昨日の出勤途中、満員電車の中で私の右肩を叩く人がいた。知り合いかな?と思って右を見たが、それらしき人が見当たらない。だが、次の瞬間、かなり低い位置から小さな女の子の声がした。「どうぞ」私の右後方に国立小学校の制服を着た小さな女の子がいた。そして、彼女はそのまま満員電車の乗客の中を割って消えていった。私の後ろには、優先席が空いていた。位置関係からして、私が肩に掛けたリュックにぶら下がる「ヘルプマーク」が、座席にいた彼女の顔の前にあったのだろう。障害者手帳は訳あってまだ申請しないが、いざという時のためにヘルプマークは身に付けていた。今まで、満員電車だろうが何だろうが、このヘルプマークで優先的に何かを勧められたことは一度もなかった。女子高生が堂々と友達と化粧しながら優先席に座っていたり、若い男女が座って携帯ゲームをしていたりするのだが、マークを見ても気づかぬ振り。今回のように、小学生から優先席を勧められたことは、嬉しく思うと同時に、この国の若者はどこでこういった勇気と純粋さを失ってしまうのだろう?という漠然とした不安を感じてしまうのであった。
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