And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ポーランドはまだ失われてはいない

2016-09-17 13:06:52 | 日記
NHK「テレビでドイツ語」で紹介された映画「帰ってきたヒトラー」は面白そうだが、公開は終わっているようでDVDを待つしかない。原作がベストセラーになっての映画化らしく文庫で出ていたので買った。予告だけ観るとコメディだが、ヒトラー待望のような匂いもする。本当に時代は繰り返すという。そろそろドイツも強い指導者がほしくなる頃。アメリカのトランプはやり過ぎたが、あれだってうまく包みながらやったらもっと支持を受けたかもしれない。日本も中国や朝鮮が襲ってくるとマスコミが煽ると軍隊は必要だ、中国くらい最新鋭の兵器で撃退してやれという意見に違和感を感じなくなる危険性。そして戦争に突入する。そんなことここで書いても仕方ない。できれば自分に関係ない若者が行ってほしい。ヒトラーは人気者で戦中から「独裁者」「生きるべきか死ぬべきか」など映画に取り上げられている。ルビッチの「生きるべきか死ぬべきか」はメル・ブルックスの「大脱走」という邦題でリメイクされていて、どちらもドタバタコメディなのだがユダヤ人の尊厳を描いていてとてもいい映画だった。同じく人を殺しまくったスターリンの映画ができてもおかしくない。敵だけではなく自国民、ユダヤ人とまんべんなく殺しているのはヒトラーもかなわない。それを言ったらコロンブスの殺戮もすごいぞとかアメリカのどの大統領が一番インディアンを殺したかとか殺し自慢は白人には多くありそう。残虐なインディアンに立ち向かう勇敢な白人みたいな西部劇が最近まで作られていたのだから呆れる。黒人問題は映画でも少しずつ取り上げられてきたが、インディアンは野蛮人のまま。「小さな巨人」「ソルジャー・ブルー」あたりからやっと生きる資格の持つ人間は自分たちだけではないと悟る良識が馬鹿なアメリカ人にも出てきた。こんな歴史があるのだから人は殺し合うの当たり前だ。70年も平和だったのだから、そろそろあってもおかしくない。でもヒトラー、スターリン、名高いインパール作戦とかは映画、フィルムで観るだけにしたい。インパール作戦など何万も自国兵士を犬死にさせておきながら、総司令官は戦後悠々と生きたなど怒りをどこにぶつければよいのだろう。旧約聖書の時代から人は神の前で公平ではない。仕方ないのかもしれない。また戦争は繰り返される。ソ連に占領されなかったのはいつも馬鹿だといってるアメリカ人のおかげ。あと20年ほど戦争がなければ見なくてすむのだけれど。たとえそれ以上生きても世界で何をやっているのかわからないで過ごしているだろうから、いいタイミングで頭の上に爆弾が落ちてくれればいいのだけれど、神様今ですと祈って叶うか?

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