MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本好きは絵本のある空間が好き

2015年05月29日 | 絵本とインテリア
先日契約書類の確認のため、ある人が我が家を訪れに来ました。
絵本とは全く関係のない人です。

家に上がってもらい、書類の説明をゆっくり受けようと思ったところ、
その方はリビングにずらりと並ぶ絵本を見て、

「いい絵本がありますね!」

と言いながら、いろいろな絵本のタイトルを嬉しそうに言い出しました。
どうやら本棚にある絵本のラインナップがとても気に入ったようです。

その時、この方からなんとなく絵本好きな大人の雰囲気が漂っていたので、

「図書館などで絵本の読み聞かせ等をなさっているのでしょうか?」

と聞いたのですが、ニッコリしながらも特に返事はありませんでした。

後日、知人にその話をしたところ、その方は以前、
子どもと関わる仕事をされていたことを聞き、

「やっぱり!」と、妙に納得してしまいました。

なんとなく、その方が放っている雰囲気が、
図書館で読み聞かせをしている方たちの雰囲気と、とても似ていたのです。

我が家を人が訪れたとき、ずらりと並ぶ絵本を見ても、
何の反応もしないのが普通だと思っていました。

しかし、ごくまれにリビングの絵本を見て、大喜びをする方がいるのですが、
そうした方の大半は、過去に絵本の読み聞かせをしていた方だったりします。

こんな狭いマンションの一角のスペースを喜んでいただけるなんて、
正直言って予想外でした。

もしかしたら、私が図書館や書店の本棚にある絵本の背表紙を見て、
ワクワクしたり嬉しくなるのと、同じかもしれません。

絵本が好きな人は、絵本だけでなく、絵本を取り巻く空間も好きなのだと思いました。

時々息子の友達で、本好きな子が来ると、とても嬉しそうにしてくれるので、
いつか私が図書館等で働く日のためにも、利用者がワクワクするような、
本棚作り、空間作りを今後も心がけたいです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 谷川俊太郎 文・長新太 絵 『めのまどあけろ』 福音館書店、1984年。
「リズミカルな谷川俊太郎の詩に長新太の絵がマッチしていていい!子ども達のお気に入り。」(再読)

★ みやにしたつや 作・絵 『まねしんぼう』 岩崎書店、2015年。
「妹がお兄ちゃんのまねをする姿がかわいい。兄弟で楽しめる絵本。」 (176/200 絵本)

難しい!早寝と寝る前の読み聞かせの両立 1

2015年05月29日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
※少し愚痴っぽい記事です。苦手な方はスルーしてください。

私は毎晩、子どもを早く寝かせることと格闘しています。

食事を夕方6時に出しても、食べ終わるのに時間がかかったり、
ダラダラモードでなかなか勉強をしなかったり、
寝る支度を常にサボり、布団に入らず遊びほうけていたり・・・

世の中には親が何も言わなくても、自主的にする子もいるそうですが、
我が家ではそのような子どもの姿は見られません。

メリハリがないというか、面倒くさがりと言うか、
嫌なことは常に後回しにしてしまうというか・・・

子ども達の言動は、下記のような感じです。


食後、寝る時間までたっぷり時間がある。
順調に寝る支度をすればたくさん絵本を読んでもらえるのに、どうでもいい遊びをしだす。
  ↓
早く寝て絵本をたくさん読もうと言ってもやめない。
  ↓
結局寝る時間が遅くなる。絵本を読んでくれとせがみ、
読まないと大泣きし、全く寝ない。
  ↓
仕方なく短い絵本を読む。読み終わると落ち着いて寝る。


息子に読む本は、児童書となると短くても15分くらいはかかるので、
二人合わせて寝る前の読み聞かせに30分くらいとっていますが、
目の前の嫌なことや、面倒くさそうなことはしたくないようで、
それを何とかやらせるのに私は必死です。

自分のやるべきことをやらないのに、
デザートを出せだの、絵本を読めだの、あれこれ主張だけはしてくる子ども達・・・

寝る時間が遅くなったときは、絵本を読むことは断固拒否したりもしましたが、
そうすると余計に意固地になってしまい、逆効果になってしまうので、
私が折れて読むことがほとんどとなりました。

絵本を読んでもらうと、気持ちが落ちつくようで、二人ともすんなり寝てくれるので、
結局読んでしまう私は、まるでスーパーでお菓子を買ってと駄々をこねている子どもに、
お菓子を買ってしまう、子どもの言いなりになっている親のようにも見えます。

寝る時間を守れなかったら、絵本は読まないというのではなく、
穏やかな気持ちで眠るために、絵本を読むことを選んでいますが、
寝る時間を守れていないことは、やっぱりネックです。

長い目て見ていくしかないのか、けじめはきちんとつけた方がいいのか、
正直迷っていますが、以前息子の読み聞かせタイムが思うように取れなくなり、
息子が不安定になってしまったことがあったので、(1)慎重になってしまいます。

夜がダメなら朝読んでみようと思い、朝絵本を読もうかと誘ったのですが、
息子は朝、そういう気分ではないようで、
寝る前に絵本を読んでもらいたいようなのです。

だったらやるべきことを、さっさと早い時間にやってしまおう!

