MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

読み聞かせボラ一人反省会

2015年02月25日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は小学校の読み聞かせボランティアに行ってきたので、
読んだ感想をまとめたいと思います。

横長の絵本だったので、自分と反対側のページの字が見えづらく、
読んでいるとき、言葉が少し揺れていたように思いました。

自宅の本で、下読みは何度かしていたのですが、
もっと読み込んでおけばよかったです。

選んだ本は、今子ども達が教科書で読んでいる作品なのですが、
絵本の絵と教科書の絵は違うため、
絵本の絵を見て作品を味わってもらいたくて選書してみました。

しかし、子ども達は知っている作品は面白くないのか、
食いつきがあまりよくありません。

絵本を読んでいるとき、子ども達の顔を見ないで、
絵本の絵と字を見て読んでいるので、子ども達の表情はわからないのですが、

「長いなぁ・・・」「まだ終わらないのか・・・」「なんだか国語の授業みたい」

と思っているような空気が流れてきたので、
作品の絵を味わってほしいという強い思い入れが
マイナスに出てしまったのかな・・・と激しく落ち込みました。

けれど、クラスで絵本を読み終わった後、前の列にいた息子が、

「俺はこの話、絵本の絵の方が好き」

と言ってくれたので、

もしかしたら、こんな風に思ってくれた子が、
息子以外にも一人か二人、いたかもしれない。

と思うよう、自分に言い聞かせました。

学校での朝の読み聞かせの時は、本が苦手な子も楽しめるような選書を
心がけてきましたが、今回は長かったので、本が苦手な子や、
知っている作品には興味のない子には、退屈な時間だったかもしれません。

一人一人の子どもが何を感じていたのかわからないので、
私は想像することしかできないのですが、
教科書に載っている作品を絵本で読むときは、少し慎重になろうと思いました。

反応はないけれど、何か心の中で感じてくれているんじゃないか・・・

ストーリーテリングを何十年も続けている方が、

「おはなしは反応がわかるからやりやすいけれど、絵本はわからないから難しい」

と言っていた言葉の意味が、よくわかる気がします。

選書に関しては、まだまだ修行が必要ですが、
作品をしっかり読んでおくことは事前にできるので、
字が読みにくい本は、日ごろから読み込んでおこうと思いました。

こういう日もある!まだまだ読み聞かせのチャンスはあるので、
今日学んだことを次の読み聞かせに活かしたいです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ こいでやすこ 作・絵 『おおさむこさむ』 福音館書店、2005年(こどものとも傑作集)。
「動物好きな娘はこの絵本の絵がお気に入り。読み聞かせボラで読むなら立春前くらいまで。」(163/200 絵本)

★ ラッセル・E・エリクソン 作/ ローレンス・ディ・フィオリ 絵 佐藤涼子 訳 『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』 評論社、2008年。
「息子のお気に入りのシリーズ。男女問わず楽しめる。出てくる料理が面白い!」(29/50 児童書)

絵本講師の会に参加

2015年02月23日 | JPIC 読書アドバイザー&絵本講師
今から5年ほど前に受講した、絵本講師・養成講座。(1)
その修了生の集まりが東京であったので、参加してきました。

修了してから4年間、交流会に出席していなかったのですが、
昨年、そろそろ絵本講師の活動もしてみたいなと思い、今年度から交流会に参加し、
徐々に活動を増やしていこうと思っていたのですが・・・

昨年夏に息子の心が不安定になってからは、それどころではなくなり、
絵本講師関係の事からすっかり離れてしまったのです。

しかし、活動をしていないからといって、後ろめたくならずに、
絵本講座を聞きに行くくらいの気持ちで足を運んだところ、
仲間たちからとてもいい刺激を受けることができ、参加してよかったと思いました。

今の自分の悩みをわかってくれる仲間がいたことも、心強かったです。
一歩踏み込んだ話ができる安心感。
ここには同じような志を持った仲間がいるので、離すのがとても楽しいのです。


