熊谷のハンドで万事休す
なでしこジャパンが迎えた決勝トーナメントの1回戦。立ち上がりこそオランダがポゼッションしたが、時間を追うごとになでしこのパスワークが冴えわたり、次第にオランダはロングボール頼りの攻撃になる。
だが双方1点づつ取った1-1の後半46分、オランダのシュートが熊谷の手に当たりなんとPKを取られる。シュートが決まり、日本は万事休した。熊谷のハンドは故意でも何でもなく、まるで交通事故にあったような幕切れだった。これで日本は決勝トーナメントを敗退した。
前半はピッチを広く使うオランダに対し、日本はサイドを使わず中央に固執し攻撃が煮詰まった。だが1点先行された日本が長谷川のシュートで同点にすると、足が止まり始めたオランダは次第にアバウトなロングボールに逃げ始める。
こうなるとなでしこのペースである。ボールを回収した彼女たちは縦横無尽にパスをつなぎ、特に後半27分に途中出場した籾木がキラーパスを連発する。いまにも日本のゴールが決まりそうな雰囲気だっただけに、熊谷のハンドは痛かった。
だがなでしこの冒険はひとまず終わったものの、若い選手を育てて世代交代を進め、チームを強化してきた高倉監督の手腕は光る。東京五輪に向け、彼女たちの未来は明るい。若いチームだけに将来が楽しみだ。メンタル面でチーム状態に浮き沈みがあるのが大きな課題だが、メンタルトレーニングの強化などで克服してほしい。
なでしこジャパンが迎えた決勝トーナメントの1回戦。立ち上がりこそオランダがポゼッションしたが、時間を追うごとになでしこのパスワークが冴えわたり、次第にオランダはロングボール頼りの攻撃になる。
だが双方1点づつ取った1-1の後半46分、オランダのシュートが熊谷の手に当たりなんとPKを取られる。シュートが決まり、日本は万事休した。熊谷のハンドは故意でも何でもなく、まるで交通事故にあったような幕切れだった。これで日本は決勝トーナメントを敗退した。
前半はピッチを広く使うオランダに対し、日本はサイドを使わず中央に固執し攻撃が煮詰まった。だが1点先行された日本が長谷川のシュートで同点にすると、足が止まり始めたオランダは次第にアバウトなロングボールに逃げ始める。
こうなるとなでしこのペースである。ボールを回収した彼女たちは縦横無尽にパスをつなぎ、特に後半27分に途中出場した籾木がキラーパスを連発する。いまにも日本のゴールが決まりそうな雰囲気だっただけに、熊谷のハンドは痛かった。
だがなでしこの冒険はひとまず終わったものの、若い選手を育てて世代交代を進め、チームを強化してきた高倉監督の手腕は光る。東京五輪に向け、彼女たちの未来は明るい。若いチームだけに将来が楽しみだ。メンタル面でチーム状態に浮き沈みがあるのが大きな課題だが、メンタルトレーニングの強化などで克服してほしい。