植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

第3波 まだ政府はこんなことを続けるの?

2020年11月19日 | コロナ
 アメリカ大統領、バイデンさん勝利が確定的となって株価が過去最高になったそうです。これに引っ張られるように日経平均もバブル崩壊後の最高値を更新中だそうです。「ワクチン開発を期待して」という理由、好材料などなんでもいいのです、証券会社にとっても、株主にとっても売買が増え、結果として持ち株が高く売れれば。

 菅内閣は、そのうちこういうのを自民党政権の手柄にするんでしょうね。何もせず、ただ特定の業界の売り上げを守るためにGotoキャンペーンを継続していて、アクセルを踏みっぱなしであります。PCR検査数を増やすのも、発熱外来を新設するのも口だけ、そうこうしている間に案の定、全国いたるところで過去最大の感染者を記録するようになりました。

 学術会議にケチをつける暇が有ったら、全国の研究機関や薬剤開発のメーカーに号令を掛け補助金を出して、特効薬やワクチン開発させるように努力すべきなのです。よその国とは、そこでもし開発に成功したら高い値段で買う契約さえ交わしていると聞きます。
 
 今後、同じようなウィルス感染症発生やパンデミックが起きうることを前提としたら、専門の研究機関を整備充実させノウハウを蓄積し専門家を養成すべきだと思いますが。

 為政者にとって、感染者数も死亡者数もただの数字でしかありません。昔、203高地で沢山の兵士が死のうが、太平洋戦争で玉砕して多くの兵士が亡くなろうが、戦死者数としか考えなかった軍部と同じです。亡くなる人は、どんな思いで最期を迎えるのか、どんな痛みを感じていたのか。一度きりの人生を何の落ち度も無く絶たれ、周りの親族や親しい人の運命すら変えます。安倍さんの時もそうでしたが、自分や愛する家族がコロナで死ぬというような状況にならない限り「他人事」なんでしょう。

 経済を回すという金科玉条を振りかざして多くの方が感染しても、死なないまでも重い後遺症が残っても「金」を優先するのですね。命と金、どっちが大事なの?

 日本人や東アジアの市民たちが感染率が低いのは、感染力の低い低毒性のコロナウィルスだから、という説がありますが、どうやらこれは当てになりません。もはや、洋の東西を問わず人の行き来があり、感染が相互に広まっているからです。
 群馬県では、ブラジル人の感染者が突出していて感染者の7割が外国人であったという衝撃の数字が発表されました。これは、明らかに、ブラジル人などの生活習慣がコロナに感染しやすいことを物語っております。別の意味で「濃厚な」接触が常態化していると考えるべきなのです。

 国内感染者でも、圧倒的に繁華街・夜の街関連が発生源・クラスターの中心になっています。都内繁華街やススキノでの感染者増加は明白、これも物理的な濃厚接触を伴う接待・サービスが原因であるのを疑うべきなのです。あるいは酔っ払って当たりかまわず大声を上げ体を触れ合う、というようなことが原因になっているのです。
 
 逆に、普通の生活をしていれば身内に感染者がいる場合を除けば、まず感染することは無いということに他なりません。2月から徐々に広がって10ヶ月経過して、この間千人に一人しか陽性になっていないのです。アメリカは29人に一人です。でもアメリカの株価は過去最高(笑)、何なのでしょうか。

 一般の国民も、飽きたのでしょうね。慣れっこになりました。若い人もダレて、コロナを甘く見るようになっています。パンデミックを生じるエリア・業種だけピンポイントで規制するしかありません。他は今まで通り、気をつけながら生活すればいいのです。

 日本のスパコン「富岳」は世界一の性能を連続で達成したそうです。それはいいとして、世界一を達成するのが目的ではないはず、世界一の演算能力を使って、調査・統計・研究・分析を行うのでしょうよ。コロナのクラスターの発生源を突き止めさせる、拡散を防止する、そのためのコンピューターではないのですか?

 株価にしても、ワクチン開発、Go-toにしても、スパコンにしても、みんな繋がっているのです。経済を回すと言って、そこらに金をばら撒いて個人に金を使わせ、一緒にコロナウィルスをばら撒いています。どう考えても愚かしく理解不能であります。支離滅裂な自民党政府のおかげで割を食うのは、庶民の皆さんなんですがね。


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