MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本棚にゆとりの空間を作る

2015年12月31日 | 絵本とインテリア
大掃除もほぼ終わり、家でゆっくり過ごしています。

ほとんど読まなくなった絵本を、何冊か書庫に移動したおかげで(1)、
リビングの絵本棚に、少し空間を作ることができました。



子どもたちがリラックスして絵本を読む空間なので、
絵本棚の上に、いつも娘が遊んでいるぬいぐるみが置いてあるなど、
遊び空間の延長に、絵本を置くよう心掛けています。

画像のロープ人形も、娘が勝手に置きました。
絵本棚はくまちゃんはのお部屋だそうです(笑)

こうして、ちょっと抜ける空間があると、ゆったりできるとわかっていましたが、
たくさんの絵本を本棚に入れたい気持ちが強く、
なかなか空間を作ることができませんでした。

しかし、今回リビングの絵本を一部、書庫へ持っていったおかげで、
本棚に空間ができ、絵本棚の圧迫感を少しだけ、軽減することができました。

本当はこの絵本棚に、絵本の表紙を飾る空間を作りたかったのですが、
二段ある絵本棚の上段は、子どもたちにとって絵本が取り出しやすいからか

「えほんをいれてほしい!」

との強い要望があり、表紙を見せるだけのスペースはとれませんでした。

こうした絵本棚作りは、私一人で勝手にすすめるのでなく、
子どもたちに「どっちのほうがいい?」などと聞きながら、絵本棚作りをしています。

そうなると、私がイメージする見た目よりも、
子どもたちの実用性を重視することもしばしば・・・

けれど、メインで使うのは子どもたちなので、
彼らの意見を尊重したほうが、お気に入りの絵本棚が作れると思うので、
私の思い通りにならなくても、割り切っています。

親が使いやすいと思う絵本棚と、子どもたちが使いやすいと思う絵本棚は、
違うこともわかりました。

今回、絵本棚に空間を作ることをOKしてくれた子どもたちに感謝です。

これからも、リビングに絵本がたくさんあるのに、
圧迫感をあまり感じない、絵本リビングを作っていきたいと思います。

【追記】

絵本棚の空間を、こんな風にも活用しています。→「読み散らかした絵本をしまう場所」

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【注】

(1)過去ログ 「手放した絵本、手元に残した絵本」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ビアトリスク・ポター 作・絵 /いしいももこ 訳 『プロプシーのこどもたち』 福音館書店、1971年。
「ピーターラビットのシリーズは、実は内容が怖い。幼稚園年中くらいから。」(194/200 絵本)

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「子ども一人で読むのには結構な長さだが、読み聞かせしてもらえば、小学校低学年からでも楽しめる。」(児童書)


手放した絵本、手元に残した絵本

2015年12月29日 | 絵本とシンプルライフ
昨日大掃除の時に、自宅の書庫スペースに移した絵本の一部を(1)
古本屋へ売りに行きました。

今まで購入してきた絵本を手放すことを、躊躇していた私ですが(2)
新しい本が増え、本の収納スペースがなくなってきたため、
思い切って息子や娘に、少しだけ絵本を手放してもいいか、聞いてみたのです。

この間より、絵本の量が増えています

三人で赤ちゃん絵本を見ながら、意見を言い合ってみました。

すると、娘はもう読んでいない絵本はあっさりと「あかちゃんにあげて」と言い、
息子は昔読んでもらった絵本を見て「捨てないで」と言います。

私は娘と息子の両方に読んだ絵本は、思い入れが強く、
今は読んでいなくても、書庫に保管しておきたいと伝えました。

乳幼児向けの読み聞かせボラなどで、使えそうな絵本が書庫にはありましたが、
ボラ用の絵本を大量に保管していたら、小さめ3LDKのマンションで、
家族4人(男女の年の差兄弟)が、ゆったり住むのは難しいです。

