メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

母さんが〜、夜なべ〜をして〜

2019-10-10 22:50:55 | アメリカ

「あ、そうそう、真ん中あたりに

 お味噌汁らしきものが見えるでしょう?

 実はこれが、、、、

 あまりに面白いので明日にまわします(笑)」

 

などと言いながら、いつものごとく

なかなか「明日」にならなくてごめんなさい。

 

さて、その「お味噌汁らしきもの」の正体はいかに?

などと勿体をつけていないで先に進めましょうね。

 

実はこんなものを、アメリカの首都ワシントンの大きなスーパーで

メイおじさんが見つけてきてくれました。

お味噌なんてなかなか手に入らないものですから

大げさに言えば貴重品(笑)。

 

どこをどう探しても、日本語は見つかりません。

(  )の中の日本語はメイおばさんが勝手に書いたもの。

 

ORGANIC

MISO-CUP

TRADITIONAL SOUP WITH TOFU

(伝統的な豆腐の味噌汁 オーガニック)

 

その左右にはこんな文字。

THE ORIGINAL

INSTANT!  Just Add Hot Water

(オリジナル、インスタント、お湯を加えるだけ)

 

その上にはこんな解説

Low Fat, Low Calorie, Cholesterol Free

Four Single Servings

(脂肪もカロリーもコレステロールも心配無用。4袋入)

 

面白いのはね、

見て見て、足を折って床にきちんと座って

どう見てもお着物姿で

かなりレトロな髪型で

伏し目かげんで味噌汁らしきものを

お椀らしきものによそう、お母さんらしき女性の姿! 

これがまたなかなかの美人なのです。

 

いったい何年前なんでしょうねえ(笑)。

ついこんな歌が口に登りましたよ。

 

「母さんが〜、夜なべ〜をして〜

 手ぶく〜ろ編んでくれた〜」

 

そんなインスタントお味噌汁を、先ほどいただいてみました。 

こんな小袋が四つ入っています。

袋からお椀に入れてお湯を加えるだけですが

うん、確かに味噌汁。

でも、ただ普通に味噌汁。

 

そうそう、この味噌汁の箱の裏側の

「The Story of Miso-Cup」と言う部分。

小さな字で上から下までお味噌汁の歴史に始まって

その食べ方、香り、栄養などについてがびっしり。

あまりに小さい字なので読む気にもなれません。

とは言え、放っておくのも気になりますから

そのうち「やる気」が出たらきちんと読んで

またご報告しますからね(笑)。

 

お値段は3ドル99セント。

ということは一袋、つまりお椀に一杯が100円以上!!

うわっ、そんな、そんな、、、

 


自己流肉野菜炒めとギリシャのサラダ

2019-10-06 03:58:21 | 日記

夏至を迎えてからは日一日と明るい時間が短くなって

ご近所のスーパーマーケット「Whole Foods」で

夕飯の買い出しをした帰り道はこんなになりました。

 

冬に近づいて行くはずなのに

まだまだ、いえいえ、だからこそでしょうか

「急がなきゃ」とばかりに外テーブルは大人気です。

 

メイおばさん、「いいな、いいな」と横目で見ながら

ガラガラカートを引きずって家への道を辿ります。

ここから我が家までは2〜3分。

 

そして、帰宅するなり手を洗って、エプロンをかけて

キッチンに向かいます。

 

昨日のお夕飯です。

 

一番手前は、冷蔵庫の中を見回して適当に作った炒め物

ミニポテトと、ブロッコリーと

細長く切ったビーフです。

味付けは気まぐれに、醤油、胡椒、ビネガー、蜂蜜、etc.etc.

 

その向こうには炊飯器で炊いたご飯

その左にはお味噌汁。

 

大きなガラスの器の中は、トマトとキュウリと黒オリーブ。

ギリシャの料理の、なんて言ったって

『料理』と呼ぶほどのものでもないけれど(笑)

「アングロ ドマタ サラタ」(キュウリとトマトのサラダ)です。

ここにフェタチーズの角切りを加えれば

「ホリオティキ サラタ」(田舎サラダ)になったはず。

 

いずれにしても

ドレシングは使わずに、オリーブオイルとビネガーと

塩だけでいただきます。

 

でもね、素朴だからこそでしょうか

本来のお野菜の味がわかります。

我が家では長年定番のサラダです。

 

あ、そうそう、真ん中あたりに

お味噌汁らしきものが見えるでしょう?

