MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

大量にある絵本の量を減らす

2016年01月25日 | 絵本とシンプルライフ
昨年末から、子どもたちがほとんど読まなくなった絵本を
少しずつ手放しています。(1)

今までは絵本が増えるたびに、本棚を買い続けていたのですが、
子どもたちの成長に伴い、学用品などが増えてきたため、
本棚を増やすのでなく、本棚の中に今読んでいる本を収めるよう変更しました。

小さめ3LDKのマンションに住んでおり、今後も住み替えの予定がないので、
コンスタントに必要かそうでないかを、よく子どもたちと見直しています。

物が増えても、本は買わずに図書館のみで・・・という考えはなく、
これからも息子や娘に合った絵本や児童書を今後も家に置きたいので、
子どもたちと相談しあいながら、どの本を手放すかを一緒に決めました。

寄贈したり、お下がりで回したり、古本屋へ売ったりするなど、
できる限り、次の持ち主をみつけるよう心掛けています。

息子が赤ちゃんの時から読んでいる本などは、なかなか手放せませんが、
娘が赤ちゃんの時に買い、一時期しか読まなかったキレイな絵本などは、
踏ん切りがついてからは、意外とすんなり手放せました。

手放すというより、厳選すると言ったほうが、しっくりくるかもしれません。

それでもまだ手元に赤ちゃん絵本がかなり残っていますが、
私が気に入っている、娘や息子が気に入っているものは、
赤ちゃん絵本であっても、手元に残していいと思っています。

本の量が増えてきた時に、その都度その都度、
子どもたちと手元の本を厳選していけばいいかなと・・・

毎年山のように増えていく絵本をどう置くかは、私の中の大きな課題でしたが、
読まなくなった絵本を厳選し、新しい本を置くスペースを作るというのは、
自分にも子どもたちにも合っていると思いました。

すべての絵本を所有し続けられませんが、かなり気に入っているものは
手元に残していいので、お気に入りの絵本はいつも絵本棚にあるのですから。

とはいっても、ずっと手に取らなかったけれど、やっと手に取ったという絵本もあるので、
そうした絵本も、できるだけ家の中に長く絵本がいられるよう、
工夫をしていきたいと思っています。

すぐに出番がこない絵本もあるので・・・

これからも絵本たちは増えていくでしょうが、
うまく付き合っていけそうな気がしました。

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【注】

(1)過去ログ 「手放した絵本、手元に残した絵本」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 那須正幹 作 /小松良佳 絵 『大あばれ山賊小太郎』 偕成社、2002年。
「小3の息子と寝る前に読み始めた児童書。武士の時代が好きな男の子におすすめ。」(40/50 児童書)

★ いわむらかずお 作・絵 『11ぴきのあさごはん』 童心社、1983年。
「年少の娘は、絵本に出てくるくんちゃんを自分だと思っている。お気に入りのシリーズ。」(絵本・再読)

読み聞かせボラでリベンジ!――絵本の世界を一緒に楽しめた

2016年01月20日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
先日小学校の読み聞かせボラに行ってきました。

季節と絵本がマッチングし、学年に合ったものを選書できたおかげか、
子どもたちの集中力がすごかったです。

最近は絵本の字や絵を見ながら読んでいるので、
子どもたちの表情はわかりませんが、子どもたちが今、
どんな気持ちになっているかは、部屋の空気でわかるようになりました。

選書した絵本を、子どもたちを、自分を信じて読んでいると、
絵本の世界を子どもたちと一緒に旅することができるのですが、
今回はとてもいい旅ができたように思います。

実は2年ほど前、このクラスで読んだ時に、選書を失敗してしまい
子どもたちが「???」という反応になってしまったことを、とても反省しました。

読み聞かせ向きの絵本であるけれど、学年に合っていなかったと・・・

しかし、今回リベンジをすることができたので、私も少しずつではありますが、
読み聞かせの現場を通じて、成長したのかもしれないと思えました。

絵本を読み終わり、教室を出るとき、担任の先生から

「声がはっきりしていて、とてもきれいですね!」

とお褒めの言葉をいただき、とても嬉しく思った反面、
語尾が消えたり、滑舌が悪いのが気になる自分がいます。

素直に褒められたことは受け止めつつ、
課題の部分と向き合っていきたいです。

今年は図書館で読み聞かせ活動を始めるので、
研修会などを通じて、滑舌の練習なども、意識的しようと思います。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 / 柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。(児童書)