そこで、下記のような絵本が手放す候補に挙がりました。

・娘が赤ちゃんの時に買った絵本で、あまり食いつかなかった絵本。
・娘が赤ちゃんの時に買った絵本で、一時期だけ読み、今では旬を過ぎた絵本。
・世間では人気のある絵本だけれど、息子と娘の食いつきがよくなかった絵本。
・以前から「買って失敗したなぁ」と思っていた絵本。

手元に残す絵本は、子どもたちと何度も読み、思い出が詰まっている絵本と
子どもたちが手放したくないと言っている絵本です。

書庫には何十冊も絵本がありましたが、子どもたちが、
「これなら手放してもいい」という絵本を、6冊手放しました。

「な~んだそれだけ?!」と思われるかもしれませんが、
無理をして、大量に絵本を減らそうとは思いません。

手放す絵本は、あくまで「もういいかな?」という絵本のみです。

今手放さなければ、一生手放せない!ということもありませんし、
書庫でもう少し保管して、様子をみたい絵本もあります。

強引な別れ方をするよりも、気持ちの整理ができてから別れるほうが、
親子ともにしこりが残らなくて、いいのではないかと思うのです。

絵本は私のものというより、子ども達のものですから・・・

手放した絵本の分まで、リビングにある絵本には、
引き続き子どもたちに手に取ってもらえるよう、
見せ方や配置を工夫していきたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「自宅の書庫スペースを整理」 参照。
(2)過去ログ 「大量の絵本とシンプルライフ」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「毎日小3の息子と少しずつ読んでいる。読むならクェンティン・ブレイクの絵がおすすめ。」

★ パット=ハッチンス 作 /わらなべしげお 訳 『おたんじょうびおめでとう!』 偕成社、1980年。
「『ティッチ』を描いたハッチンスらしい作品。3、4歳の誕生日ぐらいに読んであげたい絵本。」(193/200 絵本)

絵本の読み聞かせボラと育児のバランス

2015年12月22日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日息子が9歳になり、わが子に絵本を読み始めて
約8年が経ちました。

8年というと、世間では短く感じるかもしれませんが、
私の感覚では結構長いです。

短大、大学、大学院に在籍していた期間が、全部で8年だったのですが、
絵本の読み聞かせも、学生時代に文学の勉強をしてきた期間と
同じ長さになりました。

どちらも最初から熱心にやっていたわけではなく、
なんとなくやっていただけなのですが

「面白い!!」

と途中から絵本の読み聞かせに目覚め、ハマっていき、現在に至ります。

そのプロセスを、簡単にまとめてみました。

 息子1才・・・息子に絵本の読み聞かせをはじめ、ハマりだす。
 息子2才・・・良質な絵本の配本サービスを利用し始める。
 息子3才・・・絵本講師養成講座、図書館司書の勉強を始める。
 息子4才・・・二人目を妊娠、司書資格取得。
 息子5才・・・娘を出産。図書館のおはなし会に通い始める。
 息子6才・・・小学校で読み聞かせボラを始める。
 息子7才・・・JPIC読書アドバイザーの勉強を始める。
★息子8才・・・ボラをスローペースにし、我が子中心の生活に変更。
 息子9才・・・図書館で読み聞かせボラを開始予定。

絵本の読み聞かせにハマってからは、我が子に読むことより、
外で大勢の子に読み聞かせをすることに憧れていました。

早く絵本関係の仕事をしたいと、強く思っていたのです。

しかし、★印の時期に入ったとき、私の考え方は変わりました。(1)

当時私は、絵本の読み聞かせボラやおはなし(ストーリーテリング)の勉強が楽しくなり、
我が子の子育てをないがしろにして、活動をしていたのです。

我が子に読む絵本も、読み聞かせボラで読む絵本を聞いてもらってばかり。
図書館で借りてくる絵本ときたら、読み聞かせボラで読む絵本ばかり。

子どもたちは、自分たちのために借りてきた絵本でないと、すぐにわかり

「また読み聞かせ?!」

と息子に言われるようになりました。
(ここでの読み聞かせは、読み聞かせボラの意味)