実はこれが、、、、、、

あまりに面白いので明日に回します(笑)。

 


三つの魔法で幸せご飯

2019-09-29 02:52:10 | 日記

夏至も過ぎて

明るい時間が日1日と短くなって行きます。

これまでは、たとえ9時始まりのお夕飯だって

まだまだ外は明るかったのに

今では暗くなり始めた窓の外に

夕映えが美しく目に映るようになりました。

 

お夕飯のお皿が並べられて

ワイン係のメイおじさんがグラスにワインを注いで

私たちのディナータイムが始まります。

 

テーブルの上のシャンデリアが窓の向こうに映ります。

私たちの影も映ります。

 

たとえ適当な手抜き料理でも

ああ、今日もこうして一緒にお夕飯をいただける!と思えば

それは「Happy hour」に変わります。

 

昨夜のテーブルです。

一番向こうの左に見えるのは、そのものズバリのトウモロコシ(笑)。

ただ塩を加えた湯で茹でただけ。

地元で収穫されたものです。

 

その右隣りは、残りご飯をグツグツ煮込んで

お味をつけてリゾット風にしただけのもの。

要するにほら、あれですよ、「お・じ・や」(笑)!

 

もうひとつ隣りは玉子を5つ使った卵焼きです。

ほうれん草のソテーを入れて巻き込んでみました。

ただの卵焼きよりも楽しいじゃない?

 

ついでにたっぷりのお野菜をただ単に

お気に入りのガラスの器に並べました。

ジャガイモとサツマイモとズッキーニは軽く茹でましたが

人参とパプリカは熱を加えずにそのまま切っただけ。

合間にポチポチ見えるのは楊枝に刺した黒オリーブです。

これがあるだけでお皿の上が締まります(笑)。

 

美味しいワインと

時間の経過と共に色を変えていく美しい窓の外と

なんて事のないお喋りという三つの魔法が

「簡単手抜きごはん」を「幸せごはん」に変えてくれます。

 


アメリカの首都ワシントンのど真ん中で!!!

2019-09-23 02:59:16 | びっくり!

9月も半ばを過ぎたというのに

まるで初夏のような爽やかな日々が続いています。

あちこちで半袖の人たちだって見られます。

 

「メイ、ちょこっと仕事の打ち合わせに出なきゃいけないけれど

 いい天気だから君も一緒に来る?

 1時間もかからないと思うから、その間は好きに暇つぶしをしてればいいよ。

 終わったらどこかでランチでもしよう。」

 

メイおじさんのそんなお誘いをどうして断ることができましょう。

なんたってメイおばさん、暇つぶしの名人ですから

1時間なんて、な〜んてこともありません。

逆にこう言いたいぐらい、「えっ、たった1時間?」(笑)

 

かくしてメトロに乗って降り立った先は

アメリカの首都ワシントンのほぼ真ん中と言ってもよいような所。

ずらりと、たくさんの政府機関が並んでいます。

メイおじさんの行く先もそんな建物の中の一つです。

 

どこで時間をつぶそうかしらと思ってキョロキョロしていたら

なんと駅のすぐそばに「PAUL」がありました!!

このお店、最近ではずいぶんいろいろな所で目にするようになりました。

しかも、メトロに隣接した便利な所が多い上に

雰囲気もいいし、長居もできるのでメイおばさんのお気に入りです。

 

東京でも「PAUL」だ!とばかりによく入りますが

いったいどのくらいあるのかしら、と思ったら

「日本では2019年4月現在26店舗展開しています。」ですって!!

 

ワシントンの「PAUL」では、こんなものが食べられます。

もちろん買って帰ることもできます。

 

メイおばさん、ここでゆったりと

メイおじさんのお仕事が終わるのを待つことにしました。

 

まずは外テーブルに場所を決めて

カウンターでオーダーをして

爽やかな気候の中でゆっくりと新聞や本を読みながら

コーヒーをいただきます。

 

 

本を読んだり、書き物をしたりの「長居族」がたくさんいますから

たとえ一杯のコーヒーで長い時間を過ごそうが

お店の人も周りの人も気にも留めない自由な空気

それが「PAUL」の居心地の良さです。

 

文庫本を広げていたら

おやおや、すぐお隣のテーブルにこんな子がやってきましたよ。

 

