メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

どうぞ優しい年を!

2015-12-31 19:57:55 | ライフスタイル
やっぱりちょっと甘かったようです(涙)。
日本の大晦日というのはこんなに忙しいものだったでしょうか。
買い物に行ったり、掃除をしたり、作ったり、お年玉を用意したり
お年賀を用意したり、まだ少しばかり残る年賀状を書き続けたり、、、、

本当はお正月料理にもぴったりの
とにかく簡単で、とにかく美味しいローストビーフについて
書くつもりだったんです。

それなのにPCの前に座る時間がなくなってしまいました。
でも、やっぱり今年最後のご挨拶をしたい
ありがとうを伝えたい、、、、ということで
ちょっと荒業を使います。
禁じ手と言うべきでしょうか。
ごめんなさい。

もうひとつのブログにさっき書いたばかりの大晦日のメッセージを
ここでも書かせていただきます。
お料理にも食文化にも関係ないことなのですがお許しくださいね。

これはスペースニードル、シアトルのシンボルです。

1962年のシアトル万博に合わせて建てられたと言いますから
かれこれ50年以上もたつわけですが
とてもそんな風には思えぬぐらい斬新なデザインです。

高さ184メートルのタワーのてっぺんには
まるでUFOのような円盤型をした展望台があります。
その下はぐるりとまわる回転パノラマレストランです。

ある角度にさしかかると私たちの家も見えてきます。
同じように私たちの家からもスペースニードルが見えます。


夕焼け空に立つニードルにはいつも惚れ惚れします。


どのくらい「シンボル」かと言えば
今年の4月、全米を熱狂させた「スーパーボウル」の開幕前には
「スペースニードル」のてっぺんに
ファンを意味する「12」のシアトルホークスカラーの旗が掲げられました。


「どうして12なの?」と家人に聞いたら
「チームは11名だから、12番目の選手、つまりあなた方のファンですよ、ということなんだよ。」

ですって。

手に汗握る決勝戦の結果、惜しくもボストンの「パトリオット」に敗れて
シアトルの「シーホークス」が優勝を逃した翌朝
携帯電話の「ベライゾン(Verizon)」は新聞を一面使って
スペースニードルを背景に颯爽と鷹(シーホーク=Seahawk)を飛ばしました。


「長いシーズンずっとモバイルで楽しみました。
見事なシーズンにおめでとう。
あなた方の友、ベライゾンより」

通信の大手「AT&T」も
スペースニードルをシーホークスカラーに染めて「12」の旗を乗せました。


さて今夜のシアトルは、と言っても17時間の時差がありますが
スペースニードルで花火を上げて2016年を迎えます。


打ち上げ開始は年が変わる前の11時35分
終わるのは新しい年が明けた0時15分。
今年の花火スポンサーは「T-Mobile」です。

花火の模様はリアルタイムでテレビでも放映されます。
もしもシアトルにいれば
窓の向こうに咲く花火が私たちの新しい年を運んできてくれたことでしょう。

最上階ではバルコニーを解放して
花火と一緒にカウントダウンパーティーが行われるのでしょう。

スペースニードルの花火ショーを見るために
今晩は周辺に2万人以上もの人たちが集まるだろうと言われます。

除夜の鐘と打ち上げ花火
荘厳さと華やかさ
どちらも新しい年への水先案内人です。


私たちのところにも
あと4時間でまっさらな年がやってきます。
皆さまどうぞ優しい年をお迎えください!
ありがとうございました。


今日も読んでくださってありがとうございました。
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