今思うと、息子は絵本の読み聞かせを通じて、甘えを受け止めてもらい、
心身のバランスをとっていたのです。

下の子に手がかかっていたこともあり、息子には何かと一人で
自分のことをやってもらっていましたが、読み聞かせタイムも激減し、
相当ストレスになっていたと思います。

この件から、私は心を入れ替えて、練習に時間をとっていたお話をやめ、
読み聞かせボラの勉強やブログ更新もスローペースにし、
その分、息子や娘と一緒に絵本を読んだりし、関わる時間を大幅に増やしました。

絵本も10冊借りた場合、8冊は子供たちのことを考えて選んだ本で、
私が読んでほしいと思う本は、2冊だけにしたのです。

子どもに読み聞かせボラの練習台になってもらうのもやめ、
読み聞かせボラの活動を最小限にした結果・・・息子たちに笑顔が戻りました!

そして、こうして我が子と絵本を読む時間はあと少しなのだから、
読み聞かせタイムを大事にしよう。他のことは子ども達が大きくなってからでもできる!

という思いが強くなり、今は家庭での読み聞かせに重点を置いています。

私は子どもがとても好きなので、我が子以外にも
絵本の楽しさを届けられたらと思っていましたが、
今の時期は、自分の子どもを優先してあげたほうがいいと思いました。

息子や娘への読み聞かせが7だとしたら、
読み聞かせボラの活動は3くらいでしょうか。

来年度から小学校だけでなく図書館でも読み聞かせボラを始めますが、
下の子が幼稚園児なので、近所の図書館のみでの活動にし、
入る回数も最初は少なくする予定です。

図書館のおはなし会に参加すると、定例会で勉強できるので、
そこで集団読み聞かせでの基本を勉強しようと思っています。

しかし、娘が幼稚園児のうちは、大幅に活動の場を広げず、
子育てに支障のない範囲で、活動するつもりです。

仕事でなく、ボランティアという立場だからこそ、
私生活とのバランスを大切にしながら参加できるので、
その立場をうまく活かしていきたいと思います。

あと数年はは多くの時間を割いて活動することはできませんが、
子どもたちがもう少し大きくなったら、多くの時間を割くことができるでしょう。

我が子に読み聞かせができるのは10年間くらいですが、
読み聞かせの活動自体は、続けようと思えば、これから何十年も続けることができます。

娘とはあと3年くらいは楽しめそうですが、
息子とはあと1年あるかないかわかりません。

だからこそ「読んで!」と子どもから言ってくる時期を、大事にしたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ にしまきかやこ 文・絵 『わたしのワンピース』 こぐま社、1969年。
「久しぶりに娘がもってきた絵本。『私に似合うかしら?』というと『うん』とうなずいていた。」(再読)

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「息子と寝る前に毎日読んでいる。続きを読むのが楽しみで仕方がない。寝る前に読み聞かせにもおすすめ」

図書館のクリスマスおはなし会へ

2015年12月18日 | 絵本中心のおはなし会
先日家の近くの図書館でクリスマスのおはなし会があり、
年少の娘と一緒に行ってきました。

前回のおはなし会は、私の予定の関係で行くことができず、
娘に何度となく「おはなしかいにいきたい!」とせがまれていたので、
今回行けてとても満足だったようです。

おはなし会のプログラムはクリスマスということもあり、
ペープサートや紙芝居タイプの大型絵本など、イベント用の物が多く、
普段は見かけないものばかりで、私はすっかりハイテンション!

「今度○年生のイベントの時に使ってみたい!」

などと、内心思いながら聞いていました。

しかし、そんな分析ばかりしていては面白くありません。
純粋におはなし会を楽しむことも大好きなので、面白いシーンでは
「あはは!」などと声を出して何度も笑ってしまいました。

大人は、絵本を読む側になることが多いですが
聞く側にはなかなかなれません。

以前、一人でおはなし会の見学をしていた時も楽しかったですが、
今回は子供たちの中に紛れて、一緒に聞いているので、
同じお話を一緒に聞く楽しさを、以前よりも実感しています。

こんな風に娘と一緒におはなし会を楽しめるのは、あと数年です。
小3の息子とは、一緒におはなし会へ参加することはもうありません。

習い事などもいい経験になると思いますが、たまには親子で一緒に
図書館のおはなし会へ行くのも、いい経験と思い出になると思います。

子どもだけでなく、大人も楽しめ、気分転換できてしまうのですから!

