マッシーパパの遠吠え

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ヒラリーの訪日の狙いとテポドンの発射準備の意味するところ!?

2009-02-18 09:04:01 | Weblog

朝鮮日報の『クリントン長官がアジア歴訪、最大の関心は中国』、の記事が面白い。

記者は、「クリントン氏の国務長官就任後初の訪問国が日本となったことについて、日本政府は大きく意味づけている。日本の外務省関係者は『日米同盟を重要視する象徴的な意味としてとらえている』と述べ、それは「過去のクリントン政権が日本よりも中国との関係を重要視した事実を苦い経験と捉えている」からと説明している。

そして、「最大の関心が中国」だとする理由として「中国は現在、7000億ドル(約64兆円)の米国債を保有している。また中国が進める景気対策の効果によっては、中国の政策が米国経済にも影響を及ぼす可能性がある」というのだ。

しかも、ご丁寧にも「クリントン長官の訪中を圧軸劇目(yazhouximu)」と評した新華社通信の記事を引き、「演劇で最も重要なプログラムは、今回のアジア歴訪の最後の国となる中国で展開されるという意味」だとのたまう(http://www.chosunonline.com/news/20090217000019)。

いや~、相変わらず、日本に先を越されるのが悔しいのだろう。そして、宗主国の中国ならそれが許せるというのだわ。

でも、マッシーパパの「基礎中国語辞典(講談社)」では「圧軸」は「モタレ(寄席で最後にでるトリの前の位置)」、トリは「大軸(dazhou)」とあるけど・・。ま、どっちでもいいっか!

処で、この記者さん、しっかり見るところは見ているようだ。確かに、日本が、「一番の訪問」を官民上げて歓迎するなど、日本には幼稚(?)な習性がある。

だが、そんなことはどうでもいいこと。強いて、意味づければ、「最初に行ったらありがたがる」し、「なんでもアメリカさんの意のままになる国」だと見られていること。そして、あわよくば、(日本で)勝ち取った既成事実を中国に突きつけて、色よい返事を得たいとする、米国の外交戦術に過ぎない。問題は、むしろ、訪日の狙いが那辺にあるかである。

そのことはいろんな人が取り上げているが、大きく3つに絞られる。即ち、

先日、オバマ政権の目玉である経済対策67兆円が米国会で承認されたが、その費用捻出に当てるべき米国債の押し付け交渉。その額、20兆円とも30兆円ともいわれている(http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1233776522/)。

オバマの公約であるイラクから米軍を撤退させ、アフガンに増派するため、日本のお金によるイラク再建と自衛隊の派遣要請。

06年に日米間で合意した米軍在沖海兵隊のグアム移転と他の米軍基地の再編に関するロードマップの促進。なかんずく、米軍普天間飛行場の移設作業の遅れと日本の負担金等の詰め(http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/6355/)、等々。

尚、②と③は、民主党の小沢代表が難色を示しているので、今回はヒラリーの方から、小沢代表との会談を要請している。そして、一旦は代表も多忙を理由に断ったが、(民主党が政権をとった後の日米関係を考慮)、結局、会うことになったとか。

ともあれ、これだけでは、日本のメリットは何もない。いくら、「アメリカのポチ」と言われようが、日本の経済自体、がたがた。もう、ブッシュ・小泉時代のように湯水のようにカネは貢げない。となれば、ヒラリーも手ぶらでこれるわけがない。そこで、お土産を用意してきたのだが、それは、

勿論、ヒラリーの初訪問国が日本ということ。

又、日本外務省の要請である拉致被害者家族会との面会。

そして、一番のお土産が世界に先駆けて24日、オバマ大統領と首脳会談できる権利(?)、

さすが、オークション本場の国、3つあわせてとんでもない値段をつけてきた。まさに、死に体の麻生閣下の弱みを突くおいしいお土産を並べたものだ!・・。

ホントに、これでよいのだろうか。確かに、閣下にとっては願ってもない取引。ブッシュ・小泉の関係と同様、あわよくば、オバマ・麻生の関係が構築でき、「日米関係」の絆が一層深まるのなら大いに結構。さすがわ「外交の麻生」と世間も見直し、政権浮上も夢でなくなる。

そして、よしんば、うまくいかなくても、どうせ、小沢政権に国家財産をさらわれるくらいなら、オバマに賭けてみようとなるよね。いかにもさもしい根性と教示のない麻生閣下ならではの選択だが・・。

尤も、ヒラリーも(麻生政権が)明日のないことは百も承知。そのためには、何が何でも小沢を説得し、どちらに転んでもいいように保険をかけておく必要がある。そのためには、少々、うっとしい小沢は難敵かも知れないが、ちゃんと、脅しも持ってきている。つまり、それが北朝鮮の脅威(ミサイル&核)ということだ(?)・・。

ま~、北朝鮮の脅威は小沢でなくとも、根性ない日本の政治家にはよく効くそうだけど・・。

だからこそ、テポドンの準備時期にあわせて、訪問してきたとマッシーパパは睨んでる(?)。なぜならば、北東アジア歴訪の初っ端に日本を選んだことを発表したのも1月末(http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY200902010129.html)。

そしてテポドンの準備を伝えたのも3日(http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090203/kor0902030138000-n1.htm)。

当然、軍事衛星で監視していたのだから、気づいたのはもっと前であるはず。となれば、ほとんど両者にズレがないところを見れば、何らかのかかわりがあってしかるべき。つまり、「北の脅威の抑止力にはアメリカを大事にしておかないとまずいよ」とサブミナブル効果に使う意図が読み取れる。

勿論、外遊の主目的は金集めの国債セールスではあるし、テポドンも北の思惑があってのことは言うまでもない。しかし、外交は何事もタイミングが一番というから、あながち、マッシーパパの説もうがった見方といえないかもよ・・。

ま~、その真偽は別としても、絶対、死に体内閣が、おかしな約束をしないよう、みんなで監視を続けようではないか・・。

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