と言うのですが、そこが未熟なのが小学生なのか、
ただ家庭での躾がなっていないだけなのか・・・

5学年差はライフスタイルが異なるからでしょうか、
家族みんなで同じ生活をすることが難しく感じます。

けれど、5学年差だからこそ分かる、いい部分もあるので、
今後も寝かしつけ時の格闘の中から、なんとかいいやり方をみつけ、
定着させていきたいです。

※関連記事はこちら

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ マリー・ホール・エッツ 文・絵 /まさきるりこ 訳 『もりのなか』 福音館書店、1963年。
「私の大好きな絵本。最近娘に読んだらハマってくれたので嬉しい。お父さんがいい味出している。」(再読)

★ 五味太郎 作・絵 『そら、はだかんぼ!』 偕成社、1987年。
「私の大好きな絵本。年齢を問わず、短時間で楽しめ、読み聞かせボラにも向いている。」 (175/200 絵本)

絵本・児童書の配本サービスの本を調整 2

2015年05月26日 | 絵本の配本サービス
花粉症の症状が少し落ち着き、ベランダに洗濯物を干せるようになりました。
外に洗濯物が干せることが、こんなにありがたいこととは・・・

いつもなら日中はバタバタしていることが多かったのですが、
今日はあまりにも天気が良かったので、朝から洗濯機を何回も回し、
洗いそびれた春物(デリケートな素材)を丁寧に洗って干すと、
家の中のやり残しが少しずつなくなり、気持ちのいい空間になってきます。

家具のメンテナンスを行い、換気をしながら部屋中思いきり掃除機をかけると、
家の中を流れる空気が大きく入れ替わったことに気が付き、
明日から忙しくなるので、今日のうちにたまった家事をやれてよかったと思いました。

さて、前置きが長くなりましたが、先日、絵本の配本サービスを、
娘はやめて、息子だけにするかもという記事を書きましたが、(1)
やっぱり娘の絵本も配本し続けてもらうことに決めました。

配本サービスから届いた絵本を、たいして読まないので、
家にある絵本でも十分かなと思ったのですが、
配本された絵本とは、細く長く付き合っているような感じがするのです。

届いた日から毎日のようにリクエストするというわけではなく、
「いつでも読んでもらえる」という安心感があるようで、
返さなければいけない図書館の絵本を、優先してリクエストしているような気がしました。

配本される絵本は娘の場合、月に1冊で、動物などが出てくる
女の子っぽい?ほのぼのした絵本をチョイスしています。

こんなことをしていると、またまた絵本が家にたまっていき、
置き場がなくなってしまいそうなので、一定量を超えない様、
絵本は配本サービスも含めて、月に5冊までしか買わないと決めています。
5冊でも1年経つと、50冊以上になるので、かなりの量になりますが。

まぁ、私も絵本の勉強になることもありますが、その絵本が家にあると、
子供の成長と共に、どのように読まれていくのかに、私自身興味があります。

なので、買った絵本を全部保管することはできないけれど、
本棚に並べる絵本をどれにするか、その都度見直していくつもりです。

毎日本棚の絵本を勝手に取出し、出しっぱなしになった絵本を片付けるのは、
結局私なので、家事が増えて嫌だという思いもあるのですが、
「どうしてこの絵本を取り出したのか?」と、考えながら片付けています。

読んでもらいたい絵本もあるけれど、眺めていたい絵本もあるようで、
息子も娘も、一人でぱらぱらと絵をめくっている事が多いです。

息子は字が読めるので、字も読んでいるかもしれませんが、娘はまだ字が読めません。
その娘が、絵をどのようにして読んでいるのか、私にはとても興味があります。

まだ字が読めない子の場合、絵がどれだけ物語っているかということが、
とても大切になってくると思うのです。

子供の成長に応じて、絵本とどう関わっていくのかいいかを、
その都度その都度、見極めていきたいと思います。

子どものためなどと言いながら、一番絵本を楽しんでいるのは、私かもしれませんが(笑)

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【注】

(1)過去ログ 「絵本・児童書の配本サービスの本を調整 1」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ マリー=ホール=エッツ 文・絵/ やまのうちきよこ 訳 『モーモーまきばのおきゃくさま』 偕成社、1969年。
「娘のお気に入り。この絵本はとても奥が深く、人間関係を動物に例えたかのよう。エッツらしい作品。」(再読)

子どもが小さい時期は、意外と短い

2015年05月25日 | 我が子のこと
娘が幼稚園に通うようになり、もうすぐ2ヶ月になります。

幼稚園の帰り道は、私と娘にとって、とても大切な時間。
道端の雑草に目をやったり、今日あった出来事を話したりしながら、
家までの短い距離を、手を繋いでゆっくり歩きます。