信じられる? ここってワシントンDCですよ。

すぐそばに政府機関が立ち並ぶ

天下の「アメリカ合衆国」の首都の真ん真ん中ですよ。

 

テーブルの上ばかりではありません。

足元にだって別の子がいました(笑)。

 

プールと間違えられて水浴び、いえ、コーヒー浴びをされても困りますので

メイおばさん、コーヒーカップに蓋をしましたよ(笑)。

 

でも自分でも笑っちゃう。

だってこの蓋たるや

「ワシントンタイムズ紙」と「村上春樹さんの文庫本」だったんですもん(笑)

 

アメリカの首都のど真ん中で

スズメさんや蜂さんと一緒に春樹さんを読むなんて

ねえ、なかなかシュールじゃない?(笑)

 


カボチャ、カボチャ、まだまだカボチャ!!

2019-09-20 03:42:10 | アメリカ

行かないで〜ツ!と

しがみ付きたくても、どこにしがみ付いたらよいかわからないし

たとえしがみつけたとしたって

「すみませんねえ、しがみつかれても困りますので。」

とばかりに、季節が移り変わろうとしています。

 

ハロウィンまであと何日?と手帳を開いてみたら

あらまあ、びっくりするではないですか。

 

私の手帳は日本で買ったもの。

日本の祝祭日がしっかり書かれているばかりか

大安だの、赤口だの、先勝、友引、先負、仏滅などが

それぞれの日に記されています。

 

そんな手帳のカレンダーの

10月31日の欄に「先勝」と並んで記されているのは

な、なんと「ハロウィン」!!!

 

えっ、そうなんですかア。

ハロウィンってそんなに

今や日本の暮らしの中に入っているんですか!!!

と言うか、日本のお祭りになっているのでしょうか!!!

なんだか、とっても不思議。

 

だってハロウィンって

古くからの伝統を持つかなり宗教的なものですものねえ。

 

「ケルト人の伝統にルーツを持ち

 古代ローマおよびキリスト教からの影響を受ける。」

                   (Wikipedia )

 

ま、この手の???は他にもたくさんありますから

この際、深く追求するのはやめることにして、、、(笑)

ま、楽しいこと、面白そうなことは

元々の意味なんて関係なしに取り入れちゃうのも私たちの文化。

 

ところでこちらは

アメリカの行きつけのスーパー「Whole Foods」の店先です。

大きな(本当に半端じゃなく大きいの)カボチャが2個で10ドル

小さなカボチャは色々な種類が並べられて1ドルからいろいろ。 

 

 

この間まではここにはスイカが山積みだったのになあ、、、、

などと思いながら

「ああ、季節がどんどん過ぎて行くなあ、、、、」

つまりは「ああ、どんどん歳をとって行くなあ、、、」と

カボチャの山を前にして、少々センチメンタルになるメイおばさんです。

カボチャとセンチメンタルなんて

およそ合わないけれど(笑)。

 

大きいカボチャんなんて

車でもなければどうやったって持ち帰れませんよ。

 

こんなカボチャの山を目にするたびに

「そうか、ここアメリカだったんだ!」と

毎年思うメイおばさんです。


パイナップルライスと夕映え

2019-09-06 06:08:03 | ライフスタイル

我が家のお夕飯は早くて8時、時によっては9時。

夏至を過ぎたと言うのに、まだまだ外は夕方の光を残して

こんなに美しいものですから

メイおばさん

時間が経つのも忘れてついつい見惚れてしまいます。

これでも夕方の7時40分です。

 

そんなメイおばさんに

メイおじさんはいつもこう言います。

 

「メイ、好きなだけ見てたらいい。

 ディナーはいつだって始められるけれど

 この眺めは1分ごとに変わっていくマジックのようなものだから。」

 

そして自分は窓の外を見もしないで

書斎に閉じこもって仕事をし続けています。

 

ところで、昨日のお夕飯は

 

おままごと感覚でこんな物も作って見ましたよ。

見た目の通り「パイナップルライス」です。

実はこれ、けっこう行けます!

