マイクロプラスチックが話題に上がることが多くなってきました。
マイクロプラスチックの弊害がはっきりしている訳でありませんが、特に影響を強く受けていると思われる海洋生物に何らかの悪影響はあると考えられます。つまり、それらを利用している私達人間も無関係でいられることはできません。
それらの懸念に伴い、発生源の一つと考えられる使い捨てストローの使用禁止が各国で勧告されたり、法律で定められたりしようとしています。プラスチックのレジ袋も有料化されたり、使用制限されたりしていくようです。
ストローとマイクロプラスチックの関係性は証明されていませんが、一番槍玉に上がりやすいのは否めません。日本でもコンビニで飲み物を買うと問答無用で付けてきたりして、欲しい人だけにして欲しいといつも思います。レジ袋も海や川などに浮かんでいるのを目撃すると制限が必要であると思わざる得ません。
さて、マイクロプラスチックという言葉がなかった数年前から、ナノテクノロジーの弊害は懸念されていました。現在の工業製品でナノテクノロジーを使っていない物を探す方が難しいくらいです。
例えば、消費材で言えば、毎日使う洗顔剤や日焼け止めなどは、マイクロプラスチックで肌の細かい汚れを落としたり、成分が肌から容易に落ちないようにしています。ですから、毎日私達は何らかのマイクロプラスチックを下水に流しています。工業製品の研磨剤はマイクロプラスチックなしでは成り立ちませんし、大は車から、小はスプーンまで使われないものは殆どないでしょう。
私達の身の回りから、マイクロプラスチックを完全に排除できなくっています。マイクロプラスチックに替わる技術の誕生が待ち望まれますが、それまでは、できる限りマイクロプラスチックの発生源を制限する工夫が必要なのではないでしょうか。
これからは、マイクロプラスチックが入っていない製品やその発生源になりにくい製品がトレンドになるかもしれませんね。