毎日を全身で楽しんでいる娘を見て、
「子どもが小さい時期って、意外と短いな」と感じずにはいられません。

この間、息子と一緒に手を繋いで幼稚園を行き来していたのに、
その息子も今では小学3年生。

来年になったら、小学校も折り返し地点になります。
そうしたらあっという間に思春期に入るでしょう。
ついこの間、小学校に入学したと思っていたのに・・・

娘が生まれてから、月日が流れるのがとても早くなりました。

以前は、早く子どもが大きくなって、手が離れてくれたらと願っていたのに、
最近は、子どもが小さいこの時期を、思いきり楽しみたいと思う自分がいます。

沢山の絵本を一緒に読むことができて楽しかった。
楽しい時間を一緒に過ごすことができてよかった。

思春期は辛いだろうが、今いっぱい楽しい思い出を作っておいたら、
思い出をバネにして、乗り切れるんじゃないか・・・


子どもに手がかかることは、マイナスなイメージが強いですが、
手がかかる分だけ、思い出も多いので、
二度と戻らないこの時期を、大切にしたいです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ モーリス・センダック 作・絵 / じんぐうてるお 訳『かいじゅうたちのいるところ』 冨山房、****年。
「娘の好きな絵本。主人公が息子そっくり!いたずら好きな子をもつママにおすすめ。絵も迫力あり。」(再読)

★ 杉山亮 作・廣川沙映子 絵 『わんわん探偵団 おかわり』 偕成社、2003年。
「息子のお気に入り。本が好きじゃないという子も、この本なら好きになるかも?と思える謎解きの児童書。」(33/50 児童書)

子どもと絵本の不思議な関係

2015年05月25日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日、小3の息子が寝る前に、「久しぶりに・・・」と言いながら、
にしまきかやこさんの『わたしのワンピース』(1)をリクエストしてきました。

年少の娘がすかさず「それ、スカートが出てくるから、おんなのこのえほんだよ!」
と言ってきたのですが、「ちがう!」と妹に言い切ります。

この絵本は、息子のために買ったというより、私の趣味で買った絵本で、
乗り物好きな息子は、ほとんどといっていいほどリクエストしてこなかっただけに、
リクエストされ、内心とても驚きました。

子どもと絵本の関係は、目に見えてわかるような単純なものではないことを、
改めて感じさせられた瞬間でした。

そういえば、ここ数日娘は『かしこいビル』(2)を寝る前によく持ってきます。

以前は全然関心がなかったので、「絵本選び、失敗したかなぁ」と思っていたのですが、
最近関心が強くなってきたようです。

買った当初はあまり興味を示さなかった絵本でも、
ある時期になり、急に興味が出てきたという絵本は何冊もありましたが、
この手の体験の多いこと!!

なので、マンションという限られた空間であっても、
できるだけ家に絵本をストックしておきたい気持ちが強いのです。

昔から子どもと絵本は、深い部分で繋がっていると感じていたものの、
それは何度も読んできたお気に入りの絵本だけではなく、
あまり回数を読んでいないような絵本とも、深い部分で繋がっている・・・

読んでいないからと言って、親の思い込みで勝手に処分してしまうことは、極力避けた方がいいなと思いました。
以前、あまり読まない絵本は移動する(3)といっておきながら言うのもなんですが・・・

子どもと絵本の関係くらい、私はわかっていると思いきや、
「全然わかっていないじゃん!」と痛感する日々です。

こんなに奥の深い、子どもと絵本の不思議な関係を、
見て感じることができるのは、本を手渡す人間の特権でしょうか。

これからも子どもと絵本の関係を、見守り続けていきたいです。

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【注】

(1)にしまきかやこ 文・絵 『わたしのワンピース』 こぐま社、1969年。

(2)ウイリアム・ニコルソン 作/ 松岡享子・吉田新一 訳 『かしこいビル』 ****年。ペンギン社。

(3)過去ログ 「増え続ける絵本の置き場 5 ―あまり読まない本を移動する―」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 杉山亮 作・廣川沙映子 絵 『わんわん探偵団 おりこう』 偕成社、2004年。
「最近の息子のお気に入り。児童書が苦手な子も楽しめる本。親が読んであげても。」(32/50 児童書)

★ 平山衛 作・絵 『いたいのいたいのとんでけ』 福音館書店、1999年。
「読んでいるとほのぼのする絵本。絵本の中に流れている空気がなんともいえない!シリーズ本。」(再読)

久々の読み聞かせボラ!

2015年05月20日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は久しぶりに小学校の読み聞かせボラへ行ってきました。

低学年の子たちの反応がとてもよく、
楽しんでくれていたのが、こちら側に伝わってきたので、
「楽しくて聞きやすい絵本」という観点からの選書にしてよかったです。(1)

余裕があったら3冊読みたかったのですが、
朝の会が押していたので、2冊になりました。

既定の時間よりも短くなることを想定して、選書をしたのは正解でした。
絵本をたくさん読んでもらいたい先生もいれば、
授業の準備をしたいから、手短にしてほしいという先生もいます。

なので、1,2冊読んだ後に、まだ時間が少し残っているけれど、
1分くらいオーバーしてしまうかも?という場合は、
必ず先生に確認をとり、OKをもらった時だけ読みます。

