マッシーパパの遠吠え

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ここまで迷走すれば、麻生総理は「やるやる詐欺」どころか国民の敵!?

2009-02-07 09:47:42 | Weblog

麻生閣下は5日の衆院予算委員会で、郵政4社体制について「4つに分断した形が本当に効率がいいのか。もう一回見直すべき時に来ているのではないか」と答えた。又、郵政民営化当時、「民営化に賛成ではなかったが、内閣の一員として最終的には賛成した」と隠れ抵抗族をカミングアウトした。

ただ、その夜のうちに、閣下は、記者団に「(見直し)内容に私がこうしろああしろと言う立場にない」と前言を翻す、例によって、迷走をおっぱじめた。

いくら、彼の迷走に国民は慣れっこになったといえど今度はちと酷すぎる。ましてや、自分が今首相にいられるのも、ジュンイチロー氏が引き立てたおかげ。しかも、その彼が郵政民営化選挙で大勝した政権の流れの渦中にいるのだから大儀は立たない。いやむしろ、民主党の山岡賢次国対委員長の言うとおり、「時の様子を見て変節するのは国民への裏切り」である。

そして、郵政担当の鳩山総務相までもが、「首相と私の合意事項は、国営の郵政に戻さないが、あとはすべて見直しの対象とする」とのたまう。しかも、「(郵便)事業会社と(郵便)局会社が一緒の方が、地域密着でより便利になるのではという議論は当然出てくる」と言うのだから、まさに見直しを検討している内閣の諮問機関、郵政民営化委員会に予断を与えるようなもの・・。

ま~、それはともかくとして、「民営化後3年目ごとに見直す」という法をかざして、云々するならまず、民意を問うべきであろう。そして、委員会の議論を得ぬまま単純に「4社より2社のほうがいい」という浅はかな結論はごめん被りたい。

そもそも、郵政改革が遡上に上ったいわれを忘れてもらっては困る。大事な基本は①「官から民へ」と24万人を抱える公務員を民営化することで合理化を図り、なかんずく、特定郵便局の特権を排除しようとするものである。②又、簡保130兆円、郵貯200兆円という国民財産を、財政投融資という不明朗な会計で垂れ流されているのをストップ、民業に転用する大儀であったはず。

その、基本を忘れ、見直しも進まぬうちに、死に体内閣が指図するなどもってのほかといわざるを得ない。

そのことは、閣下の口から、最近、立て続けに出てきた、消費税増税、国会リストラ論も又しかり。総選挙を経て国民の信を得た次の政権が考えることである。

それに、政権を担うものが特に心せねばならないのは、「政治とはすべからく政策の優先順位に尽きる」ということ。閣下のやってきたことはすべてこれに反するものばかりなのだ。なんとなれば、

①国民の望まぬ「定額給付金」に2兆円もの財源をつぎ込むが、緊急にやらねばならぬ医療、福祉、雇用、地方自治などの優先課題に当てる方がよほど国民のためになる。

②又、消費税増税も、まず独立法人を徹底的に統廃合し、天下りや渡りを撤廃してから、国民にお願いする類のものであろう。

③そして、立法機関の一院化も国会議員の定数減も、それを唱える前に、自分たちの歳費を10%でも20%でも今すぐカットして本気のやる気を見せて初めて政策に掲げられるのである。

④勿論、アメリカ経済の建て直しに、頼まれもせぬのに米国債を買わせてもらいます(?)の、金融支援サミットに出てはIMFに10兆円の拠出を表明。そして、呼ばれもしないカボス会議にのこのこ出かけて行っては、アジア支援に1兆5000億円 を約束してくる。これとて、そんな余裕がお国にあるのなら、まず、赤字国債の発行をやめ、財政再建にお使いなさいって。それをま~、よく他人に施しができたものである。

とにもかくにも、この御仁、口は立つが、政治のイロハもわかっちゃいない。おまけに、4代続いた世襲総理のうちでも、飛びぬけてプライドが強いだけ、頼りになるブレーンも側近もいない。だからこそ、思いつきで、政治を動かし、誰かにちょっと言われただけですぐブレル。それは何よりも、彼の政策に優先順位がない証拠なのである。即ち、真の政治家でないということ。

今回の郵政民営化の見直しもしかりで、形だけの見直しをすぐ口にする。4つが3つになろうが、2つになろうが真に見直したことにならないのだ。

なぜなら、肝心要の日本郵政の幹部クラスが民営化とは何かがよくわかっていないからだ。だからこそ、2400億円もの資産を109億円で売り急ぐ馬鹿を平気でする。つまり、企業に一番大事な「コンプライアンス(社会秩序を乱す行動や社会から非難される行動をしないこと)」がゼロで会社のテイをなしていないのである。そして、おまけに、株主(国)に対してさえ、偽り隠蔽するような体質を抱えているのだ。これを形だけ、見直して貰って、チョンでは国民が困るのだ。

それに、不要不急の「かんぽの宿」でさえ、はげ鷹ファンドに思うように操られるようでは、都心に膨大な庁舎と集配センター等の不動産を持ち、大事な国民の資産である340兆円を預かる日本郵政の行く先がとても心配である。つまり、安易に上場公開したはいいが、気が付けば、いつの間にか大株主の外資に牛耳られている。そして、彼らに、おいしい部分だけ切り売りされて、挙句に、ボロボロで放り投げられる可能性がゼロといえないのだ。

そのときにはもう遅いので、そんな可能性のあることも予測して、手を打つのが又、政治でもあるのだ。その意味でも、矜持も恥も持ち合わさない、さもしいお人に、望むのは無理。こんな厳しい時代に、日本を任し、郵政の膨大な資産の管理をあなたに託すわけにはまいりませんって!・・。

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