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ワンヌア窯址紀行・#7

2017-08-19 07:08:32 | 窯址・タイ

<続き>

〇カロン・ワンモン窯址

ランパーン県ワンヌア郡の郡庁舎北部に窯址が存在することは従来から知られていたが、これらの窯址群は何故かワンヌアに存在するもののカロン窯群の一部として扱われている。それは焼成陶磁の特徴がカロンそのものであることによる。今般のワンヌア紀行でこの窯を訪れようとしたので、記事にした。訪れようとした・・・と記述したのは、途中で到達するのをあきらめたためである。

北タイ陶磁の泰斗であるShaw氏は、当該窯址をTung Hua(トゥンフア)窯と記述しておられるが、Ban Tung Huaの領域ではなく、それはBan Wangmonであり、ここではWangmon(ワンモン)窯と表記する。

位置としてはワンヌア郡庁の北方14-15km地点である。Wat Wangmonの角を左折後ワン川に架かる橋を渡るとダートが始まる。山中に入ると三叉路に至る。当初それを右折したが、雨季の集中豪雨で道床が洗われ前進不可能となり、引き返して元の三叉路に戻り左折した。この道も道床が洗われていたが、何とか尾根筋を越えることはできた。しかし谷筋の田圃を横断したところで、これも進入できない事態である。残り200-300mであるが、軽装備では徒歩もままならず、行くのを断念した次第である。次に行けるチャンスが到来するかどうか?、誠に残念であった。

                             <了>

 


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