低学年の子供たちは、1冊読んでもらうより、
2冊も3冊も読んでもらいたいことが多いので、
6分くらいで読める絵本と、2,3分で読める絵本を読むことが多いです。

昨日息子にボラで読む絵本のことを話したところ、

「『くわずにょうぼう』(2)にしてよ。あれも5月にいいじゃん?」

と言ってきました。

「あの絵本、おもしろいよね。
 でも、『くわずにょうぼう』はちょっと長いから、絵本を聞くのに慣れていない子は、
 飽きちゃうと思うから、中学年くらいになってからの方がいいかな。」

と伝えたものの不満だったらしく、
読み聞かせボラで読む絵本を聞いてくれませんでした。

息子は自分の好みでない絵本や、今そういう気分でないという絵本は、
読んでほしくないタイプです。

こうした息子の態度を見て、

きっとクラスの子の中には、こんな風に思っている子もいるんだろうな。

と思いました。

読み聞かせボラの人たちは、自分が読みたいと思っている絵本を
必ずしも読んでくれるわけではないからです。

なので、できるだけ2冊読むときは、
タイプの違う絵本を持っていき、1冊はイマイチと思っても、
もう1冊は、おもしろい!と思ってもらえるような選書をするようにしています。

最近は絵本を読むとき、子供たちの顔を見ながら読むのでなく、
ひたすら絵本を見ながら読んでいるので、子ども達の表情がわかりませんが、
教室の空気は感じとることができます。

今日もその空気がとてもよかったので、子ども達が楽しんでくれているのが、
絵本を読んでいる私にも伝わってきました。

どんな表情をしているのか見たい気持ちもありますが、
絵本の絵と読んでいる人の顔の両方が見えると、
絵本の内容より私の顔の印象ばかりが残ってしまいかねないので、
物語などの場合は、できるだけ黒子に徹するよう心がけています。

この読み方にもだいぶ慣れてきたからか、

あぁ、聞き手の顔を見なくても、一体感を味わうことができるんだなぁ。

と、感じることが増えました。

まだまだ自分の読み方など、気になるところがありますが、
少しずつ改善していけたらと思います。

とりあえず、今日はいい感じで読めたのでよかったです。

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【注】

(1)過去ログ 「読み聞かせボラの準備」 参照。

(2)稲田和子 再話、赤羽末吉 画 『くわずにょうぼう』 福音館書店、1980年。
菖蒲や柏の葉が出てくる、端午の節句の時期にピッタリの昔話。かなり怖い。
 
【今日(昨日)読んだ絵本】

★ マーグレット・レイ 文/ H.A.レイ 絵/ わたなべしげお 訳 『どうながのプレッツェル』 福音館書店、1978年。
「動物好きな下の子に読んだものの、少し文章が難しかった気がする。年中長くらいからの方がよさそう。絵が大きいので遠目がきく。」(再読)

読み聞かせボラの準備

2015年05月19日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
明日は久し振りに小学校の読み聞かせボランティアがあるので、
どの絵本を読もうか・・・絵本棚とにらめっこをしています。

最近は運動会の練習で子ども達は疲れていると思うので、
楽しくて聞きやすい絵本にする予定です。

今回は低学年だから、この絵本(物語6分)とあの絵本(科学絵本2分)をゆっくり読んで、
先生からOKが出たら、これも(物語2分)読もうかな?


今日の夕食を考えるような感覚で選書をしていますが、
それなりに栄養バランスは考えています。

以前は読み聞かせボラに力を入れていたため、子ども達が不機嫌でしたが、
この1年近くは、我が子の絵本に重点を置いてきたので、
ボラへのブーイングがほとんどなくなりました。

多くの絵本を読んだりするなど、絵本関係の勉強があまりできなかったものの、
子ども達との読み聞かせの思い出はたくさんできたので、
今しかできないことを優先させてよかったです。

あとで子ども達に、明日読む絵本を聞いてもらおうと思います。
けれど、それを寝る前に読む絵本にすると激怒するので、置き換えたりはしませんが(笑)

久し振りの読み聞かせボラが、今からとても楽しみです!

※この記事の続きはこちら

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 杉山亮 作・廣川沙映子 絵 『わんわん探偵団』 偕成社、2002年。
「息子のお気に入り。読みやすい本田が、謎解きをするので、読み聞かせに向いている。」(31/50 児童書)

★ パット=ハッチンス 作・乾侑美子 『せかい一わるいかいじゅう』 偕成社、1990年。
「娘のお気に入り。自分を主人公と置き換えて絵本を楽しんでいる。兄弟で楽しめる一冊。」 (174/200 絵本)

【予告】 樋口一葉研究会 第二十八回例会

2015年05月15日 | 樋口一葉
来月6月に行われる「樋口一葉研究会 第28回例会」の詳細が、
樋口一葉研究会から送られてきたので載せておきます。

えっ?!絵本の読み聞かせのブログなのに樋口一葉?!

