MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

音読

2003年11月26日 | 大学院修士2年(通学)
気がついたらこんな時間になっていました。
夜遅いのはお肌にもよくないのですが
夜の方が頭がさえるんです。

あとは、冬の夜ということで
『われから』と設定が同じなので
よく、お町の心境を自分に置き換えたりして考えます。

もちろん主観的過ぎてはダメなのですが
これがけっこういいヒントになったりします。

一人部屋で音読をして読むと
今までは目にもとまらなかった一文が飛び込んできたりして
行き詰ったらいつも音読です。

そして
「どうして?」
と問いかけながら、なぜこの一文があるのか?
ここの箇所は何を意味しているのか?
と、丁寧に精読していくと、新たな発見があったりします。
まるで迷路に迷い込んでいたところに、一筋の光がさしこんでくるような・・・

音読は原始的な印象がありますが、これは本当に効果的です。
論文に行き詰ったら、是非試してみてください。
ハッとする発見をすることができますよ!

文学が好き!

2003年11月23日 | 大学院修士2年(通学)
体調のあまりよくない状態が続いていましたが
昨日森まゆみ先生のご講演に、そして本日は一葉研究会へ参加してきました。

このところ論文にも苦戦し、あちゃーっ!という感じだったのですが、ご講演や発表をされる先生方、そして一葉を愛する方々のエネルギーに圧倒されました。

書く作業は辛いけれど、一葉に出会えて、作品に出会えて、頑張ろうと思えてここまできて、現在修論を目前にしています。
時間がなくなり、とにかく書き終えたい気持ちばかり先行していました。
けれど、修論に私なりの「一葉が好き!一葉研究ってすばらしい!」という気持ちも含ませていきたいと思いました。
もちろん論拠なども必要ですし、これがいいだのよくないだののレベルにはとどめたくないです。

けれど根本って、やっぱり「研究が好き!」という気持ちなんだなと・・・

長い人生だし、一葉とはこれからも長い付き合いになると思うので、おどおどしていないで、まずはとびこんでいこうと思いました。
年齢を重ねるごとに臆病になりがちですが、今回一葉関係のイベントを通じて、人を通じてそんなことを学んだ気がしました。

今日はいろんなヒントも得れました。
やっぱり研究会などから得る刺激はいいですね。
私はこれからもずっと参加していきたいです。

今日も残り僅かですが、修論頑張ります★

「野火」

2003年11月21日 | 大学院修士2年(通学)
久しぶりによく寝ました。
夜型から昼型に少しずつ変えていきたいところです。

昨日、ニュースで戦争中に
フィリピンで戦っていた日本兵の話がでました。
戦後もフィリピンで暮らし
10年位前は生きていたけれど
今は亡くなってしまったとか・・・

以前、こういったニュースを聞いても
ふぅ~んという感じでしたが
大岡昇平の「野火」を読んでから
ピクンと反応するようになりました。

あの作品はフィクションでも
第二次世界対戦が舞台となっているので
歴史とか、戦争とかに興味のなかった私に
ずいぶん大きな影響を与えてくれました。

あまり「研究」という感じではなかったけれど
作品を通じて、人の考えが変わっていくきっかけになるならば
やっぱり本との出会いは、私だけでなく
多くの人にあってほしいと思ったりします。

院をでた後も、きっとそんなことを考えて
実行にうつしてきたいなと・・・

天気もいいので図書館に行ってこようかと思います。

冬ですね

2003年11月21日 | 大学院修士2年(通学)
吐息も白くなり、冬らしくなってきました。
先日まで「もう秋かぁ」と思っていたのに・・・

最近は不規則ですが、睡眠はしっかりとっています。
なのに、眠くなるんです(笑)
論文を読んでいたりすると・・・

論文もいろいろですね。
ぐいぐい引き寄せられる論文もあれば
読んでいて眠くなるような論文もあります。

などと書いていて、自分のも眠くなる論文なのかもしれません?!
でも、ぐいぐい引き寄せられるような
いきいきした部分も伝えていきたいです。
こればっかりは「書く」ことの積み重ねによって
得れるものなのではないかなぁと思っています。