なかなか美しい存在感もありますし

何しろチョーがつくほど簡単です。

 

パイナップルを半分に切って

あるいは半分に切ったパイナップルを買ってきて

中身をくりぬいて、くり抜いた中身を賽の目に切って

ご飯と一緒に炒めるだけです。

要するにパイナプル入り炒飯(笑)。

 

味付けは、スープの素を使ってもいいし

見た目の色が少し茶色くなってもよければ

醤油を加えてもいいし。

 

あとのお仲間さんたちは

玉ねぎを刻んでグツグツと煮込み

ポーチトエッグを浮かべたオニオンスープと

 

一見???のこれは

雪をかぶったクリスマスツリーではなく(笑)

モツァレラチーズを切ってただ並べたもの。

上からオリーブオイルを回しかけました。

 

こちら、見た目は悪いですけれど

しかもピンぼけですけれど

これでもジャガイモのコロッケです。

あまりに色気がないものですから

周りにオレンジを並べてみましたよ。

 

こちらはコロッケ用に3種類のディップです。

マヨネーズベースと、ケチャップベースと

適当にいろいろ混ぜちゃったもの(笑)。

 

料理が出来上がって

お皿に移されて

キッチンからテーブルに運ばれて

窓の向こうがだんだんと美しい紺色に染まり始めた頃に

ゆっくりと私たちのお夕飯が始まります。

 

椅子の数だけはやたらありますけれど

メイおじさんとメイおばさん二人っきりの

静かなお夕食です。

 

お夕飯が進んで外が暗くなり始めれば

ダイニングテーブルの窓の向こうに

テーブルの上のシャンデリアと私たちが

並んで写っていたりもして

 

「ああ、今日も無事に過ごせたなあ。

 ああ、今日もこうして二人でお夕飯を食べられるなあ。」

 

と、とても幸せな気持ちになります。

お料理がうまくできた時には

もっと幸せな気持ちになります。

 

平凡な1日でも、「ありがとう!」と呟きたくなるのは

そんな時です。

 


いいよね、気心知れた友人たちとのディナーって!

2019-08-23 02:54:40 | 友人

まあまあ、全くなんていうことでしょう。

アメリカ西海岸のシアトル暮らしから

ここ東海岸のワシントン暮らしに移ってから

なぜだか、いつも以上にボケっとしているうちに

こんなに時間がたっちゃって、、、、

 

書きたいことだってたくさんたまっちゃって、、、

なんだか時間泥棒がいるみたい(涙)。

 

などと言い訳はやめて

さあさあ、怠け癖から抜け出して気合を入れなくちゃ!

 

アメリカって国が本当に大きい!と思うのは

シアトル⇆ワシントンを移動する時です。

今回だって、シアトルの空港から飛行機に乗って

ワシントンの空港に着いたのは

ビュンビュン飛んで5時間以上藻たった頃。

空港での前後の待ち時間なども加えたら

これってもう一日仕事!!

 

さあて、ブツブツ&オロオロしていてもしょうがありませんからね、

今日からでもまた「日常」に戻りましょう。

いえ、怠け癖から抜け出しましょう!!!

 

本当ならば先回の後編から始めなければならないのですけれど

すっかり旬も過ぎちゃったものですから(涙)

またいずれフォローするとして

とりあえずは、ここアメリカの首都ワシントンの「今」から

粛々と始めることにいたします。

 

ありがたいことに

良き友は日本にもアメリカにもいて

私たちの帰国(?)、帰還(?)、出戻り(?)が知れるや

いつも嬉しいご招待状、いえメールが届きます。

 

「帰ってきたばかりで疲れてるでしょ?

 明日のお夕飯はウチに来ない?

 マークとナンシーも呼ぶから

 いつものように楽しくワイワイやりましょ!!」

 

というわけで、ありがたくお誘いに乗らせていただきましたよ。

かくして、長年の友人たちとの「ワシントン帰着翌日ディナー」が

楽しく、いえ賑やかに始まったのでした。

 

窓の向こうの海の上には

お喋りに花をさかせている場面が写っていたりする

夕映えの素敵な時間です。

 

お招きくださったイギリス人とアメリカ人のご夫婦からは

長年の心温まる交友の中から

たくさんのことを学ばせていただきましたが

その一つが、段取りやら、メニューやら、盛り付けやらを含む

ゲストディナーのテーブルセッティングです。
 
 
 
メインテーブルに移る前には
まずこうして別室でワインをいただきながらのお喋りです。
ホスト、ホステスが座をたって
キッチンの様子を見にいくこともあります。
 
お料理の準備ができたところで
客人がメインテーブルに案内されます。
 
ねえ、見てください。素敵でしょう?
 
