植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

脚立は危険  いたるところに怪我のリスクがある

2021年06月21日 | 雑感
 あるお医者さんによると、乗るものの中で、飛行機や自動車などはさほど危険でもない、怖くないのだそうです。最ものりたくないものは「脚立」なのだそうです。

 脚立はどこの戸建ての家にも一つや二つあり、だいたいお父さんがこれに登って、梅もぎや植木の剪定、雨どいの補修などに使います。どうやら病院に運び込まれるけが人のうち、最も多いのがこの脚立から落ちた人らしいのです。そういえば昔の上司に脚立から落ちて腰を痛めた人がいました。あるいは昨年ゴルフの仲間で、仕事中に落下して仕事を休んでいると聞いたこともあり、意外と多いのかもしれません。
 建設業・造園業や清掃業、製造業などの労働災害でも落下事故が原因のけがが多いのだそうです。

 先日ゴルフ仲間のK氏にその話をしたら、自分の近所や知り合いで少なくとも脚立から落ちて死んだ人を3人知っていると((((;゚Д゚))))ガクブル言いました。

 高いところの作業は、当然ながら危険を伴います。はしごや脚立は不安定なので通常は助手みたいな者がついて倒れないように押さえるのですが、一人親方といった自営業、ワタシらのような趣味や家の用事の中で脚立に登る場合はほとんど一人だけの作業になるので、脚立が倒れたりバランスを崩す確率が大幅に上がるのでしょう。

 現にワタシもガーデニングに二つ脚立を用意しており、毎日のように載ります。果樹をやっているので年々樹高が伸び、剪定が欠かせません。ブドウ棚の手入れも日常的に高い場所での作業になります。出来るだけ最上部の天板には乗らず、またいで足をかけるようにしております。最も高いところに足をかける場合は必ずそばに掴まるものがあるのが前提になります。畑で怖いのは土が柔らかいところだと、脚の先がめり込んで、バランスが崩れることにあります。足元がぐらつかないようにしっかり確認しなければなりませんね。

 もし、倒れ始めたらなすすべがありません。園芸のさ中ならば周囲が草木なので、ぶつかって大けがをするような固いものはありませんが、ひらりと飛んで着地するスペースが少ないので、受け身も取れず不自然に倒れて骨折する心配があります。ワタシ達の歳になるととっさに身を守ることが難しくなり、骨も折れやすいのです。一番重い頭の位置は約3Mの高さです、足から飛び降りるならねん挫位の軽症で済んでも、倒れていく脚立から体が横倒しになっていくので、下手をすれば頭から落ちることにもなりかねません。

 脚立からでなくても、家の中、路上で転倒しただけで無傷では済みません。2m近い身長の年寄りがバランスを崩して倒れたら、手をつけば手首、お尻から落ちれば尾てい骨、膝も下肢もどこかしら大きなけがになります。義母は施設に入所してからいつの間にか腰骨が折れていました。骨折した原因は不明で、骨がもろく手術も出来ず寝たきりとなってしまいました。

 ワタシも5年ほど前、起床して布団に足を引っかけ、そのまま布団の上に倒れたらあばらにひびが入りました。ヨチヨチ歩きの幼児や子供は年中転びますが、数十センチの体高なので、おでこに擦り傷をこさえる程度で済みます。

 乗り物なら二輪車、特にバイクはいけません。事故イコール人身事故、命の危険が伴います。倅も事故って足を折り、倅の友人はバイク事故で一時危篤に陥ったそうです。二輪車は自転車にたまに乗りますが、カブ(原チャリ)は成人してから一度も運転しておりません。君子危うきには近寄らずであります。
 
そんな話を聞いた後ですが、やはりガーデニングには脚立は欠かせません。今朝も脚立に乗り、いつも以上に慎重にブドウの整粒を行いました。まだ、車いすや、電動車のお世話になりたくありませんから。
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