんな手のかかるダメダメ学生を受け入れ、世話してくれたことに感謝しております。

大学や大学院もとても充実していましたが
アットホームさに関しては、短大がダントツでした。

そんなわけで、今日はわざわざキャンパスまで足を運んだわけです。

短大のアットホームさは、まるで家庭の縮図のようでした。
私がアットホームな家庭を築けているかは怪しいですが
理想の家庭の雰囲気は、短大のもつ雰囲気です。

あの雰囲気を我が子だけでなく、読み聞かせボラ等に
上手く取り入れていけたらいいなと思っています。
「地域」は「家庭」の延長のようなものだと思うので・・・

今度短大へ行くときは、新しい渋谷キャンパスに足を運ぶことになりますが
「短大のハードが変わっても人は変わらない」と先生がおっしゃっていたので
短大のさらなる飛躍を期待したいと思います。

そして自分も、子ども達に幼い子の文学を届けることで結果的に飛躍し
お世話になった先生方に恩返しをすることができたら、これほど嬉しいことはありません。

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ←ブログ記事が参考になりましたら、ポチッとお願いします♪ にほんブログ村

【注】

(1)過去ログ 「実践女子短期大学の神明キャンパスへ」 参照。

【今日読んだ本】

平山和子 作・絵 『いちご』 福音館書店、1989年(福音館の幼児絵本)。
「絵も言葉も美しい!いちごが語りかけてくるのが素敵。」(21/100 絵本)