★ グニラ・ヴォルテ 文&絵 /つばきはらななこ 訳 『エマとピーター』 童話館出版、2006年。(再読・絵本)

絵本は楽しむもの ――子どもに押し付けない

2016年01月16日 | 絵本の配本サービス
先日、年少の娘が、図書館の絵本ばかり読むことをブログ記事に書きました。(1)

我が家は絵本の配本サービスを利用しており、
毎月絵本が自宅に届くのですが、娘はそれらの絵本をあまり読みません。

絵本が届いてから1ヶ月は、届いた絵本を表紙の見える絵本棚に置き、
いつも目につくようにしているのですが、
手に取るのは図書館で借りた絵本ばかりです。

図書館にあまり行かないというのも手ですが、
週1くらいで行くのを楽しみにしているので、そうもいきません。

自宅にある季節の絵本や、おすすめの絵本を表紙が見えるように置いても、
図書館で借りた絵本ばかりリクエストしてくるので、
もう少し自宅の絵本を読んでほしいと悩んでいました。



寝る前に、図書館で借りてきた絵本を毎日持ってきたので、

「ええっ?!またこの絵本?!」

と、つい言ってしまったのですが、けろりとした表情で

「だって、おもしろいんだもん!」

と、返答してきました。


面白い・・・


その言葉に、はっとさせられました。


子どもは面白い絵本が好きです。

心にグッとくるような絵本も好きですが、
寝る前の読み聞かせの時間は、楽しい時間にしたいのだと思います。

私は娘が自宅の絵本を読まないことに焦りを感じ、
家の絵本を読むことを、知らず知らずのうちに押し付けていたようです。

子どもには、それぞれの好みや成長があるのだから、
今は興味がないけれど、のちのち興味が出てくる絵本もあれば、
結果的に全く興味を持ってもらえない絵本もあるでしょう。

また、その日その時の気分で読みたい絵本も違います。

以前息子に

「ママ、本は楽しむものでしょ?」

と言われたことを思い出しました。(2)

最近はいろんな意味で余裕がなかったので、
焦る気持ちが出てきてしまったようです。


絵本たちは、子供たちや私の成長を、
そっとリビングの絵本棚から見守ってくれているので、
これからも安心しながら、絵本育児を楽しみたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「表紙の見える絵本棚は何歳まで必要?」 参照。

(2)過去ログ 「本は楽しむものでしょ?」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 / 柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。(39/50 児童書)

★ あまんきみこ 作 / 西村繁男 絵 『だんだんやまのそりすべり』 福音館書店、2002年。(198/200 絵本)

表紙の見える絵本棚は何歳まで必要?

2016年01月11日 | 絵本とインテリア
最近絵本棚の絵本を整理しながら、気付いたことがあります。

それは、絵本の表紙が見える本棚を年少の娘はよく使うものの、
小3の息子は最近使わなくなり、ほぼ娘専用絵本棚となったことです。

我が家はリビングの壁面に、背表紙がずらりと見える
絵本棚を置いていますが、ダイニング側には表紙が見える絵本棚を置いています。

年少の娘は、この絵本棚が大好きで、いつもここから絵本を持ってくることが多いです。



季節の絵本、図書館で借りた絵本、絵本の配本サービスから届いた絵本など、
旬の絵本を置いていますが、ダントツ人気があるのは、図書館で借りた絵本でしょうか。

一冊の絵本を何度も何度も読む息子と違い、
娘は自分にとって、旬の絵本を何冊も読みたがる乱読タイプなので、
図書館で借りた絵本が並ぶことが多いのです。

息子の本も、最近よく読む図鑑系の本はここに置き
私がそろそろ読まないとまずい本なども、ここに置いています。

息子は小学2年生の途中くらいから、
普通の本棚から、本をとるようになりました。



児童書になると、厚みがあるからか、背表紙のタイトルや絵が
表紙に負けないくらい主張しています。

今となっては、児童書などのハードカバー専用の本棚のほうが、ずらりと本が並び、
たくさんの本の中から、本を選びやすいようです。

となると、表紙が見える絵本棚が頻繁に活躍するのは7歳ぐらいまでと考えると、
頻繁に使うのは、あと2、3年かもしれません。

(この辺は個人差ががあると思いますが)

