And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ローツアルトミックス

2015-12-29 22:19:26 | 日記
モンクのコンプリート・リバーサイドを買ってからモンクばかり聴いている。この間はマイルスのコロンビア・コンプリートを1枚ずつ聴いててジャズはマイルスばかりだった。シェイクスピアも面白かったのもあるが全集を一気に読んでしまったし、文学も映画も音楽も浮気しないでそればかりというのが多い。個人全集は揃えるから始まるので全部読むことは少ない。最近こそ安くボックスで出るので買ってしまうが、音楽は1枚ずつ揃えるので買ったが一度も聴いてないというのはない。ただ一度しか聴いてないというのは数多くある。レコードのときは表裏必ず聴いたが、CDは最初の5分でやめてしまったりすることある。たまに懐かしくて買ってしまったロック、シュトックハウゼンその2種類かな。シュトックハウゼンの場合、現代音楽はそんなものだ、最初から別に聴かなくてもいいと勝手に解釈する。ロックは悔やむ。何でこんなもの買ってしまったんだと。昔、小林秀雄の「ゴッホの手紙」を読んで感化され、ゴッホ書簡集を全部買って少しは読んだ記憶あるが、小林秀雄がうまい文章で引用するから面白いのであって、そのまま読んでもそう面白いものではないと若いときは気づかなかった。小林秀雄はそう好きではなかったが、「モオツァルト」のト短調弦楽五重奏を「哀しみは疾走する、涙は追いつけない・・」と書いたのを読んで、好きでないモーツァルトもその曲は聴くようになった。ブダペスト弦楽四重奏団のレコードの何てことない並木道のジャケットも気に入って、数少ないモーツァルトの思い出となった。音楽評論、エッセイでいいと思う文章に当たることは最近めったにないが、この「モオツァルト」と五味康祐の「マタイ受難曲」今でも記憶に残っている。ジャズ喫茶マスターの文章など大抵だめだ。知識があればいいというものではない。しかも気取った文章が多い。自分より若い世代もだめだろう。せいぜいジャズを聴きだしたのは70年代から。本で読んだ知識、今ならネットで調べた知識など書かれなくても自分で調べる。これからはもっと若くなるのだから、人を引きつける文書の書けるごく一部しか読む気しない。つまらんこと書くやつは減らないだろうが。たまに国内盤買って、解説のくだらなさに腹が立って音楽自体も聴く気が失せるなんて勘弁してほしい。クラシックだと年配の評論家は逆にいまだに推薦盤フルトヴェングラーかよとなったりする。昔から本は解説から読んでしまう。先入観を持つからだめだといわれるのだが構わず読む。推理小説も先に読んでしまう。そういう人もいるのを見込んで核心に触れたりしない場合が多いが、たまに重大なヒントも読んでしまうこともある。推理小説以外に筋を知ってしまったから読んでつまらなくなったという小説があるなら、それは知らなくてもつまらない。DVDもほとんど解説なし。紀伊國屋から出るDVDは厚い解説がついてくるけど何せ小さい字は読めなくなって。