とビックリされる方もいるかもしれませんが、
もともと私は学生時代、日本近代文学をかじっており、
このブログには一葉研究のことをよく綴っていました。

私にとって一葉作品は文学研究の原点なので、
院生時代からお世話になっている、樋口一葉研究会と今も繋がっています。

一葉研究や講演内容に関心のある方、是非ともご参加ください。


◆◆樋口一葉研究会 第28回例会◆◆

【日時】 2015年(平成27年)6月13日(土)午後2時~

【会場】 駒澤大学・246会館(7階会議室)
     東急田園都市線「駒澤大学駅」下車、「公園口」の出口を出て徒歩1分

【研究発表】

「樋口一葉の初期作品にみられる仏教表象」

     川島みどり(明治大学兼任講師)

【講演】

「明治中期における作家と絵画 ――木版口絵・挿絵の問題――」

     出口智之 (東海大学準教授)

◆◆樋口一葉研究会事務局 東京学芸大学・大井田義彰研究室◆◆

(事務局の大井田先生から許可を得て、掲載しています)


一葉研究からすっかり離れてしまった私ですが、
この研究会からはいつも得るものが多いため、極力参加しています。

講演の副題が「木版口絵・挿絵の問題」というだけあって、
一葉作品にも触れていただけると思うので、楽しみで仕方ありません!

絵本作家さんの講演会だとついついお客さん気分で聞いてしまいますが、
研究会は勉強の要素が強いので、普段は使わない頭をフル回転させ、
集中して聞こうと思います。

勉強不足を痛感すること間違いなしですが、
子持ちの専業主婦の私にとって、こういった機会はとても大切なのです。

【追記】

樋口一葉研究会の事務局を以前なさっていた、菅聡子先生がお亡くなりになり
丸4年が経ちました。

未だに菅先生のことをよく思い出します。
特に、一葉関係の記事を書いているときなどは特に・・・

菅先生がこれからも一葉研究をはじめとする女性文学の世界で、
多くの人の心の中で、生き続けていくことでしょう。

樋口一葉研究会を守り続けている、事務局の大井田先生をはじめ、
多くの関係者の方々に、厚く御礼申し上げます。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 谷川俊太郎 作、今村昌明 写真、日下弘 AD 『こっぷ』 福音館書店、1976年。
「息子のリクエスト。ひきつけられる写真と文。写真と文のバランスが最高にいい科学絵本。」(再読)

★ ディック・ブルーナ 作 /いしいももこ 訳 『ゆきのひのうさこちゃん』 福音館書店、1964年。
「娘のリクエスト。いしいももこの訳が心地いい。暑い季節に読んでも楽しめるから不思議。」(再読)



増え続ける絵本の置き場 5 ―あまり読まない本を移動する―

2015年05月14日 | 絵本とインテリア
※この記事は「増え続ける絵本の置き場」シリーズです。過去記事を読みたい方は、過去ログ(1)をご覧ください。

先日、リビングに新しい本のスペースを確保するため、
子どもの愛着が薄いと思われる赤ちゃん絵本を10冊ほど、書庫へ移動しました。

書庫なんて言うと響きがいいですが、小さなクローゼットの一角(デットスペース)を
勝手に私が「書庫」と呼び、使っているだけです。

けれど、季節の絵本や、子どもが気に入っていたけれどもう全然読まない絵本、
友達に譲ろうと思っている絵本などが置いてあるので、書庫の役割は果たしていると思います。

とても狭い書庫なので、絵本を入れるとなると、他の本を出さなければなりません。
私が過去に読んだ実用書で、手元になくても何とかなる本は思い切って手放しました。

近所の分館(小さな図書館)などでも古い雑誌だけでなく、ハードカバーの本も
リサイクル資料の中に混じってラックに置いてあるのを見ると、
我が家の書庫の本と同じだ・・・と思ってしまいます。

本を置くスペースを捻出するのに必死なのは、我が家だけでなく図書館も同じようです。

しかし、そのおかげで、図書館へ入ってすぐの場所に新刊を置くスペースができ、
以前置いてあった本が本棚に入るようになっているのですから、
読まれなくなった本を手放す作業は、やはり大事だと思いました。

手放せなかったとしても、一番長くいるリビングに置く絵本は、
できるだけ手に取る回数が多いものを置くよう心がけ、
一番目につきやすい本棚には、最近買った本や図書館の本を入れています。

図書館で本を借りたと言っていないのに、気が付いたら息子は
私が図書館で借りてきた本を読んでいるので、
子ども達は新しい本が家にないか、常日頃チェックしているようです。

ここまでくると、家が図書館や書店の役割を果たしているように思うので、
既存の本と新刊のバランスを大切にしながら、本をレイアウトします。

理想を言えば、子ども達が読んできた絵本をすべてリビングに置き、
いつでも思い出したときに、何気なく手に取れるようにしたいのですが、
現実は今あるリビングの絵本を何冊か移動しないと、新しい本を入れることができません。

昔の絵本を手に取る機会が、少なからずとも減ってしまいますが、
子どもの思い入れがさほど強くなかった赤ちゃん絵本などに、
今読んでほしい本や新しい本に席へ譲ってもらっています。

