マッシーパパの遠吠え

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「ねじれ国会」も悪くはない! 悪いのはねじれた性格の議員先生たち!?

2010-07-21 13:38:56 | Weblog

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「おれは千手観音になる。民主党には仕掛けができない・・」とは、参院選で民主と共に惨敗した亀井国民新党代表の言葉である。

どうやら、「ねじれ国会」の再現で、与野党にパイプの広い亀井氏が民主に代わって、千手観音のように手をあちこち、差し伸べようという趣旨らしい。

それも一番手は衆院で7票を持つ社民党。

その魂胆はというと、国民新党の1丁目1番地の法案「郵政民営化見直し」が参院の自民(84)、公明(19)みんなの党(11)の絶対反対と、

「郵貯・簡保の全国一律サービス義務の欠如」「預入限度額の引き上げ」等に反対する共産党(6)。さらには「郵貯・簡保の完全民営化」は必ずやるという立ち上がれ日本(3)等々の過半数の反対を受ければ間違いなく否決される。

従って、参院で否決された法案を再可決するのに必要な衆院の「3分の2」の議席を確保しなければならないが、現在、312議席の与党は欠員2名を際し引いた478議席の2/3以上である319議席にどうしても社民党の7票がいるからである。

だからこそ、亀ちゃんはわざわざ民主との会派を離脱してでも、新たに社民党と衆議院で統一会派の結成を呼びかけたという次第。

尤も、申し込まれた社民にしても、同じく同党の1丁目1番地の法案「労働者派遣法の改正案」に、与党の協力は必至であるが、何しろ、普天間問題で政権を離脱したばかり。

しかも、アンチ民主を訴えて参院選を戦ったばかりできわめて難しい選択であるのは間違いない。

つまり、亀ちゃんのいう「千手観音」の千の手と千の眼を持つ慈悲の広大さとは真っ赤なウソ。単なる、「口八丁、手八丁」、はたまた「千三つ」の類だったということじゃん・・。

ともあれ、こういう馬鹿をおおっぴらに唱えるから、「ねじれ国会」が余計、悪い印象に取られるのである。

そもそも、今回の与野党のマニフェストを見ても、政策に共通することが多いのに驚く。とりわけ、どの党も政治主導や脱官僚は基本的には同じ方向。

具体的な政策でも、「国会議員の定数削減」や「公務員の総人件費削減」、「天下り根絶」など、自民党、民主党、みんなの党だけでも、今すぐ成立する案件である。

又、「政治とカネ」問題も、企業団体献金を全面禁止。政治資金規正法の罰則を強化するのも自民が反対しようが、民主、公明、みんなの党、共産、社民党で十分、可決可能。

ましてや、「地域改革」は細かい点は別にして、全党派が積極推進に賛成しているのだからすぐにも法案が成立する。

なのに、どれ一つ決められないのは、みんな、党利党略に走って、いの一番に1丁目1番地の政策を優先するからである。

あるいは、与党のおごりで、何が何でも無修正で通そうとするから、野党の反対を招く。又、一方では野党も存在感を強調するため、反対のための反対をパフォーマンスするからである。

そのことが、結果として、数を頼む政治に傾斜し、挙句は野合の数合わせに堕す。

そして、民意を得たからと偽り、マニフェストにもない政策を次々持ち出しては、議論を尽くさぬうちに強行採決したりするから、一層、国民の望まない制度やシステムが一人歩きして行くことになる。

そんな折、07年の参院選に出現した「ねじれ国会」で、暫定税率問題やインド洋の給油問題等、自公政権のでたらめ振りを知るところとなり、むしろこれこそが与党の暴走を止める最大の武器だと、偶然にも国民は会得したのだ。

それもただ、与党の暴走に「お灸」をすえたつもりが、「ねじれ国会」につながり、結果として、稚拙な政治屋集団の暴走を止めるのに役立ったのである。

ともあれ、「ねじれ国会」も与党がまともな国民のための政策を遂行していれば、なんら障害になるはずがない。

障害と感ずるのは、それは、財源がないのにばら撒き政策を強行したり、国民世論の大多数が反対する、たとえば、夫婦別姓や外国人参政権、あるいは国民新党の「郵政私案」のような国益に反する政策を無理やり通そうとするからである。

ま~、早い話、「ねじれ国会」を疎ましく思う人は案外、ねじれた性格を持つ議員先生方ではないでしょうかね・・・。

因みに、朝日新聞の世論調査(http://www.asahi.com/politics/update/0713/TKY201007130546.html)では、よいことだとよくないことだが拮抗しているがネットリサーチでは 「よいと思う(77.8%)」が「思わない(22.2%)」を圧倒している(http://research.news.livedoor.com/r/48569)。

おそらくこの解は上記「朝日」の調査にあるように、(国民は)民主党も自民党も信じられないからでないだろうか。

国民はもう、昔のように一党に任せるのではなく、政策ごとに、チョイスしていきたいということ。だからこそ、ねじれ国会を作って、政権党の暴走を食い止めたいと思ったのではないでしょうか・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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