不細工手毬寿司が大人気

昨晩の客人たちは気心知れた４名です。
けれども実は「気心知れた」というのが曲者で、、、、

すでに何度もお見えになっているわけですから
「またこれ～っ？」
と思われないように趣向をこらさねばなりません。

これまでのゲストメニューの記録を見ながら
一生懸命考えましたよ、メイおばさん。

手巻き寿司も天ぷらも、ギリシャもトルコもハワイもイタリアも
ニュージーランドもタイもスペインもやっちゃったし、、、、、

あ、これメイおばさんの趣味と道楽なんです。
行く先々で食べて、料理本を買い込んで
帰って来ては嬉々として作っています。

時に似ても似つかぬ料理に仕上がったりもして
成功半分、失敗半分ですけれど（笑）。

ところが、こんなことに気づきました。

「中華料理やってない！」

そうと知ったらやらないわけにはまいりません。
でも正直なところ全く自信がありません。
そこで、さだめし洋服で言えば普段着の
ごくごく定番のものでメニューを組み立てました。

麻婆豆腐と海老チリと青椒肉絲
フライドワンタンと五目チャーハンと
かきたま汁とインゲンの胡麻和え

テーブルに着く前のアピタイザーはいつものようにこれと

シアトルの日本食スーパーで買ってきた緑茶ポッキーとお煎餅。

デザートもまたおなじみ苺のムースです。
おなじみと言っても、最近のメイおばさんの「おなじみ」というだけで
昨夜のお客様にとっては初めてですから（笑）。

これだけで十分と思っていたのに
何だか「プラスα」を作りたくなったメイおばさん。

それが何かと言えば一度やってみたかった「手毬寿司」
手抜き中華と手毬寿司、チャーハンと手毬寿司というのも
またすごい組み合わせですけれど、好奇心には抗えません（笑）。

１月、東京の家族パーティーで
娘たちが作ったこれに憧れていて、、、、、、


なんとかそれらしき物を作ってみたのです。


この時には遠くの方にまだ３個残っていますけれど
ちょっとキッチンに立ってまた戻ってみたら
1個になっていました。
どうやら皆様のお気に召したようです。


ひどく不細工ですけれど、すこ～しばかりコツがわかってきましたから
次回はきっともう少しまともな形になるはずです（笑）。

こんなメニューでしたけれど思いのほかに売れ行き上々。
一番人気は揚げワンタンで、二番人気は手毬寿司。

キッチンとの間を行った来たりしているうちに
メイおばさんの分までなくなっていましたので（涙）
さきほど「おひとり様ランチ」用に同じ物を作って
ゆっくりといただきましたけれど
うん、なかなか美味しい！
中はもちろん寿司飯です。


スモークサーモンの上にのっているのはケイパーで
薄焼き卵の上にのっているのは
赤パプリカのみじん切りを甘辛くざっと煮たものです。

ちょっとはまりそうな予感。
要するにラップを使って小さなお握りを作るように。

何をのせるかは１０人いれば１０通り。
Anything goes!
何でもありですもの、楽しくないわけがありません。

子供の頃に泥饅頭を作っては遊んだあの至福の時間を思い出します。
ちょっとムムムの例えでごめんなさい

これ、精進して上手に綺麗に作れるようになれば
かなり人気者のパーティーメニューになりそうです。
特に、おにぎり文化のないここアメリカでは（笑）。

読んでくださってありがとうございました。
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