And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

君の名は

2015-12-08 22:44:12 | 日記
やはりベルイマンだ。記憶にあるのがー「ある結婚の風景」はテレビで観た。元々テレビ版が先だから。「叫びとささやき」は映画館で観たのだけれど、リバイバルかもしれない。「秋のソナタ」と「ファニーとアレクサンデル」はロードショーで観た。それだけだ、観に行ったのは。リバイバルを上映する映画館でリクエストとかしたけれど、そう簡単にベルイマンは上映してくれなかった。ビデオとLDでけっこうな本数出たので観ることができた。「野いちご」や「第七の封印」がいいのはわかっていたのだが、「魔術師」LDで観て不思議な映画だなと思った。ベルイマンのどの流れにも属さない、男装した女性が出てきたりと何なんだろうと。でもそれ1度だけでDVDで出ても最近はブルーレイにもなったが観ていない。ベルイマンはDVDで8割方出たけれど、ほとんどLDで観ているので買っても観ていない。ブニュエルはLDでそれほど出なかったのでDVDボックスで出た時それなりに観たがベルイマンだけではなく、ヴィスコンティもフェリーニもLDで観たものはDVDで買っても観ていない。ウッディ・アレンなど映画館で上映され翌年くらいにDVDになるが、DVDで観返したことがない。こんな好きな監督でさえそうなのだから、たいしたことなかったと山積みにしてあるDVDなど一生観ることはないであろう。その上暇なとき観ようと思っているスカパー映画チャンネルの録画もの、懐かしい昔のテレビシリーズ物のDVDがあり、あと100年生きることになっても観終わることはできないだろう。ジャケットが大きく解説が読みやすい以外何の役にも立たないLDは場所を取っているし、仮に売れたとしても代わりに入れられる物はレコードしかなく中古レコードもそんな買うことないのでそのまま。しかも観ることないとその前に本やCDを積み上げているのでたまにLDのジャケットを見たくても見ることができない。「野いちご」のジャケットとか思い出すと当時も思い出すのだが、あるのに思い出というのは何か悔しいが全部どけて出すだけの労力をかけるほどの物でもない。買って何年もしたものはどれであれ、高かろうが安かろうが懐かしさという自分の嫌いな言葉しか出てこない。滅多にテレビは観ないが、たまについているのを観ると自分より若いタレントがこれ懐かしいとか言うのを聞くとぞっとする。ベルイマンのことを書こうと思って、また大きくそれてしまった。「野いちご」をベルイマンが作ったのが40にもならないくらい。そのくらいの年齢で死とか老いることに向き合い映画を作ったことに驚くしかない。自分は若いときからベルイマンに興味を持ってきたが、今やっと「野いちご」と向き合える年齢になったのではないだろうか。もはや自分はイサクが途中で会う若者たちの年齢ではないのだから。「ファニーとアレクサンデル」のアレクサンデルがどうしても覚えられない。アレキサンデルだったか、アレクサンドルだったか。