すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【カタールW杯】ハリルは森保監督と何から何まで正反対だ

2022-04-20 06:42:32 | サッカー日本代表
権力に忖度できない不器用なキャラ

 カタールW杯への出場がすでに決まっているモロッコ代表。にもかかわらず、そのモロッコの代表監督を務めるハリルがまたW杯直前にクビを切られそうだ、てな話題が散発的に流れてくる。

 例によってW杯予選突破時の成績はバツグンなだけに、問題の根は深い。

 パターンは毎回、同じである。スター選手と揉めて排除している点、また自らの戦術を一貫して貫き通し、「攻撃的なサッカーを」というスポンサーやサッカー協会の意向をヘンに忖度しない点でも問題はまったく同じだ。

 彼が日本代表監督時代のことを考えても、例えば「本田と香川はスポンサーの意向があるから外さないでほしい」とか、「日本サッカー協会の田嶋会長は代表監督にイエスマンを望んでおり、『自分の意志』なんぞを持った監督とは一緒にやれない」などと言われても「はいそうですか」と代表監督を退くわけにはいかないだろう。

 ハリルにしてみりゃ、「そんなものに忖度するんじゃ俺が生きてる意味がない」ということだ。

 長いものに巻かれないこういうタイプの人間って確実に減ってきているし(マルセロ・ビエルサくらいか?)、人間の生き方として大いに共感できるので踏ん張ってほしい。

 こういう人間こそが称えられるべきだし、その手腕と抜群の戦績を高らかに称賛されるべきだろう。

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