指導教授の先生から「主観的で客観的に書く」とアドバイスをいただきました。
頭で考えると難しいけれど
客観的なのに、自分の意見がどんどん伝わってくるものがあるということかな?と解釈!
主観は論文では嫌われそうな感じですが
ちゃんと論拠があって、相手を説得できれば
それはOKなんだなと・・・

当たり前みたいなことなのに、なんとなく最近は抜けていました。
先生、ありがとうございました!

天気があまりよくないせいか、なんとなく気持ちもブルーです。
けれど天気に負けないで頑張ります★

ひといき

2003年11月20日 | 大学院修士2年(通学)
体力は使っていないものの、精神的に疲れる今日この頃。
論文を読みながら、気づいたらお昼寝をしていました。
頭が疲れているのかもしれませんね。

ずっとこの解釈できたのに
読み込んでいる間に、解釈が変わってしまい
論の一貫性がなくなってしまいました。
こんな時期に・・・!!

先行論文が多いと、かぶってしまったりしますね。
ある程度、着眼点が似ているということでしょうか。
あと十年早く生まれて、この論文を書きたかったと思いました(笑)

それでも、まだ解釈が固定していないのは
ちょっと面白いところです。
似通っている部分があったりはしますが
まだまだ読める!ということだと思います。

以前は「この論が絶対だ!」と思っていたのに
だんだん「ん?」と思うようになってきたり
自分の考えが変わることで
他の人の論に対する考えも変わっていくんだなぁと…

もうすぐ一葉祭。
それまでには先行論文は読み終えていたいです。
以前に読んだのですが、読み落としだらけでした。
(気づいただけマシということにしておいて下さい)

適度に息抜きをして頑張ります★

修論まで一ヶ月をきりました

2003年11月18日 | 大学院修士2年(通学)
最近、精神的に疲れているからか
夢の中にまで一葉作品が出てきます。
そう、修論の時期なので
何かにぶつかると、作品を何度も読み返したりします。

修論は『われから』で書こうと思っているのですが
書きたいことが先行論文に書いてあったりして

「あちゃ~っ!書かれている!」

と、ここからどう切り抜けていけばいいのかと
頭を抱える今日この頃です。

だいたい書きたいことは決まっているのですが
論証するまでの先行研究などによる
論拠を強化させる作業、これがどうも苦手です。

なにかいい例はないかと
短大時代に読んだ『にごりえ』を今一度読み返してみました。
すると、ありました!
こういう例をもってきたかったんだ!
という箇所にめぐりあえました。

やっぱり一作品ばかりとにらめっこんしているのでなくて
こんな忙しい時期だからこそ
「急がばまわれ」の精神をもっていたいなと。。。

100枚以上、内容があるものが書けるのか心配ですが
M1の頃から論文を書く作業をしていたので
論文を書く行為自体は、そこまで苦痛ではありません。

といってもうまくいかなかったりしますし
苦痛に感じることもあります。
でも、絶対書くぞ!と言い張っています。

もうすぐ一葉祭。
顔を出すためにも今のうちに頑張っておきます。

締め切り

2003年11月11日 | 大学院修士2年(通学)
修論前の演習発表は苦痛です。
なかなか純粋に楽しめなかったり・・・

けれど、つい一葉ばかり読んでしまうので
他の作品(ここでは大岡昇平の『野火』)に触れることは
ある意味修論へのヒントが隠されていたりと
間接的に修論へいい影響を与えていくものだと信じています。

最近は、つい締め切り前にあたふたしてしまいます。
前もって書いていればいいものの、それが難しいんですよね。
もっと自分をコントロールできればいいのですが、
自分しかしかる人間がいないので、ついおそろかになりがちです。

けれど、締め切りだけは厳守してきました。
内容の充実も大切だけれど
期限内に提出することの大切さを
院ではかなり学んだ気がします。

そんなの出せるわけがない!
と言いつつも、朝日が昇ってくるのを
何度みたことか・・・

あの書き終えたときの瞬間が好きです。

中身がついてこないとダメなんですけどね。
今はけっこう辛いけれど
でも書き終えたときの喜びをイメージして
まずは今週の発表原稿をまとめちゃいます。

気持ちだけ?

