マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

千葉景子法相の死刑執行ドタバタ劇? 狙いは意外なところに!

2010-07-29 21:24:36 | Weblog

「マッシーパパの遠吠え」はより多くの人に見てもらえるようランキング上位を目指しています。ぜひ、皆様の応援クリックをよろしくお願いします。♪

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキングへ</A>

にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ

マッシーパパは24日のエントリー、『税金泥棒とはこのサボタージュ大臣のこと? 未執行死刑囚はとうとう100人を超えました!?』で、判を押さない千葉法相を批判したら、なんと28日、これ見よがしに(?)に突然執行したという。それも判を押した日付が24日だったとはまことに奇遇なことである。

処で、あれほど嫌がっていたのにいかなる心境の変化? といぶかるところであるが、マッシーパパが常々主張しているように、政治家の行動には必ず、裏があるものだが、今回もとんでもない事実が・・。

それは民主の二人の発言からも推し量ることができる。

その一人とは、ぶら下がりでの管首相の発言。記者とのやり取りで(http://news.biglobe.ne.jp/politics/827/san_100728_8274880063.html)、

ー参院選で議席を失い、ある意味、国民の負託を得ることができず、また既に政界から引退することを表明している。こうした大臣が職責とはいえ、極刑を執行したことをどのようにとらえるか。

「法務大臣として、まさに法律に沿って適正な判断をされたと認識している」

-野党側は、今回の参院選で議席を失った大臣が刑を執行したことについて、次の臨時国会で攻勢を強めたいという声も上がっているが、首相としてどのように対応するのか。

「そうした質問が出た場合は、今申し上げたような趣旨に沿って、きちんと応対したいと思ってます」云々。

つまり、巷間取りざたされている法相の「問責決議案」を避ける狙いがありありなのである。

そのことは二人目の発言、枝野幹事長の「(死刑)執行命令書に署名したのは24日だと聞いている」にもそれが透けて見えるのだ。

すなわち、千葉法相の参院議員としての(法的な)任期の満了は25日(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%82%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%9A%E5%B8%B8%E9%81%B8%E6%8C%99)で、その前日の土曜日にサインしていたから、「落選した千葉法相の続投批判」は当たらないと、いいたいのだろう。

そして、ただでさえ、法相のサボタージュは問責に値するのに、民間人の立場で執行を決めれば一層、批判を浴びかねない。

そこで閣内からもそろそろ「お仕事を」と迫ったことは容易に推測できるところである。

いや、そればかりか、一番、気をもんだのは法務当局。裁判員裁判によって刑事司法に対する関心が高まり、国民が自ら(死刑の是非などを)判断する責任も負うことになるのに、肝心の法相がこれでは国民の理解を得にくいと(大臣に)プレッシャーをかけ続けた。

このあたりのことは、「読売」がきっちりと取材。「落選後になぜ?廃止論者の死刑執行(http://news.biglobe.ne.jp/social/801/ym_100729_8016823024.html)」の記事で、

死刑廃止の議論を高めるために刑場を公開すべきと説く大臣と法務省側がぎりぎりの処で妥協したのが「執行とセットでの情報公開」だったと楽屋裏を暴露しているのである。

ともあれ、(法相は)当たり前のことをしただけなのに、これほど大げさな問題にしてしまうのは、この管内閣が左翼人権派政権だということを証明しているようなものでないだろうか。

はたまた、死刑囚の人権や処遇を云々する暇があるのなら、なぜ、同じ矯正施設の深刻な別の問題に目を向けようとしないのか不思議なことではある・・。

さて、その深刻な問題だが、ひところ、マスコミで喧伝されていた刑事施設の過剰収容ではない。幸い、ご案内のようにPFI(民間資金の活用による社会資本整備)方式により各地に新設された社会復帰促進センターで、ある程度解決。

実際、「21年版犯罪白書(http://www.moj.go.jp/content/000010214.pdf)」にも、H20年12月31日に於いて、収容定員87754人に対し87.6%と報告されており、同じH17年12月31日の統計104%と比べても隔世の感がある。

とはいえ、同白書にも付記されているが、高齢者による犯罪は依然として上昇傾向が続いている。しかも一般社会の高齢人口の増加をはるかに上回っているというのだ。

すなわち、この刑務所の囚人の老齢化と認知症患者の増加こそがいまや刑事施設の喫緊の課題となっているのである。

そして、同時に高齢化とともに彼らの痴呆症の増は矯正事業とは相容れない社会問題でもある。

しかも、彼らに要する医療・医薬品費が刑事施設全体のコストを高めているというのだ。

いささか古い資料だが、毎日の記事には医薬品費だけでも07年度計19億5124万円にのぼり、前年度から約1.5億円増加していると報告されている。まさに、現場の問題では片付かないぐらい深刻化しているのである。

早い話。「死刑が残酷だ」の「人が人をあやめるのはどうの」と悠長な話も結構だが、刑事施設には待ったなしの問題が山積しているということ。

だからこそ、マッシーパパはこんな大事な問題をスルーして、半チクな仕事しかできないお人を法務相に居座らせたまま、この程度のパフォーマンスでお茶を濁すのには納得できませんというのである・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキングへ</A>