アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」が懐かしくてダウンロードして聴いていたら、やはりCDが欲しくなり買ってしまった。国内盤は一度出てしばらく廃盤だったらしく、そうなると今は当たり前にCD1枚で6千円、7千円などという金額でネットで売られる。そんな値段ではどんな物でも手を出さないが今年再発されて普通の値段で買えたので手に入れた。あと知っている曲は「ダウン・バイ・ザ・リバー」「落葉のコンチェルト」だが聴くと「カリフォルニアへ愛をこめて」も聴いたことがあって「安らぎの世界へ」はオリビア・ニュートンジョンの歌で知っていた。解説を読むとアート・ガーファンクルの歌で持ってる「ひとりぼっちのメリー」「L.A.より99マイル」もハモンドの曲だと。「カリフォルニアの青い空」だけの歌手ではなかったんだと初めて知った。歌詞も君が好きだみたいなものだろうと思っていたら、シリアスなものが多く、表題曲もカリフォルニアに雨は降らないが、どしゃ降りもあるとは教えてくれなかったと意味のあるフレーズだった。曲自体はビートルズ調の聴きやすい、まあこれ1枚で終わったのもわかる程度のもの。昔も聴いた「落葉のコンチェルト」はどこからこんな邦題つけるのだろうと思うが、そのおかげで日本だけでヒットした。ラジオで洋楽を聴いていたから、ちょっと思い出すだけで1曲で消えた歌手、グループはいっぱいあるのを知っている。思い出深いのはドン・マクリーン。シングルもLPも買った。ヒットした「アメリカン・パイ」は長くシングルのABに別れていた。1曲を裏返して聴かなければならないのはそうなかった。欧米では「ヴィンセント」もヒットしたが日本ではそうでもなかったように思う。自分もLP買っていなければ知らなかっただろう。ヴィンセントとはヴィンセント・ヴァン・ゴッホのことで優しくゴッホを見つめるドン・マクリーンがいる。ロバータ・フラックの歌で大ヒットした「やさしく歌って」はドン・マクリーンのことを歌ったことで有名。「アメリカン・パイ」の前に1枚アルバム出して、そのあとも出しているが国内盤で出たのはせいぜい2,3枚だろう。CDになって国内盤は出ていない。輸入盤紙ジャケットCDで出たとき歌詞もついたが、赤いバックに字は小さかったので読めたものではない。レコードの歌詞を見て、バディ・ホリーが死んだ日を思い出しながら過去を振り返るドン・マクリーンの歌を聴いて戻ることのない日々を振り返る。