今朝、プランターにカミキリムシを発見いたしました。広く生息するゴマダラカミキリで、そばに孫でもいれば捕まえて虫かごに入れるところです。いちじくや柑橘に産卵し、木そのものを枯らしてしまう恐ろしい害虫で、ワタシら果樹栽培（愛好）家にとっては、けっして看過できない不俱戴天の仇であります。ブドウにもトラカミキリ の一種が入ると言います。普段から樹木の幹を注視観察し、小さな穴から木くずが出ていないかをチェックするのが大事です。
見つけても、薬の散布は無駄です。木の皮の内側から芯まで深く入り込むので表面に薬をrかけても届きません。これは注射器が一番なんです。殺虫剤を濃いめに作り上の穴から打っていきます。下から抜ければ良し、片っ端から木くずや樹液がしみ出した穴に注射します。農薬・農業用の専用注射器もあるようですが、ワタシはホームセンターで買い求めます。すぐに先の針が曲がったり詰まったりするので、毎シーズン買うのですが、必ず「何に使うのか」聞かれます。「覚せい剤」というようにしています（嘘です）、今度効かれたら自分で開発したコロナワクチンを打つ、と答えようと思います。
注射器は近所の公園でプラスチックケースいっぱいに大量に入ってるものを家内が見つけ、警察の鑑識が登場する騒ぎになりました。なんでも外国人が、ボディビルをやっていて筋肉増強剤を打っていたのだそうです。事件性はなかったようですが、ワタシの住む地域はいささか治安に問題があり、クスリで捕まった人も何人かおります。
さらに、ウチのスミレ（甲斐犬）がやってくれました。散歩用の布製リード
を食べたのです。これで誤飲誤食は3回目、獣医さんに連れて行くと手術は免れて、吐かせることで済みました。分厚い毛皮に覆われている足を剃って静脈に打つのですが、甲斐犬は筋肉質で細い短毛がびっしりはえていますから、なかなかうまく注射できず、愛犬は大暴れ、いつものお医者さんをして「俺は獣医失格だー」と嘆かせたそうであります。吐かせる薬というのは、人間でいえば強制的に船酔いとメニエル病を一度に起こす作用があるそうで、ぐるぐる回って気持ちが悪くなるんだそうです。本犬に聞いても感想は話してくれませんが。
注射と言えば、コロナであります。ワタシの家内が機転を利かせていつものクリニックで予約を取ってくれたおかげで、来週末にようやく一回目の接種となります。今朝はその予約券をどこにしまったかでひと悶着しましたが、無事発見いたしました。最近当平塚でもワクチンの高齢者接種がいきわたって来たらしく、飲食店などで大きな声を上げて談笑するおばあさんが目につきます。安心したのは結構ですが、もう少し自重してほしいものであります。
ワクチンが買えない、接種会場が間に合わない、打ち手不足だ、などと様々な理由で国民接種の進捗ははかばかしくないのですが、菅さんは一日100万件やると大ぶろしきを広げたまま国会も閉じてしまうのです。選挙が行われる秋まで国会を開催しないということは、五輪やコロナ対策に関する議論は国民の間に触れることもなくなるのです。
一方ちょっとワクチン確保に余裕が出来たとたん、アフリカやら台湾に供給すると言い始めました。意地悪な見方をするなら、この春に世界的なワクチン不足、供給する薬品メーカーとの詰めの甘さなどからわずかしか確保できず、慌てて相当な好条件で各社に売ってもらうことにしたんでしょう。やみくもにワクチンの数を必要以上に買い込んだらこんどはだぶつき始めたのです（多分）。国内接種が日に50万件しか打てないのにどんどん飛行機で運ばれてきて、また慌てているのです。
この際、高齢者以外の接種が全く進んでないのだから、他国に持っていくのは怪しからん、という偏狭な考えはよしましょう。極東では唯一と言っていいほどの親日国家の台湾です。あの震災の時だってずいぶんと救援物資を送ってくれたのですよ。
すると、かの世界１，２位を争う巨大国「中国」が日本による台湾へのワクチン供給しケチをつけたそうです。「日本人が打たないアストラゼネカを供給し、期限切れが近いものを出した」と批判したうえで「中国製ワクチンを打て」と訴えたのだそうです。中国は、台湾は中国の一部だと主張し、主権を認めないという姿勢です。情けない国家、哀れな心持ですな。少なくとも同じ中華人同士なのです。困っているわが同胞の台湾に救いの手を差し伸べてくれた日本には「ありがとう。これで台湾の同志も喜んでいる」となんで言えないのでしょうか。
この手の人がワタシ達の周りにもいないわけではありません。大国らしく懐の深いところを見せた方がいいと思いますが・・・・ここのところG7などで痛い注射を打たれて仕返ししたいんでしょうね。