下記は私の絵本講師・養成講座に対する、率直な印象をまとめたものです。


学校や図書館での読み聞かせボラの腕を上達させた人向けではなく、
現代社会を知り、今なぜ親子で絵本を読み聞かせすることが重要かを話してくれます。

絵本選びの重要性などもわかりやすく説明してくれるので、
絵本のことをあまり知らなくても、興味さえあれば参加しやすいです。
年齢幅も広く、小さな赤ちゃんがいる方もいれば、孫がいる方もいらっしゃいます。
仲間内の中で、上下関係みたいなのがないのもよかったです。

何より熱い方が多いので、同じように絵本に熱い思いを持たれている方がたくさんいて、
そうした方たちと話ができるので、孤立感がなくなっていきます。

絵本について深く話せる仲間ができるので、絵本が好きだけれど、
なかなかそういう話を周囲にできない・・・という人にはお勧めです。

個人的には、親子で絵本を読む素晴らしさを伝える講師になろうと思わないでも、
絵本が好きなら受けてみたら?楽しいから!というのが率直な意見です。
こんなことを言ったらセンターの方に怒られそうですが(汗)

地域の読み聞かせ活動の仲間とだと、どうしてもベテランさんと新人とでは
上下関係が生じてしまい、「私なんてまだまだ・・・」と思ってしまいがちですが、
ここだとそういった威圧感がないので、気持ちが楽でした。
修了生の交流会も、養成講座と似たような雰囲気です。

来年度の絵本講師・養成講座の東京会場と芦屋会場の募集が、始まっているようなので、
興味がある方はNPO法人「絵本で子育てセンター」のサイト(外部リンク)をご覧ください。

講座を受講してから6年が経ったので、今受けたら当時とは違った印象を持ち、
新たな発見ができ、とても新鮮なんだろうなぁと想像しています。

修了生枠で、単発で参加できそうな講演があったら、今年は参加してみたいです。
相変らず子育ての合間の、都合のつく時ぐらいしか行けませんが、
今は残り少ない子共との時間を、何よりも優先したいと思います。

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【注】

(1)NPO法人「絵本で子育てセンター」主催。絵本で子育てする楽しさを
多くの大人に伝える「絵本講師」を育てるための養成講座のこと。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 新井洋行 作・絵 『おばけとかくれんぼ』 くもん出版、2014年。
「しかけ絵本じゃないのに、しかけ絵本のように遊べる絵本。新しいタイプの絵本で面白い!」(161/200 絵本)

★ ささきまき 作・絵 『おばけがぞろぞろ』 福音館書店、1994年。
「最近の娘のお気に入り。おばけの名前(の響き)が面白いのが好きらしい。幼稚園年少くらいから。」(162/200 絵本)

原稿、峠を越える

2015年02月10日 | 仕事(原稿執筆など)
一ヶ月ほど前に受けた依頼原稿(1)をほぼ書き終えました。

と言っても、すごく少ない量なのですが、
少ないからこそ書くのが難しかったです。

自分が思っていることを、うまく活字で表現できず、
煮詰まると書くのをやめ、家事や育児に専念しました。

すると、日常からヒントが得られたおかげか、
自分の中でしっくりくる言葉が湧き出てくるではありませんか!

今朝は思いの外順調に書け、声に出して読み、細かいところを訂正しました。

自己満足の文章になっていないか?
読み手に伝わる文章になっているか?

だいたい直したので、文章と距離を置いた後に、
また手直ししたいと思います。

峠を越えたので、とりあえずホッとしました。

原稿を書くときはプレッシャーがつきまといますが、
書き終えると、何とも言えない解放感がます。
お産と似ている?!

といっても、まだ最終チェックが終わっていないので、
最後の仕上げまで気を抜かないで頑張りたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「原稿依頼」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 関根栄一 文・横溝英一 絵 『かもつれっしゃのワムくん』 小峰書店、1984年。
「息子のお気に入り。図書館で何度も借りた末購入。電車好きな男の子におすすめ。」(89/100 再読)

★ アンドリュー・ダッド 文/ エマ・クエイ 絵/ 落合恵子 訳 『おやすみ、ぼく』 クレヨンハウス、2009年。
「久し振りに娘がリクエストしてきた。寝る前に撫でながら読んであげるとリラックスできる。」(90/100 再読)

息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!