大きな薄いピンクのバラを花瓶にさすでもなく
ただ置いただけですが
花瓶以上に自然な存在感を与えてくれます。
 
しかも我が友、ほとんど香りのないバラを選んだようです。
だって、バラの美しい香りに包まれたら
お料理の香りが負けちゃいますものねえ。
 
しみひとつない真っ白なナプキンは
銀のナプキンリングと合わせて小花模様のお皿の上に置けば
白と銀がなおさら上品に映ります。
しかもどんなお料理の色をも邪魔しません。

テーブルの上の百合の花に合わせた色と模様のナプキンも素敵です。

燭台のキャンドルの炎がそこはかとなく揺れ

窓の向こうの風景が次第に明るさを落としていくと共に

賑やかに会話が弾みます。

 

かと思えば、束の間の沈黙さえも

長きに渡る友情に浸る時間となります。

こんな時、いつも思います。

 

「いつの間にかみんなこんな年になっちゃったけれど

 一緒に歳をとっていくのって、なかなかいいもんだよね。」

 

ところで、テーブルに着く時には

好き勝手な席に座るのではなく

あるいは席取りゲームをするのではなく(笑)

必ずホストまたはホステスの指示に従います。

あらかじめテーブルの上のお皿の上あたりに

ネームカードが置かれている場合もあります。

こんな時にはもちろん、自分の名前が置かれたところに座ります。

 

なんて知ったふりしているメイおばさん

初めのうちは、やっぱりけっこう緊張したもんですが

最近ではすっかり慣れてきたものですから

調子に乗ってハメを外さないようにしておりますよ(笑)。

 

やっぱりいいもんです。

気心知れた友人たちとの、飲んで食べて聞いて喋って

笑ったかと思えばしんみりしたり、、、

そんな時間はメイおばさんの宝物です。


「Bite of Seattle」(シアトルひとかじり)前編

2019-07-22 09:03:56 | シアトル

19日の金曜日から、20、21の週末にかけての3日間

今年もまたシアトルで

メイおばさんの大好きイベント「Bite of Seattle」が開催されました。

                                                                                                           

ねえ、タイトルからして、なかなかいいと思わない?

「シアトルつまみ食い」?

「シアトルひとかじり」?(笑)

 

毎年開かれるこのイベント、とにかく面白いのです。

我が家の窓のずっと向こうにも見える「スペースニードル」と呼ばれる

まるでUFOのような形をした展望台の

(と言ってもUFOなんて見たこともないけれど(笑))

足元に広がる広大な野外会場に

見事なまでにズラ〜ッと屋台が並びます。

わくわく、ドキドキ、その活気たるやまるでお祭り。

舞台だってあります。

 

風船を作ってくれるおじさんもいます。 

 

お尻が半分見えちゃってるお兄さんも

ポロリとはだけてしまいそうなお姉さんもいます。

 

いいよねえ、こういうあっけらかんとしたところ。

すれ違う人たちだって誰ひとり気にもとめやしません。

人様に迷惑をかけさえしなければ

Everything goes(何だってあり)なのです。

 

いつだってかき氷屋さんは大人気。

 

自分で蛇口を押して

好きなシロップを好きなだけかける面白いものも

ぜひお見せしたかったのだけれど

う〜ん、困った、アップロードできない。

 

こういう事態になると根本がわかってないものだから

オロオロするばかりのメイおばさんです。

メイおじさんに聞いたってもっとダメだろうし(涙)。

というわけで、ひとまず本日のところはここでお開き。

明日まで待ってね。

 

この楽しいイベント、入場券などいりません。

ふらりと行って、好きなように歩きまわればいいのです。

立ち食いが苦手なら芝生の上に座ればいいし

日焼けが気になるなら、木の下で食べればいいのです。

 

ということで、続きはまた明日ね。

 


真夏の市場@シアトル

2019-07-14 07:59:42 | ライフスタイル

市場が好き。

世界中どこに住もうが市場に通い

世界中どこに旅をしようが市場をのぞきます。

 

だって面白いじゃない?

日本では見たこともないような物に出会ったり

まさかの何かがまさかの値段(高い&安い)だったり

とにかく人がごった返していて

活気があるじゃない?

