宿に戻ったら内湯に入りに行きました。
そうそう、内湯といっても、いったん外にでるようになっているのですが、下駄箱では温風がでておりました。
スリッパと外用の下駄に履き替えるところですが、濡れた下駄を乾かすため?保温用?
とにかく寒いときにはうれしいですね。
そういえば、帰り際、自分たちの靴もほんのりあったかかったから、宿の気配りなのかもしれませんね。
女性用内湯は2種類。
まったくの内湯と大きな窓がついてて景色が楽しめる、半露天といえそうなぐらい開放感のあるお風呂でした。
窓から望む風景は、窓枠が額縁にようになって素いい雰囲気
川沿いの木々を眺められます。これは明るいうちに入るのがいいですね
お宿の方がいうには、新緑の季節が一番いい時期だということ。
たしかに、宿の近くには段々畑もあり、新緑の季節はさぞや綺麗な光景だろうと思いました。
ぜひ、その頃にもう一度訪れたいものです
お湯からあがってだらだらしてたら、夕食の時間です。
夕食の時間も18時以降で選ぶことができましたよ。
夕食はお食事処でいただきます。
1階の宿泊客は1階、2階の宿泊客は2階となっています。
私たちは2階のテーブル席でした。
すべて個室使用です
奥の窓からは一階の食事処が覗けます。吹き抜けになってるんです。
食事処自体は階段でつながっています。広めの座敷から、少人数用の座敷、そして私たちが入ったようなテーブル席があるようです。
さて、この日も豪華なお食事でした
献立は・・・
・食前酒 山葡萄のワイン
・先付 白子葛寄せ 橘卵 小袖いなり寿司 馬舌の燻製 味噌蒟蒻 辛子蓮根 他冬いろいろ
・椀盛 蕪菁の擂り流し汁 蕪 白木耳 青味 柚子
・向付 川鱒糸作り真砂和 黒豆とろ湯葉 昆布水仙 湯来蒟蒻 妻一式 サーモン
・煮物 海老芋饅頭
・焼物 山女串焼 丸十
・中皿 焼冬野菜 南京 馬鈴薯 エリンギ 干し筍 中華慈姑 豆
・変り鉢 あったか美人鍋(山鯨) 笹掻牛蒡 紅心大根 湯葉 小国椎茸 白菜 水菜
・ご飯 小国米
・香の物 三種盛り
・デザート ふわとろプリン 十六寸 オレンジ 巻柿 若桃蜜煮 ホワイトチョコ蕨餅
基本、山のものを中心としたもの。
器だったり、演出だったりが凝っていました。
宿全体にいえることですが、食でも女性を意識したものであるように思います。
一品一品、担当の仲居さんが出してくれます。
説明も料理の説明だけでなく、いろいろ話してくれるので楽しかったです。
山女は宿の横を流れる川にたくさん泳いでいるようです。
宿の間にながれる部分は禁漁区にしてもらっているとおっしゃってました。
ちなみに鍋の山鯨とはイノシシのこと。食用の養殖で、下処理をしっかりしているので、くさみがなかったです。
イノシシをいただくのは平気ですから、特に問題はないのです。
これは都会から来た人にとっては、めずらしいかもしれないですね。
味噌仕立てでとてもあったまりました。
お料理はちょうどいい量を出していただけるので、最後にはお腹いっぱいになりますが、途中でギブアップしなくていいのがありがたい。
夕食も大満足のものでした
お部屋にもどって、まったりしたら、露天風呂にいくことに。
髪を洗ってから露天だと、湯冷めしそうなので、まずは露天→内風呂の順です。
露天ではラッキーなことに先客もいず、入ってる間は2人の貸切
眼鏡をかけてるのを忘れて入ったのですが、誰もいないし、そのまま入ってました。
露天は2種類。
ひとつは半露天みたいな感じ。ひとつは広い露天です。
間は裸の散歩道として、少し歩くんですが、誰にも見られることがないので、素っ裸で移動してきましたよ
温まってるから、ちょうど体が冷めない距離にあります。
露天からは川が見えて、川の流れを聞きながらまった~りと湯につかってきました
そうそう、山みず木さんの男性用露天は実は混浴です。
ここは入湯手形の方が利用する露天です。
仲居さんがお部屋に入った際に説明してくれたのですが、露天ですが、明るい間は入らないほうがいいですだって(笑)
12時過ぎぐらいにいったら、宿泊客だけの利用になってるし、カップルやご夫婦で利用されてる方がいるから入れますよってことです。
それぞれ、ぽつぽつっと離れて入っているから、気にならないらしいです。
この混浴露天はすごく広いんですよ。
結局、入ることはありませんでしたが・・・。
女性用内風呂の入り口横を少し進んだところに入り口があるので、私は夕食前に内風呂にいったとき、おっちゃんのお尻を見ました(笑)
女性用の露天脱衣場からの入り口もありましたよ。
お風呂上り、一階のお食事処入り口に明日の朝食献立が貼り出されていて、朝食にも期待して、この日はぐっすり休んだのでした・・・。
そうそう、ちょっとした嬉しいこととして、夕食後に代えの浴衣を用意してくれました。
少し柄が違うものでした。
つづく