今は奥行きも高さもある絵本棚や、表紙が見える絵本棚が重宝していますが、
だんだん今息子が使っているような、奥行きのあまりないタイプが、
重宝することになると思います。

子供の成長に応じて、読む本も変わり、本棚も形を変えていくようです。

一時期、図書館や保育園にあるような、横幅がものすごく長い、
表紙の見える絵本棚を購入しようと思ったことがありました。

しかし、横幅が長すぎると、子供の成長によって家具の配置が変わったとき、
置く場所がなくなってしまうので、今は横幅80センチの絵本棚を使っています。

この80センチの絵本棚も、部屋の広さの都合で、
娘が10歳くらいになったら、置けなくなってしまうと思うので、
そのときは、幼稚園や保育園、児童館などに寄付するつもりです。

先のことを考えると、少し寂しい気持ちになりますが、
今は表紙の見える絵本棚をフル活用して、
たくさん子どもたちと絵本を読み、思い出を作りたいと思います。

※表紙の見える絵本棚についた、未来の関連記事→「表紙の見える絵本棚の代わりに・・・」

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【今日(昨日)読んだ本】

★ パット・ハッチンス 作 /星川菜津子 訳 『きれいずきティッチ』 童話館出版、1996年。
「最近ハッチンスの絵本に夢中な娘。年少くらいの下の子が、強く共感できる絵本。」(197/200 絵本)

★ パット・ハッチンス 作 /わたなべしげお 訳 『おたんじょうびおめでとう!』 1980年。
「娘が最近何度ももってくる絵本。踏み台を使う、幼子の心理をよくついている絵本。」(再読) 

小3の息子と図書館へ

2016年01月07日 | 絵本・児童書関係
最近は息子と図書館へ行くことがなかったのですが、
冬休み、家にいても面白くなかったようで、
「図書館一緒に行く?」と聞いたところ、久しぶりについてきました。

(息子は図書館の本は好きなものの、図書館に行くのは嫌がるタイプ)

一番近い図書館には、歴史マンガが置いていないので、
少し離れた、歴史マンガの置いてある図書館へ行ったところ、
早速歴史マンガを手に取り、無言で集中して読んでいました。(1)

いつも行く図書館には、歴史マンガが置いていないことと、
レイアウトがわかりにくいので、行かないのかもしれません。

今回行った図書館は、児童コーナーが明るく、本の種類も割と多いので、
自分で本を選べて楽しかったのだと思います。

最近夢中になっているダールの本のコーナーもありました!(2)

(歴史マンガをたくさん借りてしまったので、今回は借りませんでしたが)

今後も時々、この図書館へ行く機会を作ろうと思います。


自宅に帰り、以前借りた本と今回借りた本を、本棚に並べてみました。


息子が歴史マンガの本棚を見て、うっとりしていた(笑)
本棚に好きな本が、ズラ~ッと並ぶと嬉しいのが嬉しい様子。

ちなみに、朝小の『日本の歴史』と、集英社の『日本の歴史』とでは
どちらか好きか聞いたところ、どちらも好きだと言ってきました。

どの出版社の学習漫画が好きというよりは、
出版社によって切り口が違うところが、面白いのかもしれませんね。

今回、息子と一緒に図書館へ行き、多くのことに気づくことができたので、
親子で図書館へ行ってよかったです。

みなさんもぜひ、親子で図書館や書店へ足を運んでみてください。
普段の生活からは、気付かないような発見ができますよ!

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【注】

(1)最近、息子は歴史マンガにハマっている。
  過去ログ 「日本の歴史 ――どこの学習漫画にしようか?」 参照。

(2)過去ログ 「児童書の読み聞かせを通じて、物語を楽しむ」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「やっと読み終えた!期待を裏切らない後味。絶対おすすめ!」(児童書)

★ パット=ハッチンス 作 /わらなべしげお 訳 『ベーコンわすれちゃだめよ!』 偕成社、1977年。
「ハッチンスにハマっている娘からのリクエスト。ベーコン忘れちゃうのが面白い様子。」(絵本・再読)

日本の歴史 ――どこの学習漫画にしようか?

