今日は、朝早くに学園からバス3台が出発しました。
待ちに待ったスキースノーボード学校の始まりです。
みんなの『いってきます』の元気な表情を見て、冬の最大のイベントが成功する予感がしました。
さて、お見送りをしてから学園に戻ると、しーんと静まり返り寂しい感覚が残りました。
高等部では3学年が9時には登校しましたが、1日中、1・2年生のいない校舎はやはり静かです。
今日から3日間の学園のメインは『スキースノーボード学校』であり、残された『少数派』な高等部3学年。
しかし、私たち3学年は、来月に控えた『卒業旅行』のオリエンテーションをしっかりと行い、
学園生活『最後の行事』を、『最高の行事』にしようと計画していたのです。私たちは私たちの1日がありました。
学園全体のメインステージは『スキー場』、それに対して私の学年の今日のメインは『学園でのLHR』だったのです。
これは実に身近な例ですが、全体の大多数がいる『メイン』はあっても、そして自分たちは『少数派』だったとしても、
自分たちが過ごしている時間が『軸』であり、『中心』である、ということがいえそうです。
自分が今過ごしていない場所を、自分が今一緒に過ごしていない誰かを、想像すること。
今ごろ、そこでは何が起こって、どういう状態かと、考えてみること。
少数派・多数派にかかわらず、誰もが、自分の目の前を流れる時間を持っているということ。
そのような感覚を、今日は体感しました。
さて、遣唐使の『遣』は、『おつかい』の意味で、『やる』とも読みますが、
今、目の前に見えない空間に意識を傾けることが、『思い遣る』こと、つまり、『思いやり』だそうです。
寒い冬は、ついつい縮こまってしまいそうですが、自分の心のアンテナを少し広げて、
遠くにいる大切な人たちに心を傾けられたらと思いました。
じんわりと心が温まれば、厳しくて寒い冬も、乗り越えられる気がしてきます。
まずは、スキースノーボードにいっているみなさんへ。怪我だけはしないようにして、存分に楽しんできてください!
そして、私の愛する高等部3年生へ。また明日、あなたの顔を見られるのを楽しみにしています。いっぱい話そうね。
次に、私の実家にいる母と犬(チャッピー)へ。そちらの雪は解けたでしょうか。散歩は路面凍結に気をつけてください!
さらに、むかし私が教えていた生徒のみんなへ。わいわい!大学、専門学校、仕事、受験、それぞれ頑張ってますか。風邪に気をつけて!
(キリがないので、以下省略・・・・)
みなさんは、誰に心のアンテナを伸ばしますか?
マリオ