2015年02月08日 | 我が子の読書
小2の息子は自力でなかなか本を読まないので困っています。

正確に言うと、写真の多い科学絵本などは自分で読みますが、
字が多く、絵の少ない物語などは自力で読みません。

息子は俗にいう、図鑑を眺めるのが好きなタイプの子です。
私としては物語が少しでも読めるようになったら・・・と思うのですが、
物語を一人で読むことはまずありません。

おそらく物語は活字が多く、絵が少ないため、
一人で読むのが面倒なのだと思います。

けれど、読んでもらうのは大好きなので、物語の世界は好きなようです。

私が読み聞かせをするから、息子が一人で物語を読まないのではないか?
自力で本を読んで、本の世界を想像する力を育てる機会を失っているのではないか?

そう考えることもありますが、
総合的に見ると、やっぱり息子にはまだ読み聞かせが必要だと判断しています。

一つ目は、息子にとって読み聞かせが、寝る前の楽しみだからです。

学校で嫌なことがあっても、寝る前の読み聞かせのおかげで、
その日の苦労がすべて報われ、気持ちよく寝られます。
甘えの要素も含まれているので、子どもの心の安定にも繋がります。

二つ目は、活字が苦手でも、物語世界を体験できるからです。

活字が苦手な子は、見た目が地味な本は面白いと思えないのでは?
と昔の私は考えていました。

しかし、活字が読める能力と、物語を楽しむ能力は別なようです。

息子を見ていると、活字は苦手ですが、物語の世界は大好き。
一方小学生時代の私は、活字も物語も大嫌いでした。

ノンフィクションは好きだったのですが、
フィクションは嘘の話なので、好きではなかったのです。

だからか、物語をを楽しんでいる息子を見ると、

「こんなに物語の世界に没頭できるなんてすごい!」

と思ってしまいます。
物語を楽しむ心が育っているとでもいいましょうか。

小学校低学年のうちは、活字を読む能力を育てることよりも、
物語を楽しむ心を育てることの方が、ずっと大事だと私は思います。
人としての心を育てることもできますし。

学校の成績には表れないかもしれませんが、
視聴率重視のテレビ番組よりも、ずっと奥の深い世界ではないでしょうか。

そんな世界を旅することができるなんて、とても貴重な体験です。
一人旅もいいですが、相棒のいる旅もなかなか素敵ではありませんか。

読み聞かせから一人読みへシフトしていくことは、私の今後の課題ですが、
読み聞かせをしていても、活字を読む力は少しずつ育っていると感じているので、
もうしばらくは、物語を楽しむことにウエイトを置こうと思います。

【追記】

この記事を書いた2年後、息子に少しずつ変化が出てきました。
その様子はこちら

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【今日(昨日)読んだ本】

★ いとうせつこ 文 ・進藤恵子 絵 『ちいさくてもできたあ!』 福音館書店 2015年。(ちいさなかがくのとも 156号)
「娘のお気に入り。幼児から小1など、小さい子への読み聞かせにおすすめ。」(160/200 絵本)

★ イレーヌ・シュワルツ 作 /ミシェル・ゲー 絵 / 山脇恭 訳 『地下鉄ねずみのミニー どぶねずみ大作戦』 童話館出版。1997年。
「数日かけて息子と読んだ。一気に読んだ方がハラハラ感があって面白かったかも。」(88/100 再読)

原稿執筆宣言?!

2015年02月04日 | 仕事(原稿執筆など)
先月原稿依頼があったというのに(1)、まだノータッチの状態です・・・

娘の誕生日祝いと、読書アドバイザーのスクーリングと、節分が終わるまでは、
原稿のことは考えないようにしていました。

「書かないと・・・」とか「まだ書いていないや・・・」

と気にすると、ストレスがたまってしまうのです。

今回の原稿は短く、自由度がかなり高いので、もっと気楽に考えればいいのですが、
最近は書くことをさぼっていたため、腰が重たく、なかなか書き始めることができませんでした。