書庫に移動した絵本の一部を紹介すると・・

駒形克己 作 『ごぶごぶ ごぼごぼ』 1999年、福音館書店(0,1,2えほん)
林明子 作 『くつくつあるけ』 福音館書店、1986年。
薮内正幸 画 『どうぶつのおやこ』 福音館書店、1966年。
安西水丸 作 『がたんごとんがたんごとん』 福音館書店、1987年。
バルブロ・リンドグレン 作 /エバ・エリクソン 絵 あきのしょういちろう 訳 『サムぼうやのボール』 童話館出版、1999年。

どれも娘が0才~1才ぐらいの頃に読んでいた絵本で、
乳幼児のおはなし会に使える絵本なのですが、
娘はこの辺の絵本はもう卒業しているようで、読もうかと言っても読ませてくれません・・・

いずれおはなし会で使いたいと思っていますが、
今はリビングに置いていなくてもいいと判断し、書庫へ移動させました。

あとは寝室の横の部屋にある小さな本棚に少し移動させ、
寝る前の短い時間で、赤ちゃん絵本を楽しんだりもしています。

0才から2才くらいまでの絵本の量が、リビングから少し減りましたが、
その分、3歳ぐらいか楽しめる絵本を増やしたので、娘は満足していました。

息子の場合、読まなくても背表紙が目につく所に合ってほしいという絵本もあるので、
読んでいる、読んでいないだけでは判断できない場合もあるので、
絵本の移動を検討しているときは、子供に声をかけることが多々あります。

子ども達は私以上にこだわりを持っているので、本のレイアウトは大変ですが、
配置次第で絵本を手に取る率も上がるので、遣り甲斐のある作業です。

我が家の本のレイアウトは、私の子ども達への愛情表現であり、
子ども達もそれを感じ取ってくれている気がするので、
今後も頭を悩ませながら、かゆいところに手が届く本棚作りをしていきたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「増え続ける絵本の置き場 1」 「増え続ける絵本の置き場 2 ―絵本棚作りの工夫―」 「増え続ける絵本の置き場 3 ―手持ち絵本を厳選する―」 「増え続ける絵本の置き場 4 ―面だし絵本棚を活用する―」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 関根榮一 作 横溝英一 絵 『かもつれっしゃのワムくん』 小峰書店、1984年。
「息子の大好きな乗り物絵本。幼稚園時代から愛読しており、寝る前にリクエストしてくる率が高い。」(再読)

★ ディックブルーナ 作・ふなざきやすこ 訳『りんごちゃん』 講談社、1995年。
「松岡享子さんが訳した『りんごほうや』と同じ絵本(訳者が異なる)。シンプルでわかりやすく娘のお気に入り。」(再読)


絵本・児童書の配本サービスの本を調整  1

2015年05月12日 | 絵本の配本サービス
我が家は息子が2歳の時から、絵本の配本サービス(1)を利用しています。
子どもが毎月絵本が届くのを、とても楽しみにしているからです。

しかし、息子が小学生になってからは、なかなか本人が望むような、
本が届かなくなってしまったため、時々配本サービスの会社に電話をし、
配本される本の調整を行うようになりました。

といっても、配本予定の本を送ってもらう時期をずらしたり、
配本予定の本のリストの中から、息子が好きそうな本を選んだりすることが多いのですが。

例えば、動物たちのほのぼの物語を、
学校関係のワクワクする物語に変えてもらうなど。

配本サービスのいいところは、自分では読まないようなジャンルの本が届くことなのですが、
そのことを息子は「俺が読みたいと思うような本が届かない」と解釈するようになりました。

なので「真面目っぽい本も届くけれど、面白い本も届く!」
という印象をもってもらいたく、配本調整を行い、様子を見ています。

下の子は絵本が届いても1回読んで、興味を持たなかったら、
もう手に取ることはないくらい、好みがはっきりしているため、

「○○(娘の名前)の絵本は届かなくてもいい」と宣言するほどです。

そこまで言うなら、もう娘には絵本を送ってもらわなくてもいいかなと思ったのですが、
結局私が読んでもらいたいと思う絵本でなく、娘が喜びそうな絵本を選び、
毎月息子に2冊、娘に1冊絵本を自宅へ送ってもらっています。

子どもの本が増え続けて大変ですが、
子どもが興味を持っていなかった本を、本棚から手に取って読んでいる瞬間を見ると、
やっぱり自宅に本を置いておきたいと思う気持ちが強くなってしまうのです。

子どもと本の間には、深い信頼関係のようなものを感じるので、
その信頼関係を大切にしたいため、家にできるだけ絵本等を置くスペースを確保しました。

今後様子を見て、娘はもしかしたら配本サービスはやめて、
本人が好きな絵本をコンスタントに買う回数を増やすことになるかもしれませんが、
あと3ヶ月位様子を見て、どうするかを決めようと思っています。

ちなみに息子とは以前、配本してもらう本を減らして、一緒に毎月買う本を、
書店で選ぼうという話も出たのですが、書店で本を選ぶのが苦手なようで、
配本サービスの絵本が毎月2冊届くようがいいという結論に至りました。

こうして、その時その時の子どもの反応に応じて、
子どもと本とのかかわり方を考え、いろいろ試みてみます。

今月は面白い本が届くので、今から反応が楽しみなのですが、
そう思って選んでも、失敗することもしばしばあります。

けれど、懲りずに試行錯誤していくと、子どもと本との
嬉しい関わりを目にする瞬間があるため、なかなかやめられません(笑)

