And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

秋の煎薬

2015-12-04 19:22:22 | 日記
1日でも出る用事があると、すべて狂ってしまう。テレビでドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語録画がたまってるのを観て、中断した箱物のCDを聴きだし、つまらない音楽をかけているうちに本を読み、全巻観ようと続けている「コンバット」「刑事コロンボ」はどこまで進んだか気になりながらもスカパーのメーデーを観て、時にはビートルズやT.S.エリオットのことを考え、そして思う。そうだブログ更新していないから書かないと。それを夕食が終わったあとから寝るまでにこなす。家では酒は飲まないから眠くなることはないが、たまには好きなグールドを聴いていてもコルトレーンのうるさいのを聴いていてもぐっすり眠ってしまうことがある。こうして1日は過ぎてゆく。「四月は残酷極まる月だ」不毛の時代にもそれでも生物は生まれ成長するからだ。自分は老人だとは思っていないが、12月今年も終わりと思うと一つ一つ人生が削られていくような気がする。まだ一人で旅行に行く体力はある。暗いところで読みづらくなってきたが、まだ眼鏡なしで文庫本を読める。「君にも僕にも暇がある。まだ、百度も決断をしぶり、見てから、百度も見なおす暇がある。」山のようなCDや本、DVDは家族になんと言われようが、まだ買い続けていくだろう。アップル系の電子書籍だがウォレス・スティーブンスの全詩集は出ているのにT.S.エリオットは「プルーフロック」と「荒地」くらいしか出ていない。せっかくだからいろいろ調べてみたら、ギンズバークは全詩集出てる。それはわかる。アッシュベリ、ブライ、オルソン、レヴァトフといったところはほとんど出ていない。W・C・ウィリアムズなんてかけらもなかった。いいよ、電子書籍でなんか読まないからとそういう問題ではない。ジョイスはほぼ全部しかも無料で手に入った。これは便利、といっても参照にするくらいでまともに全部なんか読まないが。フランシス・ポンジュはどうだろうと探すとほぼなし。ブライが英訳しているようだがブライならペーパーで買う。西脇順三郎もなし。シェイクスピアは全部無料で出てるので全部ダウンロードしてあるが古い英語なのでパラパラとは読めない。棚にある本、CD、映画が全部iPadに入ってしまえば部屋は相当きれいになる。死んだときもそのiPadを棺に入れてくれればいいのだから家族も楽だろう。「太陽はまだ熱く燃えていた・・」ランボーはもう読めない。