この日、おはなし会で借りた絵本を、娘は寝る前にもってきて、
読んで!と何度もリクエストしてきたので、横で聞いていた息子も参加し、
家の中でも、おはなし会を楽しむことができました。

素敵な絵本を選書し、読んでくださった読み聞かせボラの方々や、
手作りプレゼントまで用意してくださった図書館員の方々のおかげで、
楽しい時間を過ごすことができたので、私も学校で絵本を読むことで、
おはなし会の恩返しをしていきたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 本田カヨ子 文 /なかのひでこ 絵 『とのさまサンタ』 祐学社、1988年。
「男の子も女の子も楽しめる。ユニークなクリスマス絵本。読み聞かせボラでもおすすめ。」(192/200 絵本)

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「小3の息子のリクエスト。挿絵の多い、文庫のような児童書。リズミカルな文章にぴったりのさし絵が面白い!」(38/50 児童書)

自宅の書庫スペースを整理

2015年12月10日 | 絵本とシンプルライフ
前回のブログ記事で、自宅書庫のことを少し書きました。(1)

自宅に書庫があるなんていうと、本棚らだけの部屋を一つ作っていると思われるかもしれませんが、
男女の兄弟がいて、狭い3LDKマンションに住んでいる我が家では、
そうした部屋を作ることができません。

なので、書庫というよりは、書庫スペースといったほうがイメージしやすいでしょう。

現在我が家に書庫スペースが3つあるのですが、その中の一つを紹介します。



クローゼットの上に、マンション特有の梁があるのですが、
この棚と梁の間が、本を置くのにピッタリだと思い、書庫として使い始めました。
(始めてもらった原稿料で買った、樋口一葉全集も並んでいます)

最初は私の文学研究の本や、図書館関係の本を置いていたのですが、
絵本が自宅からあふれてしまい、もうほとんど読まなくなった、赤ちゃん絵本も最近は置いています。

(本当は赤ちゃん絵本もリビングに置きたいのですが、苦渋の選択です・・・)

ここの書庫スペースを確保するために、クローゼットの上の棚に置く荷物を極力減らし、
本の置き場を作りました。

衣類と本が同じ空間にあるのは、あまりよくないと思うので、
ここのクローゼットの服は極力少なくし、下には扇風機などのシーズン物も入れてあり
納戸のようなクローゼットになっています。

本当はクローゼットの下に本棚を入れて、もっと本を置きたいのですが、
そうしてしまうと、子ども達がが大きくなったとき、クローゼットが使えなくなってしまうので、
ギュウギュウ入れずに不要なものは処分し、クローゼット内もゆったりとした空間にしてみました。

