植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ボカシ肥料を作る 夏野菜を植えよー

2020年04月24日 | 植物
 平塚市の町はずれには田園地帯が広がります。秦野市や伊勢原市との市境は、人家も少なく田舎の風景といってもいいです。遮蔽物が無いので遠くに富士山が望めて眺望も良好です。

 現役引退後、ワタシがバラ栽培にドはまりした時分、こちらにある「花菜ガーデン」にはよく足を運びました。年間パス6千円を買い、足しげく通っては1000本以上あるバラの冬場の手入れや剪定、消毒などを観察しました。勿論見ごろには、様々な品種を手近に眺め、香りをかいでマイガーデン用の薔薇の品定めも。バラに限らず、樹木、果樹、草花もいろいろと学びました。何しろ金に糸目をつけない「県営」の県内有数の植物園ですからあまりなじみのない植物もわんさとあります。ミモザアカシア、カンナダーバン、アメジストセージなどはそれで苗を取り寄せたものであります。

 バラでは、ダブルデライトとピースに圧倒されました。更にレディエマハミルトン・カリフォルニアドリーミング・アルブレヒトデューラーローズなども、その花姿がひと際目立ち芳香種でしたから、これも今はワタシの庭園の主役を張っております。

 この、花菜ガーデンのそばに農協直営の「あさつゆ広場」という直売所があります。花苗を広く販売している「道の駅」のような存在です。地元野菜と豚肉・平塚港で上がった魚などがお目当てで、勿論当地で老舗の食品も沢山置いています。いちご狩りも出来るし、地元の果実や食材で作ってジェラートや焼き芋も大人気です。

 広々とした大植物園を散策し、弁当を食べ、晩御飯の食材を買い、帰りにガーデニング用に花苗・もみ殻などを調達する、というスローライフにうってつけの施設ですね。

 昨日行ってまいりましたが、大変な賑わいでありました。おりしも夏野菜の植え付け期にあたります。お天気も良く「自粛」で飽き飽きした人たちがこの広々とした郊外に集まってきているのでしょうね。

 そこで、ワタシの菜園であります。
 現在ジャガイモ・ほうれんそう・玉ねぎ・にんにく・春菊を育てています。なにせ狭小ガーデンです。毎年果樹エリアの樹々の隙間にスイカやトマトを植えたりしておりますが、果樹の生育と植え付け本数の増加で、もはやほとんど空きスペースなどありません。やむなく、多重作にして、すでにある野菜の収穫時期を待たずに新たに野菜苗を植え付けします。大きくなる頃に収穫できるようにすれば無駄がないのです。例えばスイカなどは、まだ気温の低いこの時期は生育がゆっくりなので、ツルが伸びるまで時間があります。周りに作物があっても両立できる(させる)のです。キュウリなどのツル物は、植え付けに必要な地面はわずかなので立体的にネットをたて日照を確保しつつ、背の低いナスやピーマンと混植するといった按配です。

 第一弾として「ナス・ピーマン・スイカ・トマト」各2本を買ってまいりました。一遍に沢山植えないというのがワタシ流です。野菜作りは、お天気次第・運任せなので、同時期に植え付けすると、低温多雨などで作物が全滅するようなリスクが高いので分散させるのです。スイカなどは、授粉時期に雨が続くと実がつきません。植え付けをずらすことで、収穫時期が延び長く楽しめるというメリットもありますな。

 そこで、もっとも大事なことは、そう、土であります。ワタシのように狭い畑を休ませずに作物作りする場合、どうしても連作障害・肥料不足、細菌・病気などが出てまいります。出来るだけ耕し、有機肥料を施し、殺菌剤を散布するという作業が不可欠です。連作障害を避けるために、別系統の野菜を3年位ローテーションするのが理想です。ごぼう・じゃがいもなどの根菜類は肥料食いで、連作してはいけないとされます。スイカも然りです。しかしながら、こんな狭いところでは、やりようが無い、また昨年何がどこに植わっていたかも定かではありません。

 連作障害防止剤を散布する、ボカシ肥料を中心に有機肥料を漉き込む、出来るだけ周りの土と混ぜるなどの努力はいたしますが、あとは運任せであります。来年は畑を休ませようと思います。すでに、鶏糞・ボカシ肥料は撒きました。あとは、消石灰・苦土石灰を混ぜ込みましょう。苗を買ってから、植え場所を探し、適した土を作るという毎度の泥縄でありますな。

 ボカシ肥料は、すでにこのブログで何回か紹介しております。ざっと言えば、米ぬかや油粕などの有機物を発酵促進剤で発酵させて作るものです。有酸素で毎日かき回せば2週間で出来上がります。その効果は抜群であります。気がつけば作り置きのボカシ肥料が無くなりました。
 一昨日、今年に入って最初のボカシ肥料を仕込みを始めました。毎回材料用に分けてもらっているコーヒー滓も昨日コンビニ店長に頼みました。追加で投入すれば問題なし。暖かくなると発酵は促進されるので、当然出来のいい発酵肥料が早く出来るのですね。

 どこまで行っても、出たとこ勝負、泥縄式農法ではあります。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国製は信用ならん | トップ | 死ねばいいのに と言っては... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物」カテゴリの最新記事