2016年01月05日 | 絵本・児童書関係
小3の息子は歴史マンガが大好きで、私が図書館で借りてきた
『学習漫画 日本の歴史』(以下『日本の歴史』)を、暇さえあれば読んでいます。

小3~小6くらいの男の子は、戦国武将など、歴史が好きな子が多いようです)


※歴史本の本棚。右側が自宅の本で、左側が図書館の本。
 リビングの本棚を整理したことで、歴史本のスペースを確保。

あまりに歴史好きなので、場所はとるものの、
数か月前、フルセットで『日本の歴史』を買おうと思いました。

しかし、いざ買おうと紀伊国屋や近所の書店で読み比べたとき、
集英社か、小学館か、それとも他の出版社のか、なかなか決めることができませんでした。

せっかく買ったのに、「やっぱり○○のにすればよかった!」「買った直後に改訂版が出た!」
となるのは嫌なので、今は図書館で借り、様子をみています。

そう、歴史マンガといっても、出版社によって特色がそれぞれ違うのです。
良し悪しは、読み手が何を求めているかで違ってきます。

小学館の日本の歴史は昔ながらの絵のタッチで、
説明が着も少なく読みやすいのですが、
最初に読んだのが、集英社のタイプでした。

なので、集英社の『日本の歴史』を
1巻からでなく、大好きな戦国時代から、図書館で借りて読んでいます。
(近所の図書館にはないため、私が他館から取り寄せて借ります)

小学館の歴史マンガは昔ながらの絵のタッチでわかりやすく、
とても読みやすそうだったのですが、
息子は説明書きの多い、集英社のタイプでも平気だったので、
まずは集英社の『日本の歴史』を何冊か借りて読んでいます。

集英社のを一通り読み終わったら、小学館のタイプも借りてみるつもりです。
ポプラ社や学研などもありましたが、絵がちょっと今風すぎたので見送りました。

娘も読むことを考えたら、流れがつかみやすい小学館のほうがよさそうですが、
息子は説明書きの多い集英社のほうが好きそうな気がします。

学習指導要領に沿っているか?年号の表記が新しいか?など、
チェックポイントはいろいろありますが、
子どもの好みがあると思うので、図書館で借りたり、書店で立ち読みするなどして、
読み比べてみることをお勧めします。

私も人物事典などの別冊を買うとき、小学館か集英社でとても悩みましたが、
結局は図書館で借り、息子が何度も読み返していた、
集英社の人物事典をを購入しました。

あとは、集英社の『日本の歴史』は
私が所属する日本子どもの本研究会の選定図書だったので、
そこも購入の決め手になっていたりします。

歴史が苦手、時代背景がよくわからない、女の子の場合は、
説明書きの少ない、小学館のほうが読みやすそうです。
(私は小学館のほうが読みやすかった)

以前は、学習漫画に少し抵抗のあった私ですが、
昔の時代のことを、活字だけで想像するのは難しいので、
マンガの絵の力を借りて、好きな分野のことを知ることは、
いいことだと思ったので、今の私の中では、学習漫画は「あり」です。

ちなみに、集英社と並行して読んでいるのが、
朝日新聞社が出している『日本の歴史』。

こちらは主人公たちと一緒に歴史の旅に出るので、
初めて歴史マンガを読む子や、女の子におすすめです。

いろいろな出版社から出ている歴史マンガを読み比べてみると、
出版社によって特徴が異なることも知る機会にもなりますし、
いろいろな角度から歴史を楽しむことができます。

最終的にはどこの『日本の歴史』を購入することになるのか、
それとも買わないで、図書館だけで済ませてしまうのか、
今はまだ結論が出ていません。

小学校高学年になってから買うのもあり、
毎月1冊ずつ買ってあげて、揃えていくのもあり、
いろいろな出版社の日本の歴史を借り続けるのもあり。

今、日本の歴史への関心が強いので、旬を大切にしながら
ワクワクする本棚作りをしたいと思います。

※このブログ記事の続きはこちら

【追記】 2016年秋に集英社から、学習漫画『日本の歴史』がリニューアルされて発売されました。
巻ごとに絵を描いている人が異なり、多くの知識を得るよりも、歴史の流れを大事にしているように思いました。