今後も子どもと本の交流を、気長に見守りたいと思います。

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【注】

(1)毎月1,2冊、子どもの年齢に合った絵本や児童書を送ってくれるサービス。
選書は会社により異なる。どんな本を子どもに選んだらいいか、わからない人や、良質な本を子どもに読んであげたい人におすすめ。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 渡辺茂男 作・山本忠敬 絵 『パトカーぱとくん』 福音館書店、1998年(こどものとも特製版)。 
「息子の好きな絵本。内容は『しょうぼうじどうしゃじぷた』に似ている。書店にはないが、図書館にはあることが多い。」(99/100 再読)

★ ジーン・ホルゼンターラー 文 /ナンシー・タフリ 絵 /はるみこうへい 訳 『わたしのて』 童話館出版、2002年。
「息子も娘も大好きな絵本。二人とも2歳ぐらいからずっと読んでいる。年の離れた兄弟が一緒に楽しめる絵本。」(100/100 再読)

詩人、長田弘さんの訃報

2015年05月10日 | 絵本・児童書関係
先ほど、詩人の長田弘(おさだひろし)さんが胆管がんで亡くなられた
というニュースを目にしました。

1年くらい前だったでしょうか。

表参道のクレヨンハウスで、長田さんと山村浩二さんが対談を行うことになり、
私のお気に入り絵本の『クリスマスのおくりもの』(1)にサインをしてもらおうと、
対談に参加するのを楽しみにしていたが、諸事情で行けなくなってしまいました。

今後もおはなしを聞くチャンスがあるだろうから、その時は参加しよう!

と、自らを励ましていたのですが・・・

あの日、クレヨンハウスで行われた対談で、長田さんのおはなしを聞きたかったです。

手元にある『クリスマスのおくりもの』を開くと、
おじいさんサンタのひたむきさとやさしさが、
長田さんの日本語訳から伝わってきました。

長田さんの詩にいせひでこさんが絵を描かれた、『最初の質問』も大好き。
心が乱れている今こそ、手に取って読みたいです。

研究者の方や作家の方などが亡くなると何年も忘れられず、
ふとその方のことを思い出すことが多いのですが、

「作品の中で生き続ける」

と自分に言い聞かせています。
とはいっても、今はそんな理屈は通用しません・・・

長田さん、素敵な詩や絵本をありがとうございました。
これからも長田さんの作品を読み続けます。

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【注】

(1)ジョン・バーニンガム 作&絵 /長田弘 訳 『クリスマスのおくりもの』 ほるぷ出版、1993年。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ マリサビーナ・ルッソ 文・絵 /ほしかわなつこ 訳『おきるじかんよ!』 童話館出版、2006年。
「息子も娘も好きな絵本。サムとお母さんのやり取りに、親子ともに親近感を覚える。」(98/100 再読)

家庭での読み聞かせは楽

2015年05月08日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
GW中に子ども達と出かけることが多かったからか、体調を崩し、
ここ2,3日は家で安静にしています。

娘の風邪をもらってしまい、ゴホゴホ咳をしているので、
マスク越しの小さな声で、子ども達に寝る前の絵本を読むのですが、
息子も娘も「声が小さくて聞こえない!」「咳込んでばかりで聞きにくい!」
などとは一言も言わず、じっと聞いていました。

家庭での読み聞かせは、気を張らないのでいいのですごく楽です。
声の大きさとか、気にしないですみますし、
読む側のコンディションがイマイチでも、
絵本の読み聞かせが成り立ってしまうのですから・・・

これが学校での読み聞かせとなると、
声の大きさには気をつけますし、誤字脱字がないか、
読む練習も欠かしませんが、家で読む絵本は事前練習など行いません。

「どれが読みたい?」

と子どもに聞いたあと、子どもが本棚から絵本を取出した絵本を読むだけなので、
いたってシンプルです。

子どもにとっては、親の絵本の読み方が万全である必要性はなく、
読んでくれるだけで嬉しいものなのだと思いました。

料理などでも似たようなことが言えます。

よその人に出したら恥ずかしい手抜き料理でも、
子ども達は喜んで食べてくれたりするので。

大切なのは、子ども達が嬉しいと思うことや、
自分たちのために頑張ってくれたという愛情なのではないかと・・・

最近は学校などでも読み聞かせを積極的に行ってくれますが、
家庭での読み聞かせも、もっと普及していってほしいと思います。

そのために、自分には何ができるかが、問われているところです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 稲田和子 再話・赤羽末吉 絵 『くわずにょうぼう』 福音館書店、1980年(子どもの友傑作集)。
「かなり怖い昔話。しょうぶや柏が出てくるので、5月の端午の節句の時期に読むのがオススメ。」(173/200 絵本)

★ ジェームス・スティーブンソン 文・絵 / つばきはらななこ 訳 『ベッドのしたになにがいる?』 童話館出版、2007年。
「怖そうで怖くないおはなしなので、寝る前に親が兄弟に読むのにピッタリ。」(97/100 再読)

