植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

アップルウォッチ(シリーズ3)をただで使う

2022年10月30日 | 雑感
数日前、九州の旧友(中学校の同級生)から、贈り物が届きました。
中身は「アップルウォッチ、3シリーズApple Watch Series 3」であります。長年通信関係の仕事に従事していた友人は、OAやパソコン・携帯電話のシステムに明るく、以前から幾度もアドバイスをいただいています。今回は彼が、新たに最新式のアップルウオッチ8に買い替えたから、要らなくなったシリーズ3をくれるというのです。

聞けば、iPhoneの新しいバージョンには古いウオッチが適合しない、「3」は充電に時間がかかり1日フルには持たない、容量が小さいのでアップグレードに耐えられなくなる、等の問題があるようです。新たに買い変えても下取りもしない、なのにまだ旧型モデルのお値段19,800円で新品が販売されている不思議です。

以前からウオッチの購入を検討していました。齢66歳を超え、屋上から菜園まで日中一人で過ごす時間が長いのです。そこらでぱったり倒れたり、気分が悪くなって動けなくなったことを家人に知らせる機能が魅力的に見える歳になりました。機能は子細には知らないまでも、周りの若い者の幾人かが持ってるのが羨ましかったのであります(笑)。

ただ、案外安いと思っていたウオッチが数か月前から値上がりし、新しいバージョンの最新型だと安くて5万円以上いたします。ワタシの性格からすると、最新モデルが欲しくなるのは分かり切っていました。機能を使いこなす自信(高額な支出に見合った利便性が得られる)が無かったために購入を逡巡していたのです。そもそも、40歳ころから腕時計を身に付ける習慣が無くなっています。携帯電話で時間は確認できますし、時間を気にする仕事も減りました。

そこで、旧友からあげる、と言われたので飛びついたのです。すぐさまネットで俄(にわか)知識を仕込みました。やはり「シリーズ3」は買うべきではない、という意見や解説ばかりが目につきます。安けりゃいいってものではない、すぐに使えなくなるぞ、といった情報でした。しかし今買って使うのはダメでも、ただで貰って試用するのならいいでしょう笑。

自分で使っているiPhoneXにマッチしているか、キャリアー(AU)での手続きが必要か、ペアリングが必須となる、などをチェックし、どうやら自分が好意を無駄にせず利用できそうなことが確認できたのです。

そして現物が届きました。

裏面がコレ。この方がオシャレかな。

例によって最近のスマホ・iPhone関連には取扱説明書がありません。基本的な初期作業はiPhone側で行うので、まぁなんとか設定に入ることが出来ました。事前に覚悟していたのが、そうです!「IDとパスワード」の入力です。パソコンや携帯電話などほとんどのOAやアプリ、ハイテク機器は、従来から初期登録が面倒で、やれ大文字がどうたら、数字を入れろとか注文が多いのです。更に定期的にあるいはPWが分からなくなると新規に設定し直しますが、その時も以前使ったことがあるPWはダメ、同じ数字の連続は不可とか、ごちゃごちゃ否認してきます。

ワタシらにとって、どれにも共通で同じものが使えて、固定で簡単で忘れずに済むからPWの意義があるので、すぐに分からなくなる、あるいは頻繁に変えるPWは迷惑千万であります。三つのパソコンを使い、iPhoneを持ちネットでの通販や多くのアプリ・ゲームなどの利用で、数十にも及ぶIDとPWがあります。もはやすべてを紙に書いてデスクのビニール敷に見えるようにしてありますが、それとて変わった都度メンテナンスしてるわけではありません。

そこで、ウオッチのペアリングの手順が順調に進んでいたのですが予想通り「アップルID・PW」を入れろと指示が出てここでストップです。紙に書いたパスワードなどを何度か試みても認証されないので、よくよく見てみると、「すでにID登録されているウオッチを新しい持ち主が使用するために、旧所有者のIDとPWを入れて解除しろ」という意味が書かれていたのです。

言われてみればその通り、前の持ち主の品物の登録情報を簡単に新しく上書き出来たら危なくて仕方ありませんね。そこで友人からLINEで情報を教えて貰って解除に漕ぎつけ、無事ワタシが操作できることになりました。そこでも、体から離したら再度装着するとPWを入れさせられるのです。しかも、最初に登録したら「そういう簡単なPWはお勧めできないなぁ」とかのメッセージが、偉そうに。数字ばかりの文字盤にどんだけ面倒なPWを入れれば喜ばれるのでしょうか?


ともあれ、これで三日間日中には腕時計をする、という新たなライフスタイルとなりました。肝心の機能はいまのところほとんど不明、一日何歩歩いてどれだけカロリーを消費したか、今何時か位しかわかりません。自慢じゃないが、屋外で音楽を聴く、時計で通話する、いろんなスポーツや運動をする、などどいうアクティビティーにはほぼ無縁であります。

おっと!、とりあえず見つけた最大の機能は、マスクをした状態の顔認証は、ウオッチをつけていれば、そのままロックが解除される、でありました。今まで、マスクを外してiPhoneの顔認証をするという面倒な手間からは解放されました

一方友人には、今月初旬に九州で大変お世話になったので、焼酎を2本送りました。酒好きな彼は、持ってても役に立たないウオッチが、人(ワタシ)の役に立ち、晩酌用のお酒に変わりました。ワタシは、安い勉強料でアップルウオッチのイロハを学び、もしかしたら将来もっといいやつを買おうという気になるかもしれません。


コメント
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