個人的には集英社の『日本の歴史』に関しては、リニューアル前のほうが気に入っているので、
購入は見送りました。

購入を考えている方は、いき実際に手に取って読んでみることをお勧めします。

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児童書の読み聞かせを通じて、物語を楽しむ

2016年01月04日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
息子が寝る前に持ってくる本が、絵本から児童書に変わって、
1年半くらいが経ちました。

小3くらいになると、もう親が本を読み聞かせするよりも、
自力で読んでほしいのですが、児童書はなかなか読んでくれません。

思えば私自身、子供のころは活字の本が苦手で、小3くらいのときは
マンガばかり読んでおり、活字だらけの児童書には興味がありませんでした。

なので、活字だらけの本をなかなか読む気になれない、
息子の気持ちがよくわかります。

しばらくは児童書を自力で読むことにこだわるよりも、
児童書の面白さを読み聞かせを通じて、一緒に体験していきたいです。

今年の秋ごろは、歴史関係の本ばかりリクエストされていましたが、
最近は『チョコレート工場の秘密』(1)を書いた、
ロアルド・ダール(以下ダール)の作品をよくリクエストされます。



長い物語ですが、挿絵が多く、文章もリズミカルなので、読み手を退屈させません。

文庫みたいな小さな本だし、字もとても小さいし、
息子にはまだ無理だろうと思っていたのですが、
物語の展開の面白さにハマり、毎日読んでもらうのを楽しみにしています。

今日は『チョコレート工場の秘密』の関連本の、『ガラスの大エレベーター』を、
一人で少しだけ読んでいたので、「物語の続きが知りたい」という気持ちが、
少しずつですが育っているのがわかりました。

子どもは、面白い本と出合いたがっていますし、その世界を楽しみたいのです。
今は読めなくても、読めるようになる時が必ず来るでしょう。

その日が来るのを、気長に待ちたいと思います。

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【注】

(1)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。

(2)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「昨年末から毎日息子と寝る前に読んでいる本。児童書が苦手な子にもおすすめ」(児童書)

★ パット=ハッチンス 作 /わらなべしげお 訳 『おたんじょうびおめでとう!』 偕成社、1980年。
「もうすぐ誕生日を迎える娘が、最近よくリクエストしてくる。子どもの心をよく理解している絵本。」(再読)

2016年もどうぞよろしくお願い致します

2016年01月01日 | ティータイム(雑談)
明けましておめでとうございます。



2015年の大晦日は、子どもたちと自宅で絵本を読んだり、
年越しそばを食べたり、紅白を見て遅くまで起きていたり、
いつもとは違う雰囲気を家族で楽しみました。

「ゆく年くる年」を見て、12時になったところで
「あけましておめでとう!」と言いあったり、
夜更かしにではありましたが、たまにはこんな夜もいいものです。

夜中の12時を過ぎた後、興奮していた息子が

「とても寝る感じがしない」

と言ってきましたが、いつものように、
寝る前に絵本と児童書を読んだところ、すんなり寝てくれたので、
子どもの心を穏やかにしてくれる絵本の力は、すごいなと改めて思いました。

こうして娘に絵本を、息子に児童書を一緒に読む時間も、
あと1年か2年なのではないかと、想像しています。

寝る前に読み聞かせをしていると、
寝る時間が押してしまったりすることが、悩みの種だったりしますが、

「あの時子どもたちと、たくさん絵本や児童書を読んでおいてよかった」

と思えるような時間を、親子で過ごしたいです。

本年も「MAYU CLUB まゆみの絵本棚」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 瀬田貞二 再話 /赤羽末吉 絵 『かさじそう』 福音館書店、1966年(こどものとも傑作集)。
「まったく古さを感じない、すばらしい絵本。年末読むのにピッタリ。」(195/200 絵本)

★ 鈴木まもる 文・絵 『鳥の巣みつけた』 あすなら書房、2002年。
「『ピン・ポン・バス』の絵を描いている、鈴木まもるさんの絵本。鳥の巣への愛を感じる。」(196/200 絵本)