コーチャンフォー若葉台店へ ―面だし本棚の多い超大型書店―

2015年05月07日 | ティータイム(雑談)
昨年10月にOPENしてから気になっていた、
超大型書店の入っているコーチャンフォー若葉台店へ、先日家族で足を運んでみました。

若葉台は京王相模原線の調布駅と多摩センター駅の真ん中あたりにある駅。
ここ10年くらいで開発がグンと進んだニュータウンで、
新宿から電車で30~40分くらいのところにあります。

超大型書店というと、車でしか行けないイメージがありますが、
ここは若葉台駅から徒歩5分のところにあるので、都心から電車で行くことも可能。

正確にいうと書店だけでなく、文具、音楽映像、食も
ワンフロアで楽しめるようになっている店舗ですが、ここでは書店に焦点を当ててみます。

写真はNGなお店だったので、活字での感想のみです。

まずは、私がこの書店へ行ったときの、第一印象を・・・

・面だし本棚がとにかく多い。(本の表紙がたくさん視界に入ってくる)
・本棚や床が白く、お店全体が明るい。(圧迫感を感じない)
・マニアックな本が面だしされており、実際に本を手に取ることができる。


新刊書店はだいたい最近出た本ばかりが面だし(本の表紙を見せて陳列)されているのですが、
ここは新刊だけでなく、以前から販売されている本も面だしされているので、
普通の書店なら背表紙しか見えない本の表紙を見ることができます。

絵本などで言うと、表紙は見たことがあるけれど、
ネットショップなどでしか表紙を見たことがない、
マニアックな出版社の絵本や、洋書絵本なども面だしされており、
ずっと気になっていた絵本を手に取ることができ、嬉しくなってしまいました。

なかなか売れないような本が面だしされていると、
日の目を浴びているような気がして、本好きとしては嬉しいのです。

本の表紙はアートでもあり、情報が収縮されているので、
多くの人の目に表紙が飛び込んでくることが理想かと。

ワンフロアだからか、他のジャンルの本を読みたいときに、
階段をいくつも上り下りしないで済むので移動が楽です。

面だし効果はすごく、ここが図書館だったら最高なのに・・・

と思いました(笑)

難点を言うなら

・書店員さんが書いたPOPがない。(お店の方針でつけないことになっている)
・本のフロアに椅子等が置いていない。
・書店員さんがフロアにあまり歩いていないので、本のことを聞きにくい。


とにかく蔵書数が多いので、書店員さんのPOPを頼りに本を選ぶ人からすると、
何を頼りに選んだらいいかわからないかもしれません。

面だし本棚が多いので、本の表紙や帯が本の中身を知るきかいになるのですが、
ジャケ買いに向いていない地味な本は埋もれがちです。

そうした本に、書店員さんのPOPがあると参考になるのですが、
コーチャンフォーはPOPで書店員が本を薦めるよりも、
表紙や帯を見てお客さんが選ぶことを優先しているようで、本にPOPがついていません。

POP好きな私としては、POPがないのはちょっと寂しく思いました。
POPがあると、普段は手に取らないような地味な本を手に取ることが多いので。
(POPは書店員さんとお客さんのコミュニケーションツールでもあると思うんです)

なので、紀伊国屋書店などが好きな人からすると、
本好きな書店員が書いたPOPがないのは、少し寂しいかもしれません。
この辺はお客さんの好みでしょうか。
人間臭さみたいなのがあってもいい気がしたりも・・・

とはいっても、面だしされている本の量が多いので、
実物を手に取りたい人には、かなり楽しめると思います。

図書館に蔵書があっても、面だしされる本は限られているので、
本の表紙を見てから、手に取ってみようと思う機会は少ないと思うので。

書店内には座って本を閲覧する場所がなかったので、
立ち読みするのには限界があるので、赤ちゃん連れの場合は、
抱っこひもよりベビーカーの方が楽だと思います。(ベビーカーも難なく通れる広さがあります)

ちなみに、夫に書店の感想を話したところ

「よくないと思ったところは言わなくていいから」

と言われてしまいました・・・

私には良くも悪くも分析癖があります。

読書アドバイザーの講座などでは、分析はいいことなのですが、
レジャーの感覚で楽しみに来た人に向かって、
気持ちが失せるようなことは言ってはいけないなとと思いました。

若葉台エリアは図書館が充実していたり、小学校に情報センターがあったりと、
図書教育に力を入れている地域なので、
駅から徒歩5分のところにある書店が、その地域に住む子供たちの読書感に
どのような影響を与えていくのか、今からとても楽しみです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 大塚勇三 訳・堀内誠一 絵 『あかずきん』 福音館書店、1989年。
「こどものともの、幼児絵本サイズ。ストーリーが原作に近く、こびていなくてよかった」(172/200 絵本)

★ ヨシタケシンスケ 作 『りんごかもしれない』 ブロンズ新社、2013年。
「ここ1ヶ月ほど借りており、娘がとても気に入ったので購入予定。長く楽しめそうな絵本。」(96/100 再読)