しかし、ここで宣言をしたので、今日は思い浮かんだことを活字にしてみます。

こうやってブログで独り言を書いているだけでも、
書く感覚がよみがえってくるのです。←私にとって、この感覚は大事。

本当は寝る前に書くのは、脳が休まらないので避けたいのですが、
このままだと明日になっても家事と育児で終わってしまいそうなので、
勢いのある今日に少しでも書いて、明日は続きが書けるように持っていこうと思います。

素直な気持ちで書く。

私が文章を書くときに大切にしていることです。

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【注】

(1)過去ログ 「原稿依頼」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ラッセル・E・エリクソン作 ローレンス・ディ・フィオリ 絵 佐藤涼子 訳 『火曜日のごちそうはヒキガエル』 評論社、2008年。
「今日やっと子どもに読み終えた。」(29/50 児童書)

★ 加古里子 作・絵 『ゆきのひ』 福音館書店 ****年
「昔の日本の冬の姿を描いている絵本。科学絵本に少し近い。そこそこ長く読みごたえあり。小学生におすすめ」(160/200 絵本)


JPIC 読書アドバイザー養成講座修了

2015年02月03日 | JPIC 読書アドバイザー&絵本講師
半年くらい前から始めた、JPICの読書アドバイザー養成講座を
昨日修了することができました。

土日など、二日連続で朝から晩までスクーリングを受けるのが
私の体にはきつかったです・・・
通信制大学の土日集中スクーリングと似ていました。

けれど、終わってみると、もっとこの仲間で勉強を続けたい!
という気持ちばかりがわき出てきます。

やっと一緒に講座を受けてきた方たちの
お顔や名前が少しずつわかってきたというのに、
これからだというのに、終わってしまうなんて残念でなりません。

JPICの読書アドバイザー養成講座は絵本の勉強をしたい人には物足りないかもしれませんが、
幅広い本への知識を得ることができるので、
本が好き!本のことをもっと知りたい!生涯学習が好き!という人にはお勧めです。

私はもともと生涯学習好きなので、いろいろな年齢層の方たちと一緒に
自分の知らない世界を知る勉強をするのが大好きなので、
読書アドバイザー養成講座はツボにハマりました(笑)

参加者の方々には「質問をよくする」「声がよく通る」「エネルギッシュ」
といった印象を与えたようです。

講座終了後の質疑応答の時も、挙手をして質問しました。
作家の角田光代さんに質問できたのもよかったです。
小さな勇気をきっかけに、大きな感動を得ることができるので・・・

ボランティア活動では、出すぎるとよくないため、
できるだけ自分を出しすぎないよう、セーブして活動していたのですが、
ここの講座では自分の変わったところなども、みんな受け入れてもらえたので、
私らしさを思う存分出せて気持ち良かったです。

絵本にばかりこだわっていた私にとっては、
絵本以外の本にも触れることで、面白い本がたくさんあることに気付かされました。

今後は絵本に限定せず、他のジャンルの本に関しても、
関心を持って読んでいきたいと思います。

数十年前の日大通信のスクーリングのような雰囲気でした。
(この雰囲気はわかる人にしかわからない?!)

息子の件がいろいろあったので(1)、この養成講座を乗り切れるか不安だったのですが、
家族の協力もあり、なんとか乗り切ることができたので、家族に感謝です。

小さい子供がいる家は、誰かに子どもを預けないと、
朝から晩までのスクーリングになんて参加できないので・・・

時間が経ってしまうと、今の感動を忘れてしまいがちなので、
たまに単発でイベントに参加するなどして、いい刺激を受け、
モチベーションを保っていこうと思います。

自分は一人じゃない。全国に仲間がいるんだ!

一人でクヨクヨしていたことなども、仲間に相談していきたいです。
養成講座の参加者の方々、先生方、ありがとうござました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ラッセル・E・エリクソン作 ローレンス・ディ・フィオリ 絵 佐藤涼子 訳 『火曜日のごちそうはヒキガエル』 評論社、2008年。
「毎日寝る前に息子と少しずつ読んでいる児童書。ハラハラドキドキが好きな子供におすすめです。」(29/50 児童書)