 

旅先でだって

まるで土地の人になったような気分になれるじゃない?

 

アメリカの西海岸シアトルの今いる場所では

毎週金曜日の午前中に近隣の農家の人たちが

お野菜やら果物やら肉製品やらパンやら

お花やら搾りたてのジュースやら、、何やら何やら

通りのこちらから向こうまでずら〜りと並べる市場がたちます。

 

メイおばさん、よほどの予定でもない限り

同じコンドミニアムに住む友人のヘレンと連れ立って

ガラガラカートを引きずりながら、ぷらぷらと出かけます。

市場に出かける時ばかりは、スカートもハイヒールも身につけず

気合いを入れてこんな装いです(笑)。

 

80を越したヘレンだって

手押し車を押して出かけます。

 

お値段はスーパーよりも高いけれど

自信を持って作った本人から

手渡しで買えるというのはまたオツなもの。

 
昨日、心ウキウキと足を向けた久しぶりの青空市場で
目立ったのはこれでした。
 
2種類のチェリーですが
向こう側のオレンジ色&黄色のチェリーが
レイニア山をすぐそこに見るシアトルの
本家本元「レイニアチェリー」です。
 
トウモロコシの軒先に書かれた注意書きがまた面白いの。
 
「注意! コーンの皮は剥かないでください。」
 
メイおばさんが買ってきたものは
お花、レイニアチェリー、トウモロコシ、ケール、ブルーベリーパイ、
そしてなんか不思議なもの。
 
 
 
トウモロコシの皮に巻かれた中身を
切ってみればこんなです。
 
う〜ん、なんて言っていいやら、、、、
不思議な素朴さでお腹にたまります。
 
メイおばさんはケチャップなんかかけたりもして
それなりに美味しくいただきましたけれど
メイおじさんは、、、、、(無言)
仕方がない、一人でせっせと食べることにいたしましょう。
 

メイおばさんの宝物 @友との美味しい時間

2019-07-06 06:17:32 | 友人

ここは、ワシントン暮らしでの

メイおばさんお気に入りのレストラン。

つい足を向けたくなる場所。

家族や友人たちでも来ようものなら

まず一度は連れて行ってしまう場所。

 

 

何が好きかって

第一に水辺であるってこと。

 

第二に天井が高く広々とした店内であるってこと。

そして、もちろん料理のセンスとお味と、ほどほどのお値段。

もひとつ加えれば、その気になれば歩いても行けるし

それが面倒ならば「オールドタウン」への無料のシャトルバスもあるし

ちょっと贅沢してタクシーで行き来したって

たかがしれてる場所だってこと。

 

その名は「Chart House」

ガイドブックにはこんなことが書かれています。

 

「アレキサンドリアの東端、ボトマック川に面したとてもいいロケーションで、

 雰囲気もいい。夕暮れ時の川の景色は絶品だ。シーフードは新鮮で、

 ボリュームもたっぷり、味付けも濃すぎないので、素材の味を堪能できる。」

 

お値段は、もちろん頼んだものにもよりますけれど

古い表現で言えば、決して目の玉が飛び出るほどではありません。

 

今日のお仲間は、気心知れた友人夫妻のマークとジュディー。

背伸びをする必要もなければ、見栄を張る必要も

格好をつける必要もない心地よさ。

 

振り返ってみればこの二人

まあまあ、ワシントンに限らず

ローマでも、ミラノでも、アテネでも、

オークランド(ニュージーランド)でも

パリでも、一緒にご飯を食べて来ました。

旅先で怪我をして病院に運ばれた時には

ずっと一緒にいてくれました。

 

そんな気心知れた友人たちと

美味しいものを

心踊る風景の中で

心地よい会話をしながらいただく幸せ。

 

宝石がたくさん入った箱(そんなもん、持ってないけれど)よりも

ずっとずっと大切にしたい「メイおばさんの宝物」です。

 

ところでメイおばさんが今日選んでみたのはね

定番の「フィッシュ&チップス」ではなくて

4つのソースでいただくパリパリに揚がったエビフライ。

 

そして、お野菜たっぷりのこんなサラダ。

 

メイおじさんはこんなもの。

なぜか尻尾が持ち上がっていますが

これでもフィッシュ&チップスです。、

 

バリバリだろうが

尻尾か跳ねていようが

やっぱり水辺はいいね。