ここ以外にもあと2か所書庫スペースがあるのですが、
そちらは納戸の収納スペースで、私が最近はあまり読まないけれど、
まだ時々読む本を収納しています。

こうしてみると、かなりの数の絵本が、書庫でなく家の中の本棚にあり、
私の本は書庫にあることが多いです。

書庫スペースには限りがあるので、ここに入りきらなくなった私の本は
古本屋に売ったり、書き込みがあるものは処分するなどしています。

書庫の本を見直すと、自分の中で旬を過ぎた本や雑誌などは思い切って処分し、
もう少し手元におきたい本や迷った本は、素直に手元に置き、様子をみます。

1,2年読まない本は、一生読まないなんて書いてある本もありますが、
そんなことありません。

その本の価値が分かるまでに、時間がかかることもありますし、
その時その時によって、本から学ぶことも変わります。

あと一部屋あったら、本専用部屋が作れたら・・・

と思うことも多いですが、限られた環境の中で、
どうやって本を維持していくかを考えることも、面白いものです。

書庫スペースの本で、手放すか迷っている本に関しては、
もう一度読み直し、まだ読みたいと思ったら保管し、
もう興味がない、心響かないと感じた場合は手放します。

今日も数冊、雑誌と書籍を手放しました。

面倒でも、リサイクルに出す、売る、譲るなどして、
次の行き場を見つける努力は怠りません。

限られたスペースにある本の取捨選択は、いつか私が司書になったとき、
多きに役に立つのでは・・・と想像しながら、今日も本と向き合っています。

※このブログ記事の続きはこちら

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【注】

(1)過去ログ 「大量の絵本とシンプルライフ」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 斉藤洋 作 『白狐魔記 洛中の火』 偕成社、2000年。
「息子(小3)のリクエスト。歴史物語の3冊目。長いが寝る前に少しずつ読んでいる。」

★ こんどうりょうへい 作 /かきのきはらまさひろ 構成 /やまもとなおあき 写真 『ひともじえほん』 福音館書店、2011年(こどものとも)。
「ひらがなに興味を持ち始めた娘(年少)のお気に入り。何度もリクエストされる。最近ハードカバー化された。」(再読)

大量の絵本とシンプルライフ

2015年12月08日 | 絵本とシンプルライフ
師走に入り、少しずつ大掃除や物の整理を始めました。

我が家は狭いマンション住まいなので、備え付けの収納が少ないというのに、
クローゼットの一部を、絵本の書庫として使っています。

リビングの壁一面に絵本が並んでおり、寝室の隣の部屋の本棚にも絵本があり、
断腸の思いで古本屋に絵本を売ったりもしたというのに、
それでもまだ絵本が収納しきれません。

本当はリビングの本棚も、空間を作ることで、見せる本棚にしたいのですが、
年齢差が6歳もある男女の兄弟がいると、かなり多くの絵本が動くため、
できるだけリビングに多くの絵本を置くよう心掛けています。

狭いマンション住まいで、部屋中絵本だらけとなると、
物だらけの家を想像するかもしれませんが、絵本とおもちゃ以外の物は少なく、
大型家具などもほとんどないため、絵本の量のわりにスッキリ見えます。

私は物の少ないシンプルライフが好きなのですが、絵本はなかなか減らせません。
本当はもう少し減らしたいのですが、私がイマイチだと思う絵本でも、
子どもは好きだったりするので、勝手に減らせないのです。

先日、

「○○の絵本は?」

と息子に聞かれ

「あれは古本屋に売っちゃたの。怖がってあまり読まなかったでしょ?」

と答えたところ、

「もう怖くないよ。今なら読めるのに・・・」

と残念がられ、手持ちの絵本を勝手に手放すことは
子どもにとってはかなりつらいことなのだとわかりました。

最近はあまり読まない絵本やシーズン物の絵本は、
書庫(クローゼット)に移動させ、様子をみるようにしています。

大量に並んだ絵本棚から、子どもたちはよく絵本を手に取って読んでいます。
最近の絵本だけでなく、ずいぶん昔から家にある絵本も・・・

絵本の量が減ったら、掃除もぐっと楽になるでしょうし、
空間もグンと増えると思いますが、今はたくさんの絵本に囲まれる生活を
子どもたちは望んでいるようです。

あと5年もしたら、リビングに並んでいる絵本の量も減り、
書庫に行きの絵本も手放す絵本も、今よりずっと増えると思います。

絵本に囲まれた生活も、そう長くはありません。
子どもたちが喜んで絵本を手に取る姿を見るのもあと数年で、
絵本リビングは、子供が小さいからこそできる、実用的でかわいいインテリアなのです。

物の少ないシンプルライフにもあこがれますが、
嫌でも絵本を厳選せざるを得ない時期が来るので、
今は無理して絵本の量を減らさずに、子どもたちと絵本ライフを楽しみたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 斉藤洋 作 『白狐魔記 洛中の火』 偕成社、2000年。
「息子(小3)の好きな斉藤洋が書いた、歴史物語。寝る前によくリクエストされる。」(37/50 児童書)

★ 谷川俊太郎 『きらきら』 アリス館、****年
「娘(年少)からのリクエスト。冬になると読みたくなる写真絵本。小学校の読み聞かせでもオススメ!」(再読)