2003年11月07日 | 大学院修士2年(通学)
この季節、この天候、週末・・・
疲れがたまりまくって寝込んでしまいました。

今週は演習で『日本近代文学』に載っている「展望」を扱いながら自分なりの考え等を提示していく作業をしていました。

私は自分が興味をもっている展望をチョイス。
展望は短いので、何度も読むことができ、読み深めていくことはできました。

けれど、ひとこと

「展望をなぞっているだけだよね」

と言われたときにはハッとしました。

そう、そこに私だったら、この問題をどうしていきたいか
どう解決策をだしていくかが、書いていなかったんです。
すっごく恥ずかしいのですが、言われて初めて気がつきました。

以前も作品要約にとどまってしまったことがあり
このままじゃ修論も作品要約にとどまってしまいそうで
どうしよう?!と頭を抱え込んでいます。

その研究に対する、論理的な自分の考えや新しい展開などを
学部のときよりガツンと書けなくなってしまっている
保守的な自分がいます。

やっぱり論文だから、気持ちだけで走っていてはいけないのですが
それでも「伝えたい気持ち」は大切にしながら、なんとかそこから論理的な部分をひっぱってこれたらと思います。

「一葉が好きで、この作品に対して、私、こんな風に思う!」

まずはここで頑張って「好きなら頑張って論理的にみんなに伝えてみなさい」という感じで書いてみます。
思いがあれば、葛藤の中から一筋の光がさしこんでくることを経験してきました。

最近怠け者モードでしたが、頑張ります!!
あと、体調に気をつけます(^^;

活発!

2003年11月01日 | 大学院修士2年(通学)
今日は文京区で開催された
一葉がらみの講演会へ行ってきました。

一葉の生涯を通じて、女性作家ということに焦点をあてた講演でした。
一般の方が対象だったので、内容もとてもわかりやすく
講演とは聴衆に応じて話し方などを変えていくものなのだなぁと…
(さすがK先生のご講演!)

参加されていた方の8割強が年配の方でした。
おそらく地域の方だと思うのですが
とても熱心で、質疑応答のときは
質問時間がなくなってしまうほど
活気のある雰囲気でした。

みなさん聞いているときも、とても静かで
「一葉のことをもっと知りたい!」
という気持ちもよく伝わってきました。

反面、若い人の少なさにガックリ*
年配の方もこんなにイキイキと熱心に
質問されたりしているのに
若者が負けているなぁ~と思ってしまったのです。
(まぁ自分も当てはまるのかもしれませんが・・・)

学会でもこれくらい活気ある質疑応答が
とびかうといいと思いました(笑)

やっぱり、そのことに対する「疑問」「好奇心」「探究心」
がないと、活気がでないなぁと(^^;

修論前で、作品とにらめっこをしながら
間に合うんだろうかと悩んでいた私でしたが
今回、講演会にいらしていた方々に
パワーをいただいてしまった感じです。

私もパワーを発信していきたいので
研究疲れしている方も、マンネリ気味の院生の方も
ちょっと外に出て、研究外のことをしてみると
意外とヤル気がでたりするんじゃないかなぁと思います。

特に修論執筆中の方
私も執筆中です。
(まだ1枚しか書けていませんが・・・)

辛い辛い!の気持ちはよ~くわかります!
同じ心境の人間がここにもいることを忘れないで
一緒に頑張って仕上げていきましょう!